4.お客様の安全のために

設備対策

踏切の安全対策

当社では踏切における事故の未然防止を目的に、以下のような設備対策を実施するとともに、関係機関と協力した踏切の拡幅や立体交差化を推進しています。


『視認性向上および遮断時のくぐり抜け防止』 道路からの視認性向上および警報中の踏切横断の防止を目的として、全方向型閃光灯(せんこうとう)やオーバーハング型警報機等を導入しています。また、全ての踏切遮断かんに「遮断かんさげベルト」「遮断かん警告標」を設置しています。[写真]遮断かんさげベルト 遮断かん警告標 オーバーハング型警報機 全方向型閃光灯(せんこうとう)
『踏切の拡幅』 踏切における交通の円滑化と安全性のさらなる向上を図るために、道路管理者と連携して踏切の拡幅を積極的に進めています。[写真]拡幅前 拡幅後
『踏切支障報知装置』 【押ボタン式】当社線すべての踏切道脇に設置された「非常ボタン」を押すことにより、接近してくる電車の運転士に、踏切で異常があることを知らせます。[写真]【自動式】踏切内に自動車などが立入った場合に、光線でこれを自動的に検知し、接近してくる電車の運転士に踏切で異常があることを知らせます。[写真]【レーダー式】現在、自動式踏切支障報知装置を設置している踏切では、より検知範囲の広い新型(レーダー式)踏切支障報知装置への更新を進めています。従来の光線による「線」での検知から、レーダーによる「面」での検知へとなったことで、さらに安全性を向上させています。※送受信機は障害物を検知するレーダーを発信します。また、リフレクタはレーダーを送受信機へ反射します。[写真]送受信機 リフレクタ
『踏切遮断時間の短縮化 』 「列車種別装置(急緩選別)」の導入により、踏切遮断時間の適正化に努めています。この装置を173か所の踏切に設置しています。[イラスト]通過列車の警報開始地点 停車列車の警報開始地点
『立体交差化の推進』 【竹ノ塚駅付近高架化工事】伊勢崎線の西新井駅~谷塚駅間において、足立区が施行する都市計画事業として、2020年度の事業完成を目指して連続立体交差化工事を推進しています。[写真]竹ノ塚駅付近高架化工事 【清水公園駅~梅郷駅間高架化工事】野田線の清水公園駅~梅郷駅間において、千葉県が施行する都市計画事業として、2017年度の事業完成を目指して連続立体交差化工事を推進しています。[写真]清水公園駅〜梅郷駅間高架化工事  さらに、伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅付近、春日部駅付近の連続立体交差事業計画について、早期の事業化を推進するため、関係自治体等との協議を進めています。今後も東上本線大山駅付近をはじめ、踏切の立体交差化の推進について関係自治体等に要請していきます。
駅の安全対策

お客様が安全に安心して鉄道をご利用いただけるよう、駅係員・乗務員による安全確認を徹底するとともに、ホームからの転落事故防止等の様々な設備対策を実施しています。

『可動式ホーム柵』可動式ホーム柵は、駅ホームの転落防止等、さらなる安全性向上を目的に設置するもので、前年の野田線船橋駅での導入に続き、2014年度には野田線柏駅で使用開始しております。 今後、東上本線においては和光市駅への設置を推進するとともに、川越駅についても地元自治体との協議を進めます。また、車両関係工事についても引続き推進します。[写真]
『CP(Color Psychology)ライン』 お客様に対し注意喚起を図るため、ホーム端に塗装を施した「CPライン」を導入しています。[写真] 『非常停止ボタン』 お客様がホームから転落した時などに電車を緊急停止させることを目的として、ホーム上に「非常停止ボタン」を設置しています。さらに主要な折返し駅では、ホームにいる駅係員がリモコン式の非常停止ボタンを携帯しており、緊急時には速やかに電車を停止させるようにしています。[写真]
『ホーム下注意喚起灯・ホーム端注意灯』 お客様が電車に乗降する際のホームからの転落防止を目的として、「ホーム下注意喚起灯」や「ホーム端注意灯」をホームの乗車位置付近に設置しています。また、点滅にあわせて「足元にご注意ください」という注意喚起の音声を流す装置の設置も行っています。[写真]ホーム下注意喚起灯 ホーム端注意灯
『転落検知マット』 「転落検知マット」は、お客様がホームと電車との間に誤って転落してしまった時に自動的に検知し、駅事務室等へ異常を知らせる装置で、ホームが曲線であるためホームと電車の間隔が開いてしまう駅に設置しています。 また、伊勢崎線浅草駅、とうきょうスカイツリー駅、野田線大宮駅、東上本線池袋駅の転落検知マットには、緊急停止の警報を発信することで付近を走行している電車を停止させる機能があります。 [写真]
『ホーム下待避口』 ホーム下に空間のない駅では、お客様が誤ってホーム下に転落した時に備えて、「ホーム下待避口」を設置しています。[写真]
『内方線付き点状ブロック』 目の不自由なお客様にホームの内側であることをお知らせする、「内方線付き点状ブロック」の整備を進めています。[写真]
『ホーム監視用ITV・乗降視認性向上板』 車掌が電車のドアを閉めるときに、ホームの安全を確認しやすいよう「ホーム監視用ITV」や「乗降視認性向上板」を設置するとともに、ホームの照明を明るくするなど視認性の向上を進めています。[写真]ホーム監視用ITV 乗降視認性向上板
『発車案内放送装置』 メロディや音声等でお客様に電車のドアが閉まることをお知らせする「発車案内放送装置」を設置しています。[写真]スピーカー 操作スイッチ
車両の安全対策
『車内非常報知器・非常通報器』 電車内で異常があった場合に、乗務員に対して異常を知らせる非常報知器を設置しています。また、電車によっては乗務員と直接通話ができる非常通報器を設置しています。[写真]非常通報器(客室内) 『転落防止用ホロ』 お客様がホーム上から車両間(車両連結部)へ転落することを防止するため、車両間のすき間へ転落防止用ホロを設置しています。[写真]
『車内バリアフリー化』 新造車両には、目の不自由なお客様にドアが開いている状態であることをお知らせするための「ドア誘導音」や、「ドア開口部の床の識別色(黄色)」の使用、耳の不自由なお客様にドアが開閉するタイミングが分かるようにドア付近のランプが点滅する「扉開閉予告灯」の設置、座席をご利用しやすくするために「スタンションポール」の取付けなどを実施しています。その他、リニューアル工事を実施する車両も、バリアフリーに対応した整備を実施しています。[写真]ドア開口部の床の識別色(黄色) 扉開閉予告灯 スタンションポール
列車無線・防護無線

全列車に列車無線装置を搭載し、列車の乗務員と運転指令との間で主として運転に関する指示、情報の収集・伝達を行っています。

また、列車無線装置には防護無線機能が組み込まれており、緊急時や異常時等に遭遇した乗務員が操作することで、付近の全列車に緊急停止の警報が発信され、警報を確認した乗務員は直ちに列車を停止させます。

イラスト・写真
ATC(自動列車制御装置)の導入

列車運行のさらなる安全性向上を図るため、当社として初めてとなる運転保安システムのATC(自動列車制御装置)を東上本線の川越市駅~小川町駅間で使用開始しました。また、2015年度中に東上本線池袋駅~川越市駅間において使用開始予定です。

従来の運転保安システムであるATS(自動列車停止装置)と比べ、先行列車との距離に応じて効率的なブレーキ制御を自動的に行うことが可能となったほか、曲線やポイント通過の際に列車の速度を自動的に安全な速度まで低下することが大きな特徴であり、列車運行のさらなる安全性向上を図ることが可能となりました。

イラスト

ATCとは、Automatic Train Control(自動列車制御装置)の略で、地上に設置していた信号機を、運転席の計器で確認できるように配置し、先行列車との距離に応じて効率的なブレーキ制御を行うほか、曲線やポイント通過の際に列車の速度を自動的に安全な速度まで低下させる装置です。今回東上本線において使用開始する「ATC」では、踏切支障時の列車防護機能や停車駅の定位置停止・誤通過防止などの機能ももたせており、安全性向上により一層寄与するものとなっています。

列車運行管理システム

運転指令(伊勢崎線・日光線)

運行管理システムについては、東上本線・越生線(2001年度)および野田線(2009年度)に導入しておりますが、2015年3月27日より伊勢崎線・日光線についても導入・使用開始いたしました。
これにより、全線において信号制御の集中化を行い、さらなる安定輸送の確保を図っています。また、列車位置や遅延などの情報を集約することにより、お客様に詳細な運行情報を提供できるようになりました。

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