4.お客様の安全のために

防犯対策


テロ対策

国土交通省が作成した「鉄道テロへの対応ガイドライン」に基づき、「不審者・不審物対応マニュアル」を作成するとともに、鉄道テロの発生を抑制するため、防犯カメラの設置、侵入防止対策、非常用インターホンの設置、警備腕章を着用しての巡回等を実施しています。

【警備腕章を着用しての巡回】

平常時においても、テロの未然防止を図る施策である「目に見えるテロ対策」の一環として、「警備」と表示した腕章を着用し、巡回警備を行っています。

伊勢志摩サミット警戒ポスター
【伊勢志摩サミット対応】

2016年5月26日、27日に開催された伊勢志摩サミット開催に伴い、駅構内・列車内の巡回および点検の強化、ゴミ箱・コインロッカー等の使用停止とともに、国土交通省、警察と連携のうえ車両基地および工場内・技術関係施設の巡回および点検の強化、不審者・不審物の発見等に係る放送等を行い、全社一丸となって警戒体制の強化を図りました。

【防犯カメラ設置】
駅・踏切の防犯カメラ

主要駅および無人駅に防犯カメラの設置(モニター監視および録画を実施)を進めています。駅以外にも車両基地や踏切への設置も進めています。

【非常用インターホンの設置】
駅ホームの非常用インターホン

不審者・不審物等をお客様が発見したとき等に、駅係員への連絡を迅速に行うため、主要駅のホーム階段付近に非常用インターホンを設置しています。

防犯カメラの設置・侵入防止対策

主要な車庫や留置線に対して、侵入抑止効果を高めるため、侵入防止フェンスの新設を行うとともに、防犯カメラや警告看板の設置、LED照明の増設など様々な対策を進めています。

侵入防止フェンス・警告看板
LED照明

安全への投資

安全関連設備投資として2016年度は、総額245億円(鉄道事業設備投資の約73%)を投入し、踏切および駅の安全対策のほか、線路・電気等施設の更新、増強改良等、様々な設備対策を実施し、安全対策の強化・向上を図っています。


各種訓練

乗客の避難誘導訓練
(南栗橋車両管区)
脱線復旧訓練
(森林公園検修区)
【異常時総合訓練】

踏切において列車と車が衝突した事故を想定した異常時総合訓練を、南栗橋車両管区および森林公園検修区において実施しました。

避難誘導訓練(和光市駅)
【九都県市合同防災訓練】

防災週間(8月30日~9月5日)期間中に九都県市合同防災訓練が実施されることに合わせ、当社では大地震の発生を想定し、列車の一旦停止訓練及び一部列車の徐行運転、要注意箇所等の点検訓練、対策本部設置訓練等を実施しました。このほか東上本線和光市駅において、警察・消防・自治体等と連携した避難誘導訓練等を行いました。

【地震発生時の対応訓練】

地震発生時における帰宅困難者等の対応について、行政機関等と一体となって取組むために、主要ターミナル駅等で実施される帰宅困難者対策訓練等に積極的に参加しています。2016年度は、伊勢崎線新越谷駅および東上本線池袋駅で帰宅困難者対策訓練が実施され、当社もこれに参加しました。

地震発生時の対応訓練(新越谷駅)
地震発生時の対応訓練(池袋駅)
【対応能力向上訓練】

不審者・不審物への対応能力の向上を目的として、テロ等の発生などを想定した対応能力向上訓練を、警察・消防機関と連携して行っています。2016年度は伊勢崎線越谷駅にてテロ対応訓練を実施しました。また、事故の発生を想定した対応能力を向上させるため、さいたま市消防局・春日部市消防本部と合同で南栗橋車両管区春日部支所において列車内における発煙を想定した避難誘導訓練を実施したほか、野田線春日部留置線において人身事故を想定したジャッキアップ訓練を実施しました。

テロ対応訓練の様子(越谷駅)
ジャッキアップ訓練(春日部駅留置線)

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