
2019年度、東武鉄道は、
安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指して、
鉄道事業において、
総額397億円の設備投資を行います。
通勤・通学やお出かけ時の快適性・利便性の向上を目的に、2020年度に日比谷線直通列車において、有料着席サービスを新たに導入します。
車両は東武鉄道「70000系」をベースに、ロング・クロスシート転換車両「70090型」を新造します。
六実~逆井間約3.9㎞の複線化については、今年度の完成を予定しています。
複線化後は、東武アーバンパークラインの速達性の向上を目的に、船橋~運河間の急行運転を行います。これにより、東武アーバンパークラインの急行運転区間が拡大し、より便利な鉄道になります。
より快適な移動環境を提供するために、車両の新造・改造を積極的に推進します。
地域の“顔”であり、まちの“玄関口”である駅を、より便利で快適にご利用いただけるよう、駅施設のリニューアル工事を引き続き推進します。また、駅を単なる通過点にとどめることなく、複合的な機能を持たせ、まちに開かれた駅空間とすることを目指して、商業施設と一体となったリニューアル工事も推進します。
トイレのリニューアル後(北千住駅南地下)
冷暖房付きホーム待合室新設後(北越谷駅)
和光市駅南口駅ビル(イメージ)
すべてのお客さまに便利で快適にご利用いただけるよう、引き続き、国、関係自治体のご支援のもと、バリアフリー化工事を推進します。 また、エレベーター・エスカレーターのリニューアル工事を推進するとともに、エレベーター内に防犯カメラを設置します。
わかりやすい運行情報を、迅速・詳細に提供するためのスマートフォンアプリ「東武線アプリ」の「列車走行位置」機能に、2019年度は東武アーバンパークラインを追加し、利便性の向上を図ります。
列車走行位置画面
踏切における渋滞や事故を抜本的に解消し、分断された周辺市街地を、安全・安心・スムーズに行き来できるようにするとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、鉄道の立体化を推進しています。
竹ノ塚駅付近の工事状況
とうきょうスカイツリー駅付近の工事状況
清水公園~梅郷間の工事状況
さらなる安全性の向上を図るため、各種踏切保安設備の更新を推進します。
全方向踏切せん光灯
駅ホームの転落防止等、さらなる安全性の向上を目的に、2020年度までに、1日のご利用者数が10万人以上の駅(押上・北千住3階・新越谷・池袋・志木)および東京オリンピック・パラリンピック競技会場最寄駅(北越谷・朝霞)の計7駅に、国・関係自治体のご支援のもと、ホームドアの設置を推進します。
朝霞駅ホームドア
車内のセキュリティ向上とテロ防止を目的として、東京メトロ線直通車両等に車内防犯カメラの設置を推進します。
500系車内防犯カメラ(参考)
自然災害に強い鉄道を目指し、防災対策工事を引き続き推進します。
江戸川橋梁の工事状況
発車案内表示器
運行情報表示器(デジタルサイネージ)
多言語対応自動券売機
TOBU Global Site
TOBU JAPAN TRIP
異常時に、より細やかなご案内をするため、運行情報等を、各駅に配信する一斉放送装置を新設し、インバウンドのお客さまにも分かりやすいよう、多言語対応とするなど、効果的に情報を提供します。2019年度は池袋~川越市に新設する工事に着手し、2020年度の完成を目指します。
キャッシュレスニーズに応えるため、2020年度までに、主な特急停車駅に設置している特急券専用券売機において、クレジットカード決済を開始します。
無料 Wi‒Fi サービスを、2020年度までに東京メトロ線直通の全車両に拡大します。
「TOBU FREE Wi-Fi」ロゴ
日光・鬼怒川エリアの沿線活性化を推進するため、観光コンテンツの1つであるSLについて、年間を通してお楽しみいただけるよう、SL2機体制に向けて様々な準備を進めます。
また、今まで以上にSL・DLの旅をお楽しみいただくことを目的に、SL大樹・DL大樹の客車として、JR北海道で活躍していた14系客車「ドリームカー」1両を新たに導入しました。今後は、SL・DLの年間運転日のうち約40日を「ドリームカー」を中間に連結した3両編成にて運転する計画です。
C11形蒸気機関車 復元作業の様子
14系客車ドリームカー(座席)
鬼怒川線を、ファミリーでお楽しみいただける「昭和レトロ感」のある “テーマパーク”にするため、2019年度においては、新高徳駅のリニューアル工事を行います。
下今市駅舎昭和レトロ調リニューアル後