新・駅前そぞろ歩記

音楽と光が奏でる 冬のファンタジー
東武動物公園(とうぶどうぶつこうえん)

「冬の動物園」と聞くと、なんだか寂しげな情景が思い浮かびますが、冬の東武動物公園はさにあらず。むしろ夏以上に賑やかで、きらきらと輝く季節なのです。そのわけは「ウインターイルミネーション」。日暮れとともに約200万球のLEDが、自然豊かで広大な園内をきらびやかに彩るのです。今年で8年目を迎える冬の一大イベントはますます進化。ファミリーで、カップルで、園内の動物たちといっしょに冬を楽しんでください。

東武動物公園(とうぶどうぶつこうえん)
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東武動物公園(とうぶどうぶつこうえん)
「新しい村」で宮代産の新鮮野菜ランチ

東武動物公園駅の新しい西口広場は、駅周辺整備によって昨年完成。かつてここには東武鉄道の機関車や貨車の整備工場があり、その歴史を標(しる)すため広場の一角に、工場で使われていた転轍機(てんてつき)(線路のポイント切り替え装置)がモニュメントとして設置されています。

東武動物公園へ向かう駅前通りも綺麗に整備され、カフェや雑貨屋さんなど新しい店も増えて、歩いて楽しい通りです。ユニークな設計で知られる宮代町のコミュニティセンター「進修館」にもちょっと寄り道して、不思議な空間を楽しみたい。その先の役場前にあるスキップ広場には、かつて東武鉄道で活躍した明治生まれのイギリス製蒸気機関車(B4形)が展示。運転台に入ることもできます。

駅前から徒歩10分ほどで東武動物公園に着きますが、その前にちょっと寄り道。動物公園東ゲートの近くに建つ笠原小学校は、進修館と同様にユニークなデザイン。この校舎の横道を2分ほど歩くと農業公園「新しい村」に着きます。園内には田畑やハーブ園、雑木林など、自然のままの農村が凝縮。懐かしい遠い故郷の風景が蘇ります。

ここで人気を集めているのが、「森の市場 結(ゆい)」。地元農家の方が育てた新鮮な野菜や加工品の直売所で、安心・安全な商品ばかりです。「森のカフェ」ではテラスで村の風景を眺めながらの美味しいランチ。季節ごとの農業体験やコンサートなどのイベントも盛んですが、年末は宮代産の玄米やそば、つきたての餅などを特価販売する、歳末大感謝祭(12/26〜31)が催されます。

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東武動物公園(とうぶどうぶつこうえん)
冬の東武動物公園は ウインターイルミネーション

今年、開園35周年を迎えた東武動物公園。広々とした敷地に希少種のホワイトタイガーをはじめ約120種1200頭の動物が伸び伸びと暮らす動物園は見学するだけではなく、ポニー乗馬やウサギなどと直接ふれあえたり、餌やり体験ができるのも魅力です。また遊園地にはスリリングな絶叫系からほのぼの系まで、バラエティ豊かなアトラクションがいっぱい。親子で、カップルで、友だちと、孫と、いろいろな楽しみ方ができるハイブリッドなレジャーランドです。

冬の楽しみは、今年は11月12日から始まる「ウインターイルミネーション2016-2017」。夜まで開園時間を延長して、園内が光に包まれるファンタジーの世界に変身するのです。

メイン会場は園内中央の「ハートフルガーデン」。入り口では造花で作ったゾウやキリンなど、動物たちが全身を光で彩ってお出迎えします。広場いっぱいに敷き詰められた色とりどりのLEDはまるで光のお花畑。その奥には超ワイドなLEDビジョンがCG映像を映し出し、音楽と融合した幻想的なショーを楽しむことができます。

そのほか、「白鳥の池」を取り囲むサクラ並木には桜色の光のパノラマ。「鯉牧場」の湖面にはハートのオブジェが輝き、恋の湖に。遊園地のアトラクションもきらびやかにライトアップされます。

動物園エリアでは、夜間の動物展示やライトアップが楽しめて、クリスマスシーズンにはトナカイも登場する予定です。冬の東武動物公園は、めくるめく光の王国になるのです。

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東武動物公園MAP
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