STAFF VOICE
07
KOBAYASHI TOMOKO

お客様の生命をお預かりする責任。
その託される重さを
しっかりと受け止めて。

小林 知子

春日部乗務管区(運転)
観光学科卒
2009年入社

1枚のポスターが
私の人生を
大きく変えました

銀行員時代、かわりばえのしない日常に少し疲れていた私が通勤途中で偶然目にしたのは、東武鉄道の駅員募集のポスターでした。“駅スタッフとして働くのもいいかな”。もちろん鉄道の知識はまったく無く、鉄道会社で働くなんてそれまで夢にも思ったことがなかったのですが。でも、そんなふうに感じたのは、やはり私自身が東武線沿線に生まれ育って、幼い頃から親しんできたためだと思います。まさに“縁”だったんですね。そして、採用いただき実際に働き出したら、社会のために、地域のために日々を過ごしているんだという手応えは、想像以上に魅力的でした。その想いは、やがて車掌や運転士としても活躍したいという希望へと高まっていき、乗務員になるための試験を受けるという決断に。たった1枚のポスターとの出会いは、こんなふうに私の人生を大きく変えてくれました。

責任の重さこそ、
誇りの大きさに

運転士の仕事とは、人の命をお預かりする仕事です。ラッシュ時に満員のお客様をお乗せして出発するときに感じるハンドルの重さは、その責任の重さに他なりません。託された命の重みを実感する毎日です。1日、何事もなく業務が終了したときの達成感と安堵感、そして充実感は言葉では言い表せません。運転士になるためには養成所で研修を受け、指導運転士という“師匠”に厳しく鍛えていただきます。その後、ようやく1人前として乗務するわけですが、初めて“師匠”から離れて1人で乗ったときのプレッシャーは、今でも忘れられません。時々、幼い頃に乗っていた東武電車を、今、自分が運転しているんだという事実に、不思議な気持ちになります。私の運転する電車に高校生の娘が通学で乗り込んでくることもあるのですが、目が合うと、少し照れくさいけれど、とても誇らしい気持ちになります。

「お互い様だから」という
温かさがあります

これからも鉄道の仕事を続けていきたいとは思うものの、一方で東武鉄道の手がける他の事業も幅広く見てみたいという気持ちもあります。自分の将来の可能性は広がる一方です。実は、鉄道会社って男性ばかりというイメージがありますが、女性が活躍する場面も確実に増えています。子育てしながら働き続ける女性も珍しくありません。お休みが取りやすいので子どもの学校の行事などに合わせて休めるし、急な発熱で病院へ連れて行かなければならないというときも、仲間が「お互い様だから」と支えてくれます。こんな温もりある社風だから、子育てしながらも無理なく働き続けられるのだと思います。何の知識や経験もない私でも、こんなふうに運転士になれたのだから、後輩の皆さんにもぜひ私の後に続いて欲しいですね。「沿線の人々の役に立ちたい」という気持ちさえあれば大丈夫。きっと望みはかなえられるはずです。

MY-ENERGY
私の活力源

娘の写真をいつも大切に
持ち歩いています

娘がいるから、仕事も頑張れるのは間違いありません。私たち乗務員が必ず携帯していなければならないのが『乗務員手帳』ですが、私はこれに娘の七五三の写真を挟んで持ち歩いています。しみじみ眺めたりするわけではありませんが、いつも娘と一緒に過ごしている気持ちになれます。娘が学校で頑張っているから私も頑張る。その想いが活力源です。

MY-HOLIDAY
休日の過ごし方

家族との時間を大切にして
旅行を楽しんでいます

運転士には泊まり勤務もあるため、家族との時間の過ごし方は、普通の母親とは大きく異なります。その分、おしゃべりや食事など、一緒に過ごす時間を大切にしています。時には母娘で旅行を楽しむこともあり、最近では韓国に行ってきました。年次有給休暇を取得しやすいなど、家族との時間を大切にしたい私にとって、東武鉄道はとてもいい会社です。

TOP