江戸時代 - 文化4年(1807) - 小川菊

    200年以上の伝統の味を伝えるうなぎ店

    創業は文化4年(1807)で、川越のうなぎ店のなかでも最も古い歴史をもつ老舗。現在は7代目の小川修一郎(おがわしゅういちろう)さんが大正浪漫夢通りにある店を受け継いでいます。

    関東大震災の後、大正初期に建てられたという建物は、あとから3階を付け足した、珍しい木造3階建て。上の階にいくごとに道路から後退する屋根と壁、薄い軒先、いくつにも分割されたガラス戸などが特徴です。

    平成24年(2013)には、建物ごと持ち上げる「曳家工法(ひきやこうほう)」という方法によって、大掛かりな耐震改修工事が行われました。内装も大正時代の雰囲気を残しながら一新され、1階の小上がりもすべてテーブル席に。2階も、畳の上にテーブルと椅子が置かれました。

    うなぎは国内産のよいものだけを厳選して使っています。調理法は時代ごとに多少の変化があったようですが、タレは当主だけに伝授されてきたとか。この辺りの地域がら、大店衆が多く、甘めの味付けが好まれたためだそうです。

    「うな重」2,850円は、身はふっくら柔らかく、皮はパリッと香ばしいうなぎが甘辛いタレと絡み合って、まさに絶品。長年受け継がれた伝統の味は、多くのファンを魅了し続けています。

    見どころ

    店の歩みを感じさせる道具

    1階には昔の冷蔵庫やうなぎを焼いていた調理器具などが置かれています。使い込まれた道具たちは、この店で積み重ねられてきた歴史を物語ってくれます。

    明治期から昭和30年代まで使われていた火鉢

    天井やステンドグラスなどの意匠

    改修工事の後も、秋田杉や屋久杉などを使った貴重な天井などは大切に残されています。特に2階の天井は竣工当時のままで、見上げると帯の結び目を表したというユニークな意匠も。階段の踊り場の窓にあるステンドグラスも印象的です。

    当時の職人の遊び心を感じさせる

    所在地 : 川越市仲町3-22 アクセス : 東武東上線・JR川越線「川越駅」東口から徒歩20分
    東武東上線「川越市駅」から徒歩13分
    東武バス、小江戸名所めぐりバス「仲町バス」下車、徒歩2分
    電話 : 049-222-0034
    時間 : 11時〜14時、
    16時半〜19時LO(売切れ次第終了)
    休み : 木曜(祝日の場合は営業)・不定休あり

    ※表示価格は2015年3月取材時の税込価格です。

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