江戸時代 - 寛永4〜11年(1627〜34) - 時の鐘

    江戸時代の音が鳴る、川越のシンボル

    蔵造りの町並みにそびえ、ランドマークとなっている木造の鐘楼(しょうろう)。江戸幕府が鐘を鳴らして江戸市中に時を告げていたことにならい、寛永4〜11年(1627〜34)の間に当時の川越城主だった酒井忠勝(さかいただかつ)のときに建てられたと伝えられています。その後、松平信綱(まつだいらのぶつな)が川越城主として入封したときは、鐘が破損していたため、承応2年(1653)に鋳造(ちゅうぞう)。享保(きょうほう)18年(1733)には鐘楼堂の上に火の見櫓(やぐら)を付け足したという記録もあります。

    安永(あんえい)3年(1774)と安政(あんせい)3年(1856)の大火事、明治26年(1893)の川越大火などでたびたび焼失しましたが、その都度、再建されました。現在の檜造りの塔は商人たちが中心となって実業家などから寄付を募るなどして、川越大火の翌年に完成したものです。

    昭和10年代後半には、戦時色が深まる中、警防上の理由で鐘がつけなくなり、戦後も毎年6月10日の「時の記念日」につく程度となってしまいます。しかし、復活の声が高まり、再び時を知らせることになったのは昭和50年(1975)のこと。自動鐘打機が寄贈され、蔵造りの町並みにまた鐘の音が響くようになりました。

    ※平成27・28年度に耐震化工事を予定しています。

    見どころ

    1日4回鳴る鐘は電動式

    3層構造の鐘撞堂の高さは約16m。かつては鐘つき守が決まった時間に鐘をついていましたが、現在は電動式で1日4回、6時、12時、15時、18時に6回ずつ鐘が鳴り、時を告げています。この鐘の音は、平成8年(1996)に環境庁(現・環境省)の「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれました。大晦日の夜には、除夜の鐘としてもつかれています。

    建物の構造は江戸時代の鐘撞堂と同様に設計

    所在地 : 川越市幸町15-7 アクセス : 東武東上線・JR「川越駅」東口から徒歩24分
    東武東上線「川越市駅」から徒歩18分
    東武バス、小江戸名所めぐりバス「一番街バス停」下車、徒歩1分
    小江戸巡回バス「蔵の街バス停」下車、徒歩2分
    電話 : 049-222-5556(川越市観光案内所)
    時間 : 11時〜15時ごろ
    休み : 月曜
    page top