古墳時代 - 4世紀後半 - 三変稲荷神社古墳

    県内最古級の古墳の上に立つお稲荷さま

    喜多院から南東に500mほど歩いたところに、赤い鳥居が何本か連なった小さな稲荷神社があります。喜多院が所有する神社で、祠の中には大小さまざまな狐の像が奉納されています。「三変」とは変わった名前ですが、喜多院の尊海僧正(そんかいそうじょう)がここを訪れた時に現れた、天竺(てんじく)・中国・日本の三世界に各千年ずつ生きたという白狐にちなんでいるとか。

    この稲荷神社が立っているのは、こんもりとした古墳の上。現在は15mほどの大きさですが、昭和60年(1985)の調査で1辺約25mの方墳と判明しました。周辺から石製の腕輪や四神獣がデザインされた白銅製の鏡、「底部穿孔(ていぶせんこう)壺型土器」という埴輪の原型になったとされる土器などが出土したため、つくられた時期は4世紀後半と推定されています。つまり県内でも最古クラス。貴重な出土品は、川越市立博物館で見ることができます。

    川越市内では、喜多院内に慈眼堂(じげんどう)古墳が、日枝神社脇に日枝(ひえ)神社古墳があるほか、2kmほど離れたところには氷川(ひかわ)神社古墳、愛宕(あたご)神社古墳、浅間(せんげん)神社古墳もあり、ここ三変稲荷神社古墳と合わせて「仙波古墳群」と呼ばれています。興味があれば、古墳めぐりをしてみるのもよいかもしれません。

    見どころ

    ムクノキの巨木

    祠の裏には、ムクノキでは川越市内で最大級の巨木が静かに立っています。特に指定は受けておらず、樹齢もはっきりしませんが、太い幹や発達した根などに堂々とした風格が感じられます。

    樹齢を重ねて大きく育ったムクノキ

    所在地 : 川越市小仙波町4-9 アクセス : 武東上線・JR「川越駅」東口から徒歩19分
    西武バス「小仙波町四丁目バス停」下車、徒歩4分
    小江戸名所めぐりバス「喜多院前バス停」下車、徒歩8分
    小江戸巡回バス「中院バス停」下車、徒歩7分
    電話 : 049-222-5556(川越市観光案内所)


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