明治時代 - 明治27年(1894) - 亀屋本店/山崎家住宅

    川越藩の御用達(ごようたし)をつとめた和菓子屋

    蔵造りの商家が軒を連ねる一番街通りの中でも、代表的なもののひとつ。現在の建物は川越大火から間もない明治27年(1894)に、5代目山崎嘉七(やまざきかしち)によって建てられたもので、現在の紙幣価値で約2億円もの資金を費やして完成したとされています。

    初代嘉七が和菓子屋を創業したのは天明(てんめい)3年(1783)。修業していた亀屋清右衛門(かめやせいうえもん)から「亀屋」の暖簾(のれん)を許され、代々、川越藩の御用達(ごようたし)をつとめました。代表的な商品は、かんなで薄く切ったサツマイモを鉄板で焼いた「初雁焼」1袋594円、亀甲の型をした「亀の最中」1個87円、白餡を包んだ生地にニッキをまぶして焼いた「こがね芋」1個152円など。

    江戸時代から続く定番商品のほか、新商品の開発にも積極的。サツマイモのクリームをシュー生地に入れた「小江戸川越シュー」1個162円など洋の素材を取り入れたものや、季節ごとの限定商品も好評です。

    北海道産の小豆や新潟産のこがねもち米を使うなど原材料にもこだわっており、安心安全でおいしい本物の和菓子をつくり続けるために、日々研究を重ねているそうです。先祖伝来の技術を次代に伝えながら、時代に合わせた味や経営を考えてきたからこそ、8代にわたって歴史を刻むことができたのでしょう。

    見どころ

    昔の工場を改装した美術館

    店の裏にあるかつての工場は改装され、昭和57年(1982)から山崎美術館として公開。川越出身の日本画家・橋本雅邦の作品が中心に展示されています。砂糖蔵では、昔使われた木型など菓子作りの道具も見られます。鑑賞後に、お茶とお菓子をいただきながら休憩できるスペースも用意。
    営業時間:9時30分〜17時
    休館日:木曜と毎月末の2日間(土日を除く)
    料金:入館500円

    季節に合わせた日本画や美術品などが展示される

    所在地 : 川越市仲町4-3 アクセス : 東武東上線・JR「川越駅」東口から徒歩21分
    東武東上線「川越市駅」から徒歩14分
    東武バス、小江戸名所めぐりバス「仲町バス停」下車、徒歩1分
    電話 : 049-222-2052
    時間 : 9時〜18時
    休み : 無休

    ※表示価格は2015年3月取材時の税込価格です。

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