明治時代 - 明治3年(1914) - 陶舗やまわ

    風格ある蔵造りはロケ地としても有名

    長喜院(ちょうきいん)の参道と一番街が交わる角地にどっしり構える建物は、見事な入母屋(いりもや)造りの蔵造りです。川越大火直後の明治26年(1893)に、もともと呉服商を営む山本平兵衛(やまもとへいべえ)が建てたもので、表通りから店蔵、漆喰(しっくい)で塗り込められた住居、物置、土蔵が連続して並んでいます。屋根の上にそそり立つ箱棟や大きな鬼瓦(おにがわら)と影盛(かげもり)、2階の観音開扉などが見どころです。

    陶磁器や漆器の専門店としては、現在のご主人・原知之(はらともゆき)さんで3代目。平成元年(1989)に存在感ある太い柱や梁(はり)などは生かしながら改装され、店内は明るくモダンに生まれ変わりました。平成21年(2009)3月から放送されたNHK朝の連続テレビ小説『つばさ』では、この建物の外観がヒロインの実家という設定で使われました。

    表の店舗には、瀬戸焼、信楽焼、有田焼など各地の焼きものや、地元作家の作品などがズラリと並んでいます。奥には「陶路子(とろっこ)」があり、さらに奥の土蔵では陶芸教室を開講。かつて住居として使われていた2階は、工芸品や雑貨を扱う「はるり銀花(ぎんか)」というお店になっています。店と喫茶、体験施設が融合して多くの人が集まり、今も生き続けている貴重な蔵造りの建物です。

    見どころ

    地元作家のセンスが人気を呼ぶ

    店内には、普段の生活を豊かにしてくれる手ごろなものから、贈り物に最適なものまでを取り揃えています。地元作家の作品が多いのも特徴で、「小江戸川越 福福まねき猫」4,860円は陶芸家の石川覚子(いしかわさとこ)さんによるオリジナル商品。左手を上げた猫の中に、右手を上げた子猫が入っていて、人も金運も招いてくれる縁起のよいまねき猫です。

    ユニークな仕掛けで、二重の福を招く

    散策の疲れを癒せるカフェ

    店蔵の一角にある「陶路子」では、ゆったりした店内でランチやお茶が楽しめます。サツマイモづくしの「さつまいもミニ懐石」(ランチタイムのみ)1,900円やさつまいもケーキ480円などが好評。形や色もさまざまな器が使われていて、目でも楽しめるのが魅力です。営業時間:10〜17時。

    外観も内装も洗練されたデザイン

    一日体験できる初心者歓迎の陶芸教室

    店蔵の奥にある蔵では、陶芸教室を開講しています。午前中に手びねりによる作陶、午後に削りが体験できる1日陶芸教室3,800円では、初心者でも丁寧に教えてもらえます。作品ができあがるまでは約1ヵ月半かかり、宅配便で送ってもらうこともできます。じっくり陶芸を楽しみたい人のための長期陶芸教室(月3回)もあります。

    手づくりならではの温かみのある作品

    所在地 : 川越市幸町7-1 アクセス : 東武東上線・JR川越線「川越駅」東口から徒歩23分
    東武東上線「川越市駅」から徒歩22分
    東武バス、小江戸名所めぐりバス「一番街バス停」下車、徒歩1分
    電話 : 049-222-0989
    時間 : 10時〜18時
    休み : 不定休

    ※表示価格は2015年3月取材時の税込価格です。

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