TOBU RAILWAY
SINCE 1897

古くは両毛地域と東京を結ぶ
鉄道の開通から、
日光への観光路線開拓、
東京スカイツリーの建設、
新型特急スペーシア Xでの旅まで。
東武鉄道の長い歴史の中で、
沿線に様々な「新しい景色」が誕生しました。
街がつながり、賑わいが生まれ、
暮らしが変わっていく。
そんなわくわくする体験を、
沿線の皆様、鉄道をご利用いただく
全ての方へ、
これからもお届けしていきます。

SPECIAL CM

STORY

東武鉄道の軌跡

  • 北千住〜久喜間 営業開始
  • 日光線開業
  • 東武百貨店 池袋本店 開店
  • 東武動物公園 オープン
  • 東武鉄道 新タワー建設事業開始
  • 東京スカイツリー®完成
  • 特急 スペーシア X 運行開始

1899年

北千住〜久喜間 営業開始

始まりは、明治の終わり、北千住と久喜を結ぶ一本のレールからでした。沿線一帯は桑畑が広がり、生糸や織物の生産で地域のみならず日本の産業を支えていました。鉄道は、それらを港へと運ぶために敷設されたのです。北千住駅、久喜駅の誕生で町が活性化され、やがて利根川に橋が架けられました。移動のためだけではなく、地域の成長を支えるためにスタートしたこの路線。その精神は今も、街づくりの原点として息づいています。

1929年

日光線開業

昭和初期、日本全体が好景気に沸いていた時代、首都圏と日光を結ぶ新たな路線が開業しました。信仰と文化の地・日光は観光地として注目を集め、路線の開通により首都圏から日帰りで訪れることが可能となりました。さらにプラス料金で豪華車両を利用できる仕組みを整え、誰もが「特別な鉄道旅」を楽しめるようになりました。大切な人と見る車窓の景色は、移動を超えた旅そのものの象徴に。今もこの路線は、日光の魅力を届ける架け橋です。

1962年

東武百貨店 池袋本店 開店

高度経済成長期の東京。街には次々と百貨店が建ち並んでいった時代でした。そんな中、副都心と呼ばれた池袋でも、レクリエーション施設として構想が進められ、東武百貨店が誕生します。当時はその名残でスケートリンクも併設され、多くの人でにぎわいました。百貨店は時代のトレンドやカルチャーを発信する拠点として機能し、人々の暮らしに寄り添ってきました。駅と百貨店が一体となり、文化を育む役割は、今も変わらず続いています。

1981年

東武動物公園 オープン

1981年、東武鉄道創立80周年を記念して、沿線の人々への感謝を込めて誕生したのが東武動物公園です。沿線の暮らしに新しい余暇の過ごし方を提案し、動物たちと自然が迎える空間を作りました。開園してから現在に至るまで、周辺は住宅や商業施設が整備され、沿線の暮らしはより豊かに変化してきました。日光観光とはまた異なる新たなレジャースポットとして、鉄道と地域がともに育ててきたこの公園は、今も多くの笑顔にあふれています。

2006年

東武鉄道 新タワー建設事業開始

2006年、地上波デジタル放送の開始に伴い、新たな電波塔の建設プロジェクトが始まりました。東京の新たなシンボルをつくるこの事業は、地域住民の声を受けて立候補し、17ヶ所の候補地の中から採択されたものです。安全性や景観、防災、地域との調和など、多様な視点を束ねながらスタート。鉄道会社として培ってきたインフラの知見を活かし、豊かな街づくりを目指しました。この一歩が、新しい時代を切り拓く契機となったのです。

2012年

東京スカイツリー®完成

2012年、東京スカイツリーが完成。長い年月をかけた挑戦が、ついに形になりました。高さ634メートルの電波塔は、東京の街並みを一望できるだけでなく、国内外から多くの人々を惹きつける観光拠点へと成長。観光の中心地であると同時に、日本の技術と文化を世界に発信するランドマークとなったのです。商業施設と連動することで街全体の価値が高まり、現在に至るまで、沿線のみならず日本の象徴として新しい景色を見せ続けています。

2023年

特急 スペーシア X 運行開始

2023年、あたらしい旅のかたちを描く新型特急「スペーシア X」が走り始めました。日光・鬼怒川への「移動そのものを旅体験に変える」という発想のもと、日光東照宮の胡粉をイメージした白い車体や、江戸文化を想起させる幾何学模様の六角形の窓を採用。車内では6種のシートバリエーションを用意するほか、カフェカウンターで沿線の豊かな恵みを味わうフードやドリンクが楽しめます。駅に立った瞬間から旅は始まり、列車に乗り、目的地へと続いていく。そんな鉄道体験がここにあります。

MUSIC

スペシャルタイアップ

東武鉄道初のアニメーションCMの主題歌を担当するバンド「Natural Lag」。CM書き下ろしの新曲『Step By Step』は東武線北千住駅の下り特急専用ホームの発車メロディに起用されています。今回はメンバーの皆さんに音楽や今後の活動などについて伺いました。

東武鉄道「アニメーションCM」タイアップソング

MUSIC

「Step By Step」

作詞 : 花村想太,MEG.ME
作曲 : Natural Lag,MEG.ME
編曲 : MEG.ME,Louis,福田智樹
Key & Stings by MEG.ME

Natural Lag

アーティスト「Da-iCE」の花村想太のボーカルを中心に、ギター・福田智樹、ベース・アベノブユキ、ドラム・Louisの4人から成るバンド。バンド名はNatural(自然な)とLag(ズレ、遅れ)の造語で、自分以外の人と生じるズレにより他人を嫌いになったり愛しく思えたりする…そんな人との自然なLagを大切に思える曲作りをしたいという意味が込められている。

このCM曲『Step By Step』には、どんな想いを込めて制作されたのでしょうか?

花村:この曲は、電車に乗る人たちの姿を想像しながら作りました。仕事やバイトに向かう人、大切な人に会いに行く人、アーティストに会いに行く人がホームに立っているなあと思って。皆、誰かのために動いているんですよね。広い意味で見たら、それは巡っていって世界を良くしていることなんじゃないかなと。だから、電車に乗っている人たちは皆、世界を救っているヒーローなんだ、という気持ちを込めました。

普段、曲作りはどのような場面でインスピレーションが生まれるのですか?

福田:特別な場所ではなく、日常の何気ない時間に生まれることが多いです。たとえば移動中や、ふと立ち止まったときにメロディが頭に浮かんできます。音楽って、意識してつくるというより"降りてくる" 感覚に近いんです。慌てて鼻歌をレコーダーに録音することもありますね。

この曲はCMだけでなく駅の発車メロディとしても採用されているのですよね?

福田:はい、北千住駅の下り特急専用ホームで発車メロディとして採用していただくことになったんです。先日お披露目式があって僕たちも登壇したのですが、列車が発車するその瞬間にこの曲がホームに響いたときは本当に感激しました。これからお出かけする方が「はじまりのメロディ」としてこの曲を聞いて特急に乗るんですよね!そう思うと本当に嬉しいです。

プライベートでおでかけしてみたいところはありますか。

花村:電車の旅だと、以前SNSで流行った発車メロディを使ったチャレンジみたいなのを、「東武線バージョン」でやってみたいですね。ナチュラグの場合は踊りじゃなくて、発車音を演奏する感じで。
アベ:ぜひアコースティックバージョンで!205駅あるなら、1年かけてやりましょう(笑)

最後に、この曲を聴く方々へメッセージをお願いします。

福田:ぜひ北千住駅からこの曲を聞いてください。僕も「スペーシア X」で、鬼怒川方面に行ってみたいです。
アベ:温泉に行きたいよね。僕らの音楽を知らなかった方にも届いて、本当にうれしいです。東武鉄道さんとのご縁をきっかけに、いつか東京スカイツリーでもライブができたらいいですね(笑)
Louis:駅にポスターを掲示していただいたり、映像やCMを流していただいたりとなかなか経験できない機会をいただきました。今回ナチュラグを知ってくださった方にも、、僕たちの音楽を楽しんでいただけたらうれしいです。
花村:今回僕らの初のタイアップで、ファンの方もすごく喜んでくれました。北千住駅で発車メロディを聴いた方に、僕たちがあのメロディを作ったんだと覚えてもらいたいですね。これから応援してくださる方々が誇れるバンドになれるように頑張ります。

*2025年2月の取材より

CM MAKING

CM制作のウラ話 令和の東武沿線

MAKING01

時代考証を繰り返し125年以上の歩みを正しく伝える

今回のアニメーションCMは、東武鉄道と沿線の人々の125年以上にわたる歩みを丁寧に描くことから始まりました。明治時代から始まり、昭和初期、戦後の高度成長期、そして平成から令和。膨大な資料から時代を選び、当時の空気を再現するため資料を読み解く必要がありました。
特に苦心したのが、時代考証。たとえば、駅の掲示板、パンタグラフの位置、電線の有無など細部まで注意を払わないと、描くべき時代との整合性を失ってしまいます。もし1つでも見落としや誤りがあれば、作品の信頼性そのものが揺らいでしまいます。実在する資料写真、構内図、車両資料など、膨大な歴史アーカイブを一つずつ照らし合わせ、当時の情景を再現しました。
こうした考証の積み重ねによって、歴史の変遷を確かな根拠をもって見せるCMが完成しました。

MAKING02

時代ごとに
イラストタッチを書き分け
風景の移り変わりを描く

CMでは、東武鉄道沿線の景色を明治・昭和初期・昭和後期・平成・令和で描き分けています。それぞれの時代が持つ空気感を視覚的に表現するため、イラストタッチも大きく変えました。
明治期は、水彩のような柔らかい線で情報の解像度がまだ粗い時代を表現。養蚕業がさかんだったことから作業姿を丁寧に描きました。昭和初期は資料をもとに、和装と洋装が混在する生活感を手書きアニメーションタッチで再現。昭和後期は高度成長期なか続々と建設されていく百貨店や遊園地を、レトロアニメ風の線と色使いで表現しました。令和に近づくにつれ、現代アニメのタッチへと変化させています。
さらに、主人公となる現代のキャラクターは、年齢変化を細やかに設定し、スカイツリー建設(2006)・完成(2012)・スペーシア X運行開始(2023)まで、東武沿線の出来事とともに少女から大人へと成長する人生そのものを表現しています。

MAKING03

変わりゆく景色を
一つの物語として
つなぐためのアニメーション制作

今回のCM制作では、「東武鉄道が沿線の人々と共有してきた景色の変化を、どのように一つの物語にまとめるか」という点が重要でした。明治の養蚕風景や、当時の車両のにぎわいなど、資料では残らない当時の空気を描きたい。そこで辿り着いた手法がアニメーションでした。
制作チームがこだわったのは、各時代の主人公の「瞳」を通じて時代を転換させる演出です。スカイツリーから見える東京の眺望、桑畑を抜けて走るSLの姿、旅の途中で見た日光の景色、通勤の車両から眺める町並み。それらを見つめる瞳の表情で、鉄道がもたらした新しい景色に心を動かされる、まさにその瞬間を描いています。瞳をブリッジにして時代をつなぐことで、東武鉄道と沿線の人々が歩んできた125年以上の時間を、一つの物語としてまとめています。

LOCATION

あのシーンの場所、いまどうなってるの?
令和の東武沿線

#1

養蚕と生糸
「令和に生まれ変わる
『伊勢崎銘仙』」

かつて日本有数の養蚕の地として生糸生産が盛んだった東武沿線。群馬県伊勢崎市はこの生糸を用いた『伊勢崎銘仙』の名産地で、個性的な併用絣(へいようかすり)の柄が明治〜昭和初期、多くの女性を魅了しました。一度途絶えかけた銘仙を現在に蘇らせているのが株式会社Ay。代表の村上さんは伊勢崎市出身。学生時代には伊勢崎駅から東武鉄道で太田駅へ遊びに行った思い出もあると語ります。着物をほどき、クリーニングし、限られた布を最大限に生かしながら再構築するアップサイクルによって、銘仙に再び命を灯しました。
村上さんは「伝統は革新によって生き続ける」と語ります。古布をただ保存するのではなく、再び着てもらうことで文化を未来へとつなぐ。近年は、エプソン社との協働で100年前の図案をデジタル化し、新しいテキスタイルとして発信。2025年にはパリ・ファッションウィークにも出展高い評価を得ました。
生糸は、かつて鉄道で港へ運ばれ、世界へ広がりました。令和の今、再び一本の糸が地域と世界をつなごうとしているのです。

#2

日光観光
「深めて味わう、
令和の日光観光」

日光の旅は、時代とともにその楽しみ方を変えてきました。二社一寺を巡り、自然を味わう王道の旅は今も健在ですが、令和の旅人は深く土地を味わいます。近年はスノーアクティビティなど冬の魅力も注目され、「滞在」することで日光観光をじっくり楽しむようになってきました。
日本最古のリゾートホテル・日光金谷ホテルは150年にわたり変わりゆく旅のかたちに寄り添ってきました。現在は登録有形文化財である本館はじめクラシカルな意匠建築をめぐる「館内ツアー」を提供。滞在そのものを旅の価値へと高めています。さらに、大正時代のレシピを再現した名物『百年ライスカレー』に加え、歴史を重ね愛されてきた食パンの製法を受け継ぐ『金谷ホテルベーカリー』でも、パンやスイーツを通じて日光・栃木の新たな食体験を発信する取り組みも進んでいます。
巡る旅から、味わう旅へ。クラシカルな文化と現代の感性が交わる場所である金谷ホテルをはじめ、日光ではこれまで以上に滞在価値を重視する旅が見直されてきています。

#3

東武百貨店
「世代を超えて語らう
令和の百貨店体験」

東武百貨店は、「食の東武」として親しまれ、池袋本店 8F催事場では、年間約30週の物産展を通じ、日本各地の食文化や地域の魅力を継続的に発信しています。
なかでも『粉博(こなはく)』は、身近な粉ものを素材から深堀りし、新たな食の楽しみ方を提案する独自企画です。『47都道府県にっぽんのグルメショー』は全国の銘菓や惣菜が揃う圧倒的な規模と品揃えで、多くの来場者を魅了しています。
また『昭和レトロな世界展』では、レトロ喫茶や学校給食を通じて世代間の共感を生む空間を演出。大人には懐かしく、若者には新鮮な体験が、世代を超えた会話を自然に引き出しています。
同催事場は、食とカルチャーで「世代を超えて語り合える体験」を届けるべく、独自の企画を追求。「物産の東武」として培った編集力を基盤に、サブカルチャーを含む幅広いジャンルで、全世代が楽しめる場を強化しています。
進化を続ける池袋と共に歩む同催事場は、食・文化・人、そして街と未来をつなぐ交流拠点としての役割を担っています。

#4

東武動物公園
「思い出を重ねる令和の
ハイブリッド・レジャーランド」

動物園と遊園地、そしてプールが共存する東武動物公園。複合的に楽しめるレジャー施設として歩みを続けてきた東武動物公園は、令和の今、さらに多層的な進化を遂げています。
昼は動物たちのいきいきとした姿やアトラクションを楽しみ、夜はイルミネーションや夜行性動物の活動を間近で鑑賞。「昼と夜、どちらも主役」という楽しみ方が広がっています。
近年はアニメとのコラボレーションや、動物が遊園地エリアに登場する企画などジャンルを超えた体験も積極的に展開。新しいハイブリッドの取り組みによって、訪れるたびに新しい発見があるとお客様から好評です。
さらに、地元のダンススクールなど、地域の人々が主役になれる場所づくりにも力を入れています。
子どもの頃の遠足の思い出に、親となって子どもとの思い出を重ねる。そんな楽しみ方もこの園ならではの魅力です。世代をつなぎ、体験が広がっていく令和のハイブリッド・レジャーランド。東武動物公園は、訪れるすべての人に「想像を超える一日」を届け続けています。

#5

東京スカイツリー®
「上空から見下ろす
最先端の日本の姿」

高さ634m、東京の空にそびえる東京スカイツリー。移ろう季節の美しさを空から感じられるのは、東京スカイツリーならではです。春は隅田川沿いに広がる町並みがピンクに染まり、夏は花火が夜空を彩ります。秋冬は冴えわたる空気の中、夜景やイルミネーションが輝き、雪化粧した富士山に出会える日も。館内のフォトスポットや四季の装飾も、思い出を残す体験を後押ししてくれます。
またスカイツリーのシルエットは伝統的な日本建築にみられる「そり」や「むくり」が取り入れられ、内装には江戸小紋を取り入れるなど、日本の技と美意識を融合した建築。そこに人気アニメを始めとした様々なIPを活用したイベントなど、伝統と今の文化を融合させる取り組みを積極的に行っています。
また、浅草から散策できるロケーションにあり、展望フロアからは東京の新旧の街並みが一望できます。高層ビル群と下町文化が同じ視界に収まる眺望は東京スカイツリーならでは。「日本といえばスカイツリー」と言われる存在を目指して。東京スカイツリーは、これからも今の日本の姿を発信していきます。

#6

スぺーシア X
「令和時代の日光・鬼怒川旅は
『スペーシア X』から始まる」

2023年、日光・鬼怒川へ向かう新型特急『スペーシア X』がデビューしました。先代のスペーシアのブランドを受け継ぎつつ、伝統と革新の融合を目指し、エクステリア、インテリア、パフォーマンスなどそのすべてをアップデート。旅のスタイルに合わせて選べる6種類の座席やカフェカウンター、先進的な設備を備え、令和の旅にふさわしい上質な車両へと正統進化を遂げています。
また未来への取り組みとして、環境配慮も特徴で、モーター性能を向上させるなどして、先代のスペーシアと比べてCO₂排出量を最大40%削減する設計となっています。
車体の色は、日光東照宮の胡粉をイメージした白。伝統と未来を融合した象徴的なカラーは、列車そのものに日光の玄関口としての役割を与えています。
車内外にあしらわれた六角形のモチーフは、沿線の鹿沼市の伝統工芸である組子に用いられる幾何学模様。さらにカフェカウンターでは移動時間においても沿線の魅力を感じることができるように、沿線の事業者とともに開発した車内限定のクラフト珈琲、クラフトビール、アペタイザーやスイーツを用意しています。目的地に着く前から、地域文化との出会いが始まるのです。
『スペーシア X』は、乗った瞬間から旅が始まるという価値を提供しています。