新・駅前そぞろ歩記

秋の彩りをライトアップ森林公園の紅葉見ナイト
森林公園

森林公園駅の開設は東武東上線の歴史の中では比較的新しく、昭和49年に森林公園が開園することになり、それに合わせて開設されたのです。この公園の正式名称は国営武蔵丘陵森林公園。明治百年記念事業の一環として国が設置した大公園で、埼玉県滑町(なめがわ)と熊谷市にまたがる東西1km、南北4kmにわたる武蔵野の丘陵地を整備したものです。一年を通じて大自然の遊び心であふれる森林公園の晩秋をのぞいてみました。

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森林公園
草花とふれあい、のびのび遊ぶ緑のレジャーランド

東武東上線では森林公園駅を始発・終着とする列車が多く設定されています。その理由は森林公園検修区(車両基地)が隣接しているからで、ここには東上線と越生(おごせ)線を走る全車両が配置されています。また、この検修区の南側土地には9100枚の太陽光パネルを設置したメガソーラー「東武森林公園太陽光発電所」があり、年間約279万kwhの発電・1408トンのCO2削減に貢献しています。

森林公園駅から森林公園へ向かうには、遊歩道(森林公園緑道)を歩いて約40分、路線バスに乗って8分ほどで公園の南口に着きます。南口のすぐ近くには、国指定天然記念物の淡水魚ミヤコタナゴを繁殖・飼育する滑川町エコミュージアムセンターもあります。

さて、いよいよ森林公園へ。雑木林を中心に池沼、湿地、草地などさまざまな自然環境があって、山野草など貴重な動植物が見られる森林公園には、四季折々の木々や草花の風景が楽しめる都市緑化植物園(ハーブガーデン、ボーダー花壇など)、野草コース、それに「緑」に関する情報を提供する植物園展示棟もあります。また、水とふれあう渓流広場や家族で身体を思い切り動かして遊べる運動広場、彫刻広場、展望広場、バーベキュー広場、レストランなどのスポットが設けられています。園内の移動は園内バスか、サイクリングコースを駆け巡る自転車がおすすめ。公園の各入口(南、中央、西、北)付近にはサイクリングセンターがあり、自転車のレンタルを行っています。

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森林公園
秋の彩りをライトアップ森林公園の紅葉見ナイト

子どもたちが大喜びのスポットは、日本最大級の巨大エアートランポリンの「ぽんぽこマウンテン」。家族や友だちといっしょに転がったり、空高くジャンプしたり、皆で楽しく遊べます。「むさしキッズドーム」は、白いドームの中に50種類のカラフルな遊具がコンパクトに勢揃い。雨の日でも遊べます。「冒険コース」は雑木林の自然の地形を生かしたアスレチックコース。子どもも大人も楽しめる24種の遊具が揃っています。

人間ではなく飼い犬が大喜びするのは「ドッグラン」。フリーエリアと小型犬エリアがあります。そして、晩秋の森林公園では毎年恒例のお楽しみイベントを開催。それは中央口エリアで夜間に開かれる「紅葉見ナイト」(11/11~12/3)。20種・約500本のカエデ園がライトアップされ、色合いや形が異なる紅葉が幾重にも重なり合って、美しく幻想的な絶景が広がります。カエデ園に配された草月流空間インスタレーションもライトアップされ、観る人を魅了。期間中は中央口エリアの各所に約41万球のイルミネーションも輝きます。また、紅葉見ナイトに合わせて「フォレストコンサート」も随時開催。紅葉やイルミネーションと共に素敵な音楽も楽しむことができます。

ちなみに、12月から1月8日(月・祝)まで、星空をテーマにした約万球の光が中央口エリアに輝く「スターライトイルミネーション」を開催。というわけで、期間中の週末は森林公園駅前から森林公園中央口まで夜間無料シャトルバスが運行されます。(運行日注意・要問い合わせ)

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森林公園MAP
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