新・駅前そぞろ歩記

草加
地球を手にし、感じる。地球の実りにふれて、収穫する。

草加市は今年、市制60周年を迎えました。草加駅はさらに昔、明治32年、北千住~久喜間に東武鉄道が開通して初めて蒸気機関車が走ったときに誕生した駅。ということは、来年は草加駅の開設120年を迎えます。
西口と東口がありますが、昔から商業地なのは駅の東側で、東武線に並行して旧日光街道が伸びており、そして綾瀬川の流れも。江戸時代から草加宿として、また舟運の河岸として栄えてきたのです。

館林
ページ上部へ
館林
地球儀は 草加の地場産業

草加駅には駅直結の商業ビル「草加ヴァリエ」があり、そのうち北館の「ファッションストリート」が今年の10月26日に「VARIE(ヴァリエ)2」としてリニューアルオープン!ますます街がおしゃれに変貌中です(詳細はP15参照)。

駅を出ると、まずは草加市物産・観光情報センターへ。ここでは草加市の観光やイベント情報を提供しています。観光パンフレットも豊富で、せんべいや皮革、ゆかたといった草加市を代表する地場産業製品も展示・販売しています。ここで紹介している以外に、草加市には地球儀を製作している珍しい会社が存在します。渡辺教具製作所という会社です。

同社の創業は昭和12年。日本で初めて本格的な地球儀を製作し、月球儀や火星儀、星座早見などの天文グッズなども開発する、国内トップのシェアを誇るメーカーです。そして住民に親しまれる企業として草加市「うるおい工房」事業に認定され、その一環でミニ博物館「地球&宇宙」を開設。地球儀の製作現場を見学できるほか、15世紀に作られた世界最古の地球儀のレプリカや人工衛星のデータを基に作られた夜の地球儀、海洋底地球儀、地球温暖化予想地球儀などを展示。地球の過去・現在・未来が見えるのです。

ページ上部へ
草加
草加の畑で 野菜収穫体験

旧日光街道を歩いてみると道標や本陣跡碑はあるものの、さすがに宿場の面影はありません。でも商店街の中に町屋建築や蔵が残っていて、明治以降の繁栄ぶりが偲ばれます。また、商店街の狭い路地を参道とした奥には小さな八幡神社。ここも宿場町の時代から同じ佇まいだったと思われます。拝殿の中には獅子舞に使われるものよりかなり大型の、珍しい獅子頭雌雄一対が安置されています。

大正15年、草加小学校に県内初の鉄筋コンクリート造の校舎が建設。それが現在、草加市立歴史民俗資料館となっています。土器や農具、せんべい製造具などが展示されていますが、江戸時代の草加宿を再現したジオラマには、思わず見入ってしまいます。昭和33年の市制施行当時の、木造平屋造りの小さな草加駅の写真もあります。草加市制60周年記念の秋季企画展「日光道中草加宿と参勤交代」が、現在開催中です。

西口側には農産物を庭先や畑で販売している農家が集中しています。チャヴィペルトは安心・安全にこだわった野菜や総菜、弁当などを作って販売するショップ。ここでは野菜の収穫体験もできます。畑で減農薬・有機肥料で栽培した季節の野菜を2品収穫。生きている野菜の本当の姿を見るべし。

ページ上部へ
喜多方MAP
地図をダウンロード
Adobe Readerダウンロードページへ

PDFファイルをご覧になるには、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerは、アドビシステムズ社より無償配布されています。