新・駅前そぞろ歩記

愛宕・清水公園
愛宕・清水公園

利根川・江戸川・利根運河に三方を囲まれた野田市。醤油のまちとして全国に知られますが、豊かな自然を活かした新しいまちづくりも着実に進んでいます。そして公園。風薫る五月に清水公園はツツジの季節を迎えます。 さらにはテーマパーク的な体験型工場見学が楽しめるグリコピアCHIBAも大注目。 今年3月のダイヤ改正で東武アーバンパークライン全線での急行列車の運転を開始。アクセスがぐっと便利になりました。

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グリコピアCHIBAはエンターテイメントファクトリー

東武アーバンパークラインでは野田市内の高架化工事が進行中で、それに伴って愛宕駅でも改修工事が行われています。高架化後の新しい愛宕駅舎(2023年完成予定)は現代的でスタイリッシュなデザインが発表され、隣の野田市駅も新しく生まれ変わります。

愛宕駅で下車したら、まずは野田の総鎮守・愛宕神社へご挨拶。江戸末期に建造された本 殿の素晴らしい彫刻は、幕末に活躍した彫刻師・石原常八(つねはち)の作と伝えられています(千葉県有形文化財)。

まちの中心部に古い家並が連なっている野田。その代表的な風景が老舗の「キノエネ醤油」の黒板塀です。年月を経て渋い色合いになった板塀の陰から、法被(はっぴ) に鉢巻(はちまき)姿の昔の職人さんが現れそうな情緒が漂っています。その近くには「野田の醤油発祥地」の碑。伝承によれば、16世紀に飯田家の先祖が甲斐の武田氏にたまり醤油を納めたと伝えられています。

野田市内を走るアーバンパークラインの東側は、広々とした大地が続く農業地帯。利根川沿いのフラットな地形を活かしたゴルフ場が多いことでも有名。その一画に、工場とミュージアムが合体したユニークな工場見学施設「グリコピア CHIBA」があります。

グリコピアCHIBAではアテンダントの案内で、グリコのアイスクリームの製造ラインを見学したり、クリーンルームのエアシャワーを体験したり、冷凍庫の中で氷点下の世界を体験したり、急速急凍の技術を映像で体感したり、見どころいっぱいで大人も子どもも大興奮。ラストはここで製造されたアイス「パピコ」の試食タイムです。この70分のわくわく工場見学は無料。完全予約制です。

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清水公園はアウトドアレジャーのメッカ

次に向かったのは、100種2万株のツツジで賑わう清水公園。花だけではありません。 小動物とふれ合うポニー牧場や巨大な水の迷路「アクアベンチャー」、 国内最大級のフィールドアスレチック、マス釣りも楽しめるバーベキュー場など、 公園というより総合アウトドア・レジャー施設なのです。

清水公園の近くに保存されている旧花野井家住宅は、17世紀建造と推定される古民家。 国の重要文化財で、入口の薬医門は左甚五 郎(ひだりじんごろう) 一夜造りの門と伝えられています。

清水公園駅の東口に芝の広場があります。 これは駅から広がる美しい住宅街「ソライエ清水公園アーバンパークタウン」 のコミュニティの中心地。どなたでも参加できる移動動物園やワークショップも開催されています。

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