環境配慮型・観光MaaS「NIKKO MaaS」は、日光に向かう東武の電車をはじめ低公害バスやシェアサイクル、EV(電気自動車)カーシェアリングなど環境に優しい移動手段や、日光・鬼怒川の観光チケットなどを、スマートフォンで検索・予約・決済できるサービスです。つまり、日光を観光する際の乗り物や施設の予約、チケット購入がまとめてできる仕組みです。それぞれのサイトで個別に行うことなく、また現地でもチケット売り場に並ばずに、気軽に日光・鬼怒川の観光が楽しめるのです。

まずは、NIKKO MaaS でデジタル日光世界遺産フリーパスを購入。東武線内の乗車駅から下今市駅までの往復乗車券と、下今市から東武日光・新藤原駅までの乗り降り自由な乗車券、さらに東武日光駅から日光山内を循環する東武バスのフリーパスがセットになった、お得な交通チケットです。乗り降りはスマートフォンにチケット画面を表示するだけ。

またこの4月からは、日光・鬼怒川エリアで運行する電車や、都心から日光・鬼怒川へ向かう特急列車などで実質的に再生可能エネルギー由来の電力を使用しています。CO²排出が実質ゼロなのです。

世界遺産の日光といえば、やはり山内の二社一寺。絢爛(けんらん)豪華な装飾の陽明門から始まる日光東照宮。伊勢神宮に次ぐ日本で2番目の広さを持つ二荒山(ふたらさん)神社、山内最大の高さ約8mの三仏坐像を祀る輪王寺。いずれもNIKKO MaaSで事前に拝観券が購入できます。また、その近くには日光田母沢(たもざわ)御用邸記念公園。旧御用邸を公開しています。手入れが行き届いた庭園は新緑の香り。

奥日光へはNIKKO MaaSでEVをカーシェアリング。東武日光駅のほか、中禅寺温泉・湯元温泉の両バスターミナルでもカーシェアリングを展開しています。いろは坂を登り明智平(あけちだいら)ロープウェイに乗って、雄大な日光連山のパノラマを満喫。5月・6月はツツジの花期で、ピンク、紫、白の花が少しずつ時期をずらしながら咲き乱れます。

中禅寺湖では、遊覧船に乗って男体山を間近に。そして外せないのが、中禅寺湖畔に建つイタリア・英国大使館別荘記念公園です。どちらの別荘も自然環境と調和した気品ある設計。別荘から眺める中禅寺湖の「絵に描いたような風景」もまた素敵です。

ここで紹介した施設や乗り物のチケットはすべてNIKKO MaaS で事前に購入可。スマートフォンの1タップから始まる日光旅です。