日本三名瀑の一つ「華厳ノ滝」以外にも必見の滝多数。日光の滝は名瀑ばかり!

日光は、日本屈指の滝の名所

日光は、非常に滝が多いエリアです。山あいに流れる川が火山活動によってせき止められたことで、「日光四十八滝」あるいは「日光七十二滝」などと呼ばれるほど、個性豊かないくつもの滝が生まれました。

日光の滝の中には、近くに駐車場やトイレがあり観光で訪れやすい場所がある一方で、訪れる人が少ないものの自然と一体になれるような隠れた名瀑もありますが、その中で、華厳ノ滝と霧降の滝、裏見の滝は「日光三名瀑」と呼ばれて人気です。

マイナスイオンをたくさん浴び、心も体もリフレッシュできる日光の滝が、あなたの日々の疲れをきっと癒してくれるはずです。

何度も訪れたい日本三名瀑の一つ「華厳ノ滝」

日光の滝の中で最も有名と言っても過言ではない「華厳ノ滝」。修学旅行などで訪れた人もきっと多いでしょう。和歌山県「那智の滝」、茨城県「袋田の滝」とともに「日本三名瀑」と呼ばれています。

中禅寺湖の水が落差97mの絶壁を一気に流れ落ちる様は迫力満点で、自然が作り出す滝の雄大さ、美しさを存分に味わうことができます。また、エレベーターで滝つぼ付近に降りれば、さらに迫力ある風景を見ることができます。滝の落ちる大きな音と迫力ある水しぶきで、展望台から見るのとはまた違った姿に触れることができるでしょう。

華厳ノ滝でおすすめの景色は、第2いろは坂にある明智平展望台から見る姿です。華厳ノ滝の上に中禅寺湖が浮かんでいるように見え、右手には男体山がそびえています。日光の自然が凝縮された景色が広がり、近くで見るのとはまた違った美しさがあります。

まさに竜の頭を思わせる自然の造形美「竜頭ノ滝」

男体山の噴火でできた溶岩の上を流れ落ちる「竜頭ノ滝」。約200mに渡り緩やかな傾斜を流れる滝と、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流の滝。滝つぼ近くで大きな岩によって2分割されるその見た目が竜の頭に似ていることから「竜頭ノ滝」という名前がついたと言われます。

緩やかな滝は、垂直に落ちる滝とはまた違う趣きがあります。流れのすぐそばに遊歩道が作られているので滝の流れを楽しみながら歩くことができ、一つの滝でありながら、上流、中流、下流で違う表情を楽しむことができるのが、龍頭ノ滝の大きな特徴です。

また季節によっても雰囲気を変える滝であり、5月から6月にかけては赤紫色のトウゴクミツバツツジが咲き誇り、滝の景色を引き立たせます。また竜頭ノ滝は奥日光で最も早く紅葉が始まるスポットであり、秋には赤・黄・緑のコントラストが美しく、思わず目を奪われます。

新緑の季節、トウゴクミツバツツジの季節、紅葉の季節、雪景色の季節と、何度も足を運びたくなる「絵になる滝」です。

四季折々の季節を感じることができる美しい滝の数々

日光の滝にはこの他にも、葛飾北斎の絵にも描かれて有名となった「霧降の滝」もあります。上下2段になって流れる姿が特徴で、その美しさは他に類を見ません。少し足を延ばせば霧降高原もあり、高山植物を眺めながらハイキングコースを歩くこともできます。

春は新緑を愛でながら、夏は涼風を感じながら、また秋は紅葉、冬は氷瀑など、季節ごとに違った表情を見せてくれる日光の滝。どの季節に訪ねても、それぞれ違った魅力を見せてくれます。

ぜひ、名爆の宝庫である日光を訪れ、自然が作り出した美しい滝で心も体も癒してください。

※2019年12月現在の情報です