天然氷の一大産地・日光で味わう絶品かき氷

完成まで約2週間。手間暇かけて作られる自慢の天然氷。

日光のかき氷といえば、天然氷が使用されるのが大きな特徴です。

天然氷とは氷室に天然水を流し込み自然の寒さを利用して作られる氷のことで、主に秋から冬にかけて作られます。冷蔵庫のように短時間で簡単に氷ができるわけではなく、2週間ほどの時間をかけて作られる、手間暇のかかった特別な氷です。氷の厚さが15cm程度になるまでじっくり育てます。

冷蔵庫が登場する以前、天然氷は全国各地で作られていましたが、今では氷室を持つ氷屋さんは全国でたった6軒。なんとそのうち3軒は日光にあり、そのことから日光には天然氷を使ったかき氷店が数多くあります。長い時間をかけて凍らせる天然氷は溶けにくく、軽くふわふわな食感のかき氷に仕上がります。

明治27年創業の名店「松月氷室」直営店で絶品かき氷を味わおう

「松月氷室」は1894年創業の老舗かき氷店。天然氷を使ったかき氷が一年中提供されており、季節を問わず楽しむことができます。地元栃木産のいちごを使った「生いちごプレミアム」や「生いちごミルク」をはじめ、「黒みつきな粉」や「宇治金時」「ミルクキャラメル」などメニューは非常に豊富。期間限定メニューもあるので、異なる時期に訪れさまざまな味を楽しんでみるのも良いでしょう。

遠方からも多くの人が訪れる人気店ですが、整理券を発行しているので店舗で順番を待ち続ける必要はありません。案内の時間に合わせて無駄なく観光を続けることができます。

日光天然氷蔵元 松月氷室

URL https://shogetsu379.jimdofree.com/

名物かき氷店が勢ぞろい。自慢の味を堪能しよう。

東武日光駅より徒歩3分とアクセス抜群の場所にある「日光茶屋」も人気店の一つです。「温度」「湿度」「刃のあて方」など氷の削り方に非常にこだわって削られたかき氷はとてもふわふわ。自家製の梅シロップや甘露シロップなど、「日光茶屋」でしか味わえないメニューも用意されています。シロップは別添えとなっており、好みに合わせてシロップの量を調整できるのも魅力です。

「湯沢屋茶寮」では、1804年から続く老舗の和菓子屋が作り出す特製和風かき氷が楽しめます。ソースは別添えとなっており、「あんソース」「抹茶ソース」「黒みつ」「白みつ」「練乳ソース」「苺ソース」の6種類から2種類以上を自由に組み合わせることができます。さらに、プラス150円で湯沢屋自慢のこしあんをつけることも可能。天然氷とソース、あんの絶妙なハーモニーが堪能できます。

揚げゆばまんじゅうでおなじみ「さかえや」のかき氷も人気です。中でも有名なの「いちごかき氷」。氷の上にはいちごがおしげもなく散りばめられており、普通のかき氷では味わうことができないゴロゴロとした食感を楽しむことができます。ソースはいちごと相性抜群の豆乳シロップと練乳が使われています。

日光茶屋(食べログ)

URL https://tabelog.com/tochigi/A0903/A090301/9003172/

湯沢屋茶寮

URL https://www.yuzawaya.jp/tea.html

さかえや

URL http://www.sakaeya.net/

天然氷の一大産地ならではのおいしさ。かき氷を味わうならぜひ日光へ

天然氷の一大産地として知られる日光は、天然氷を使ったふわふわの食感のかき氷を一年中味わうことができ多くの名店がひしめき合う「かき氷激戦区」。氷はもちろん、ソースに工夫を凝らした店も多く、店舗ごとに全く違うテイストのかき氷を堪能できます。

一度の旅行では味わい尽くせないほどメニューは豊富。日光を旅する際は、ぜひかき氷とセットで楽しんでください。

※2019年12月現在の情報です