SPECIAL FEATURE:WORK STYLE

女性の働き方

女性社員座談会

女性社員が
東武鉄道で働く魅力を語り合う。

4名の女性社員が、東武鉄道で働く魅力を、それぞれの視点で語り合います。ライフイベントで感じた想いや自身が描くキャリアの実現、一緒に働く仲間について率直に語ってもらいました。

TALK MEMBER

  • 山田 粧和子

    人事部

    2003年入社
    法学部 法律学科 卒業

    人事部内のダイバーシティ推進担当として、プロジェクトメンバーたちの意見を取りまとめながら、人材が輝くための意識改革・制度改革・環境整備などを進めている。

  • 森本 聡子

    人事部 健康推進センター

    2010年入社
    生活科学部 人間生活学科 卒業

    健康経営の担当。健康保険組合や保健師など医療職と連携し、従業員や家族の心身の健康増進を経営的な視点で考え各種施策を戦略的に実践している。

  • 小越 康子

    鉄道事業本部 技術統括部 車両部 車両企画課

    2014年入社
    理工学研究科 卒業

    東武鉄道の車両の設計・改造業務を担当。車両メーカーや機器メーカーと協力しながら、新型車両の設計や既存車両のリニューアルを行っている。

  • 大湊 美紀

    生活サービス創造本部 沿線価値創造統括部
    商業開発部

    2015年入社
    コミュニティ福祉学部 福祉学科 卒業

    自社線の駅ナカ・駅ビルにある自社所有物件の管理を担当。飲食店や物販店などのテナントの誘致や交渉のほか、高架下や更地などの駅構内以外の場所でも新たな商業施設の計画検討をしている。

TALK.1

女性であることを
「差」ではなく
「個」として活かす風土

皆さんは入社を決めるにあたって、どんなことを考えていましたか。

私はまちづくりに興味をもっていました。鉄道会社における開発事業は、自らが携わったまちに長く寄り添えることが魅力だと感じていました。また、私鉄では転居を伴う転勤が少ない点も魅力でした。

私は多岐にわたる事業展開から、新しいことにチャレンジできることを魅力に感じていました。ただ、入社後は駅・車掌勤務を経験しましたが、男性が多い職場と思っていたので、体力面でも不安がありました。

確かに現場には男性が多いイメージがありますよね。小越さんは大学が理系ですが、やはり男性が多い環境だった?

大学では機械系の専攻で、私の専攻の女性比率は5%未満と、もともと男性ばかりの環境で過ごしてきたので、むしろ入社して周りの女性比率は上がったくらいで(笑)。

私の場合、女性が少ないことはむしろ活躍のチャンスがあると思っていました。当たり前ですが、お客さまのうち半数は女性なので、これからより多様な視点や考え方が求められるんじゃないかと思ったんです。

確かにそうですね。例えばソラマチで、ファッションフロアの販売促進を担当した時は、来てほしいお客さまの層が20〜30代の女性でまさに自分と同じだったので、女性であることがむしろ強みになりました。

逆を言えば、男性だったり子育て世代のニーズはイメージがつきづらいこともあります。商業施設に誘致するワーキングママをターゲットにしたテナントを検討する際には、よく山田さんにも意見を聞きました。「仕事帰りに駅で何を買っていきます?」みたいな(笑)。

色々な価値観や個性を持った人が集まっているからできることだよね。小越さんは車両部という特に男性が多い部署にいるけど、どう?

現場にいる時は電車の床下点検など、作業服が汚れる仕事や体力が必要な仕事も含めて、男性と変わらない仕事をやらせてもらいました。ただ私が初の女性検修員ということもあり、設備などの環境面が整っていない面はありました。例えば、着替える場所だとか…。でもちゃんと意見を聞いてくれて、どんどん改善してもらえました。

初の女性検修員だからこそ、後に続く人たちのために、小越さんがしっかり声を上げることも求められていたんでしょうね。

そうですね。設備も環境も、私の後に入ってくる後輩たちの可能性を広げるためにも、どんな仕事も率先してやるようにしていました。

かっこいい!(笑)。自ら境界を取っ払うような働きかけをしていくのはすごく素敵に感じます。

皆で良い環境をつくっていこうという土壌が東武鉄道にあるからこそ、良い循環が生まれているんでしょうね。時には女性であることを活かしながらも、全員がそれぞれの個性を発揮して伸び伸び仕事に取り組めているんじゃないかな。

TALK.2

ジョブローテーションで得られる
「人とのつながり」

実は今回集まっているのは、ダイバーシティ推進チームのメンバーなんですよね。

そうですね。2021年10月に新設された担当に赴任し、主導する立場になりました。皆さんにはそれぞれの部署や関わりの中で、取り組みを広めたり社内の声を拾いあげる役割を担ってもらっています。

東武鉄道は男性が多いこともあって、まだ多くの人がダイバーシティ推進についてよく知らないのが現状ですよね。ダイバーシティ=女性活躍推進だと思っている人も多いと感じています。

誰もがやりがいを持って働き続けられるような意識づくりや制度改革、環境整備などをゼロベースで、ロードマップを引くところから挑戦しています。東武鉄道の発展につながる東武鉄道にとってのベストなダイバーシティ推進というのを模索しています。

森本さんが所属している健康推進センターも2021年6月にできた部署ですよね? 「ダイバーシティ」と同じく「健康」も今、世界中の企業が注力しているキーワードだと聞いています。

持続可能な世界の実現のために、企業の成長に重要なESG経営の観点ですね。新しい分野に取り組めるのは楽しいですし、健康は社員全員に喜んでもらえるテーマでもあるので、すごくやりがいを感じています。

新しい取り組みは、話を聞くだけでもワクワクします。

同感です! 私は好奇心旺盛な性格なので、いろいろなメーカーさんから新しい技術の話を聞けたり、新車両に取り入れたりすることができる車両部の仕事が楽しくて。直近では特急リバティの車両などが完成したときは感動しますし、やっぱりお客さまに喜んでいただけるのを見るとやりがいになります。

関わる範囲が広いのも、東武鉄道の魅力ですよね。私はまだ開発部門しか経験がないのですが、その中でもテナント誘致や出店交渉、店舗設計など、とても濃い経験を積んでいると感じます。

山田さんは7回、ジョブローテーションされているんですよね? 多さにちょっと驚いたのですが。

まったく違う部署ではなく、かつて経験した部署に戻ることもあったので、色々な経験を積むことで活かせることがたくさんありました。自分の幅が広がるのはもちろんですが、さっき大湊さんがテナント誘致時に私の意見を聞いてくれた話をしてくれましたが、人とのつながりが増えていくのはジョブローテーションの魅力だと思っています。

確かに、専門分野については詳しい人の力を借りることが頻繁にあります。誰がどんな知識・経験を持っているか知っていることも、その人の能力の一部ですよね。

誰もがやりがいを持って働き続けられるような意識づくりや制度改革、環境整備などをゼロベースで、ロードマップを引くところから挑戦しています。東武鉄道の発展につながる東武鉄道にとってのベストなダイバーシティ推進というのを模索しています。

皆さんの話を聞いていると、ジョブローテーションでさまざまな経験を積んでいくことも、ダイバーシティを推進する1つの要素になっているように感じます。

そうですね。新しい挑戦ができたり、成功体験を積み重ねていけることは、大きなやりがいにつながります。何より、色々な経験を積んだり、専門性を磨いたさまざまな人と一緒に働くのは楽しいですしね。

TALK.3

男女ともに子育てしながら
働く環境を支援したい

山田さんと森本さんは出産後、育休を経て復帰していますよね。育休のような長い期間のブランクを経て、上手く復帰できるのか今から不安です。

正直に言うと、育休中に女性の同僚が遊びに来てくれることもありましたが、それでも取り残されている感覚はありました。育休から復帰しても子供がいる以上、今までと同じようには働けなくなる不安がありますし、誰でも葛藤はあると思います。

みんな葛藤するよね。ですが、マイナス面ばかりではありません。子供ができると仕事についての考え方も変わります。自分の仕事は社会にどう貢献しているのだろうと考えることも増えました。私は以前、スカイツリー内の展望レストランの開業準備に携わっていたので、子供に「スカイツリーってかっこいいね!」と言われると嬉しくて(笑)。また明日から頑張ろうと思えます。

私の息子は電車が好きなので、息子からの「どうして?」「なんで?」に駅務係・車掌の経験がすごく活きています(笑)。電車だけではなく、スカイツリーやSL、博物館、日光鬼怒川、東武動物公園など、子供はずいぶん東武鉄道に楽しませてもらっていますよ。

素敵ですね! 復帰後は短時間勤務でしたか?

私はずっと短時間勤務です。有限の時間の中で仕事の優先順位をつけて、どうすれば効率的に進められるか、成果を上げられるのか、ずっと考えながら仕事をしています。出産前とは大きく変わったところですね。

私の場合、昔は短時間勤務で、今は時差出勤しています。残業できないのが苦しい場面もありますが、タイムスケジュールを考えながら早め早めに仕事を進めるようにして、効率的に仕事をするスキルはとても養われました。

私も結婚や出産後のことについては不安があったので、お二人から前向きなお話を伺えたのは、とても良かったです。限られた時間の中で集中して成果を上げるのは、本当にすごいです。全社員が意識できれば良いですよね。

でも、周りの助けや理解があってこそです。私が早めに退社した後に起きたことは、上司にお願いするしかなくて。仕方がないとはいえ、申し訳なさは常に感じています。子供がいる状況を理解してくれて、遠慮なく話ができる人たちが周りにいることが一番重要なことだと思います。

本当ですね。子供が急に熱を出して休むことになったとしても責める人は誰もいませんが、やっぱり後ろめたさはあります。私としては女性をマイノリティとして見てほしくなくて。男性も普通に育休を取得したり、誰もが柔軟に制度を利用してほしいんです。

私自身、車両部を目指す女性が道をあきらめずに済むようにしたいと思っているので、皆が働きやすい職場を実現していきたいです!

TALK.4

応援してくれる人たちがいるから
チャレンジできる

私はポテンシャル採用ならではの、さまざまな立場で業務にあたってきました。時には新しい企画の考案だったり、専門知識を必要とする資料作成だったり縁の下の力持ちとしてかなり多くの調整力が必要とされたりと、その度に成長実感を得られましたが、皆さんは今後どのようなことに取り組みたいですか?

私はこれまでの経験の中で、前例のないことを行う経験を多くさせてもらってきました。育児をしながら働く中でも、健康への関心の社会的な高まりなど情勢にあわせた新しい施策に挑戦し、社内においてこの分野で頼られる存在になりたいと思います。

入社してから開発部門に在籍しており、開発への理解度が高まり、仕事の幅が広がってきていると感じます。テナントなど他社との協議の際は調整力が必要で、交渉相手に対し年次が若い中でも対などに話をすることができるよう意識しています。ダイバーシティにおいても、社員の個性を大事にしながらも全体のバランスを見ながら改善すべき点を変えたいです。

意識の浸透が重要だと感じています。私は女性が少ない部署にいるので、子育てしている人の話を聞ける機会が少なく、育児と仕事を両立しながら働くという大変さや不安を知りませんでした。いずれは自分も出産や育児を経験するかもしれないので、今から変えていきたいと思っています。

その点、会社を挙げて多くの人にとって働きやすい環境を整えていこうとしていることは、大きな安心材料ですね。皆さんは女子学生に対して伝えたいことはありますか?

技術系の仕事でも、女性が男性と同じように活躍できることはぜひ知ってもらいたいです。何かに悩んだり迷ったりしたときに応援してくれる人たちもいるので、安心してチャレンジできます。

働く女性が年々増えていて、女性の意見を求められる機会もたくさんあります。鉄道事業という圧倒的な土台を持ちながら、ジョブローテーションやグループ会社への出向など、いろいろなキャリアを歩めるのが東武鉄道の魅力です。

東武鉄道は広いフィールドや高い公共性といった強みがありながら、新しいことへのチャレンジも行っています。これからの社会に必要なものを、私たちのこれまでのキャリアや経験を踏まえ新しい視点を通じて作り上げています。そんな想いに共感してもらえる人と一緒に働きたいと考えています。

多様な価値観が尊重されて、一人一人の能力が最大限発揮される環境・風土づくりを大切にして、みんな仲良く楽しく働き続けたいですね、ということは絶対に伝えたいポイントでした。すべての人にとって働きやすい環境を作っていきましょう!

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