4.お客様の安全のために

◆防犯対策


テロ対策

国土交通省が作成した「鉄道テロへの対応ガイドライン」に基づき、「不審者・不審物対応マニュアル」を作成するとともに、鉄道テロの発生を抑制するため、防犯カメラの設置、侵入防止対策、非常用インターホンの設置、警備腕章を着用しての巡回等を実施しています。

【テロ対応訓練】

不審者・不審物への対応能力の向上を目的として、テロ等の発生などを想定した対応能力向上訓練を、警察・消防機関と連携して行っています。2017年度は太田駅および南栗橋車両管区七光台支所にて爆発物を想定したテロ対応訓練を実施しました。また、事故の発生を想定した対応能力を向上させるため、さいたま市消防局・春日部市消防本部と合同で岩槻駅において列車内における化学物質によるテロを想定した避難誘導訓練を実施しました。

爆発物を想定したテロ対応訓練(太田駅)
化学物質を想定したテロ対応訓練(岩槻駅)
【警備腕章を着用しての巡回】

平常時においても、テロの未然防止を図る施策である「目に見えるテロ対策」の一環として、「警備」と表示した腕章を着用し、巡回警備を行っています。

【弾道ミサイル発射時の対応】
周知ポスター

ミサイル発射時における運転見合せの対応や、列車のドア取扱い等について整理を行いました。また、ミサイル落下時のお客様の行動について、駅構内放送および駅構内ポスターの掲出により広くご利用のお客様にご案内いたしました。

【防犯カメラ設置】
駅・踏切の防犯カメラ

主要駅および無人駅に防犯カメラの設置(モニター監視および録画を実施)を進めています。駅以外にも車両基地や踏切に防犯カメラの設置を進めています。

【非常用インターホンの設置】
駅ホームの非常用インターホン

不審者・不審物等をお客様が発見したとき等に、駅係員への連絡を迅速に行うため、主要駅のホーム階段付近に非常用インターホンを設置しています。

侵入防止対策

主要な車庫や留置線に対して、侵入抑止効果を高めるため、侵入防止フェンスの新設・警告看板の設置を行うとともに、車両基地照明の強化・防犯カメラの増設など様々な対策を進めています。

侵入防止フェンス・警告看板
車両基地照明の強化

◆安全への投資

安全関連設備投資として2017年度は、総額233億円(鉄道事業設備投資の約71%)を投入し、踏切および駅の安全対策のほか、線路・電気等施設の更新、増強改良等、様々な設備対策を実施し、安全対策の強化・向上を図っています。


◆各種訓練

【異常時総合訓練】

踏切において列車と車が衝突した事故を想定した異常時総合訓練を、南栗橋車両管区および森林公園検修区において実施しました。

乗客の避難誘導訓練(南栗橋車両管区)
脱線復旧訓練(森林公園検修区)
【九都県市合同防災訓練】

防災週間(8月30日~9月5日)期間中に九都県市合同防災訓練が実施されることに合わせ、当社では大震災の発生を想定し、列車の一旦停止訓練および一部列車の徐行運転、要注意か所等の点検訓練、対策本部設置訓練等を実施しました。このほか野田線新鎌ヶ谷駅において、警察、消防、自治体、北総鉄道と連携した避難誘導訓練等を行いました。

九都県市合同防災訓練(避難誘導訓練)
九都県市合同防災訓練(対策本部設置訓練)
【地震発生時の対応訓練】

地震発生時における帰宅困難者等の対応について、行政機関等と一体となって取り組むために、主要ジャンクション駅等で実施される帰宅困難者対応訓練等に積極的に参加しています。2017年度は、東上本線池袋駅で帰宅困難者対策訓練が実施され、当社もこれに参加しました。

帰宅困難者対策訓練(池袋駅)

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