4.お客様の安全のために

社員教育

鉄道関係従事員の教育訓練は、社内の教育関係規程に基づき、輸送の安全を確保するために必要な知識の習得や、技能を備えた人材を育成することを目的としています。2016年度に、駅・乗務・技術関係等全職種において教育を効率かつ円滑に実施するため、南栗橋に総合教育訓練センターを新設しました。

シミュレーター教育の実施
【乗務員(運転士・車掌)の教育訓練】

鉄道乗務員養成所では、机上教育と鉄道運転訓練シミュレーターを活用した乗務員の養成教育を実施しています。また、養成教育のほかにも、現役乗務員に対する教育訓練においてシミュレーターを活用しています。

車掌の養成教育
車掌の養成教育
【駅係員の教育訓練】

列車の到着から発車までの基本動作や安全確認方法、事故が発生した際の対処方法について、机上教育を行うとともに鉄道運転訓練シミュレーターを活用した訓練を実施しています。

また、券売機や自動改札機等の駅に関係する機器等についても、専用の訓練施設において実機を使用した訓練を実施することで、より実践的な教育を実施しています。

新入社員教育
eラーニングによる教育

さらなる安全管理体制の充実に向けて運輸安全マネジメント制度を理解する目的で、役員・本社員・現業管理者を対象とした「安全マネジメントeラーニング」を実施しています。

指差確認喚呼効果体感ソフトを用いた教育

ヒューマンエラーを防止するための基本動作である「指差確認喚呼」の効果を体感することにより、指差確認喚呼の重要性と必要性を理解する教育を、現業所属員に実施しています。

トレーニングルームの活用

南栗橋車両管区春日部支所に、実際の車両機器を使用して保守作業の模擬訓練ができる「トレーニングルーム」を設置し、若手職員を対象として車両保守や技術などをベテラン職員から実践的に学ぶことができる教育を実施しています。

トレーニングルームでの教育の様子
技術発表会の開催

車両部門では異常時における対応力の向上を図ることを目的とし、「技術発表会」を実施しました。
また、線路保全部門では、技術の維持・向上を目的として「テクニカルコンテスト」を、電気保全部門では、中堅社員の技能レベルの向上を目的として「エキスパート研修会」を実施しました。

技術発表会(検修)
技術発表会(工場)
テクニカルコンテスト(線路保全部門)
エキスパート研修会(電気保全部門)

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