1.東武鉄道からご利用のお客様へ

◆2018安全報告書の発行にあたって

平素は東武鉄道をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

 

東武鉄道では、「安全は東武グループすべての事業の根幹である」との信念のもと、「鉄道輸送の安全」を最も重要な使命として、「信頼される東武鉄道」を目指し、役員をはじめ従業員一人ひとりが安全性の向上に取り組んでおります。

 

当社は2016年5月18日に東上本線中板橋駅構内において列車の一部脱線事故を発生させてしまいました。ご利用のお客様、沿線にお住まいの方々をはじめ多くの皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます。

本事故におきましては、第三者機関による調査協力のもと、2017年10月に調査結果にもとづく再発防止策を実施しております。また、2018年1月に公表されました運輸安全委員会の鉄道事故調査報告書の内容を真摯に受け止め、再発防止策を確実に実施し、より安全な鉄道を目指してまいります。

 

当社では、2017年度において、「安全対策に終わりはない」ことを常に念頭におき、本社・現業が一体となり、「信頼される東武鉄道」を作り上げるため、自ら考え、自ら行動することを従業員一人ひとりが実践したことで、安全目標である「重大事故・重大インシデントゼロ」を達成いたしました。

今後も新たな安全目標である「重大事故・重大インシデントゼロ」の継続に向け、ホームドアおよび内方線付き点状ブロックの整備やお困りのお客様への積極的なお声かけなど、様々な安全施策を積極的に推進し、さらに安全性を高め、お客様に安心してご利用いただける鉄道会社を全社一丸となって目指してまいります。

 

本報告書は、鉄道事業法第19条の4に基づき、主に2017年度に実施した鉄道輸送の安全のための取組みを、皆様に広く紹介するために作成いたしました。

 

本報告書をご一読いただき、当社の「安全への取組み」について、忌憚のないご意見、ご感想をお聞かせくださいますようお願い申しあげます。

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