次のおでかけのためになるヒントを集めてみました。

Tips for Railway Trip

青木さん夫妻が2019年6月にスタートさせた「キャンプ民泊 NONIWA」は、端的に言えば、これからキャンプを始める人をサポートしてくれる施設です。キャンプをいざ始めようとすると、どの道具をそろえればよいのか分からず、さらにブランドも多く悩んでしまうもの。キャンプ場を選ぶ際も、自分たちの好みのスタイルに合うのかどうか判断できずに、「風景がきれいそう」「自宅から近いから」などと決めてしまいがちです。山々を望む母屋横のスペースで、まず日帰り、次に宿泊でキャンプを経験できるのがこちらの施設です。

「私たちはこのスタイルを”キャンプ民泊”と呼んでいます。キャンプ場のトイレや水場が心配な人でも、母屋となっている民家のものを利用できます。キャンプ道具もすべてレンタル可能で、使い方からメンテナンスまでレクチャーします。これまで400組以上のキャンプデビューをお手伝いしてきた私たちが、キャンプの”いろは”はもちろん、それぞれに最適なスタイルや道具購入のアドバイスを行っています」
子どもの頃から家族でキャンプに出掛けていた江梨子さんとは違い、ほとんど経験のなかった達也さんのある体験からこうした活動を始めたとか。
「初めて本格的なキャンプを経験したときのこと。正直、不便なことも多く楽しめなかったのです。でも翌朝起きてみると、目の前に広がっていた湖の水面がキラキラと輝いていて、心が和んで……。上手くできさえすれば、こんな非日常が楽しめる経験は他では得られないと気づいたのです」

昨年10月には母屋から歩いて4分の場所に、暮らしとアウトドアをテーマにしたショップ「GRID」も開店。アウトドア雑貨や地域の特産品などをそろえるほか、すぐ近くを流れる都幾川に椅子を持っていき、コーヒーを飲みながらのんびりと過ごすチェアリング体験など、地域を楽しむツアーなども開催しています。

1.都幾川のなかでもひと際、美しい三波渓谷でチェアリングを見せてくれたお二人 2.GRIDの店内。おしゃれなクラフト雑貨なども豊富 3.チェアリングではその場で挽きたて&淹れたてのコーヒーを 4.豊富な道具から選べる母屋。キッチンも利用OK 5.日帰りキャンプ講習の様子

キャンプ民泊 NONIWA

[キャンプみんぱくノニワ]

  • 080-4197-2001
  • キャンプ講習は要予約(公式HPやSNSで要確認)
  • 日帰りキャンプ講習はファミリー1万2000円、ソロは9000円
  • 埼玉県ときがわ町別所44-4
  • 東武東上線小川町駅から車で15分

都心に遠すぎないものの
田舎ののどかさもある町

池袋駅から東武東上線で約1時間で到着する小川町駅。そこから8㎞ほど南下すると、今回取材で訪ねた「キャンプ民泊 NONIWA」のあるときがわ町に到着します。町名の由来は、町内に水源を持ち、越辺川へ注ぐ都幾川から。外秩父山地に囲まれたのどかな里山に、人口1万人ほどの人々が暮らしています。

「移住先を探して各地を訪れているとき、この町に出合いました。移住を決めたのは、自然が豊かでありながら、都心へのほどよい距離感にあること。東京に暮らしていた私たちにとって、バランスのいい町だったのです」
青木さん夫妻がこう語るように、小川町駅から車を進めると、どんどん人工物が少なくなっていくことに気づきます。下の写真は、「キャンプ民泊 NONIWA」前から撮影した周囲の山並みの風景。やさしい色合いの広葉樹が覆う稜線なだらかな山々が続き、平地には田畑が広がっていて、時間が止まったような感覚に襲われます。でもここは、東京23区から電車でも車でも1時間ほどの距離。都心へ通勤することもできるロケーションにあります。
週末にリフレッシュするのに訪れるのにもおすすめですね。

いつ訪れても新店がオープンしていたり、楽しいイベントが開催されていたり――。

東京スカイツリータウンの最新情報をお届けします。

●Tokyo BEER&BBQ block party!! COOKOUT!!

6月16日~9月10日:東京スカイツリータウン4階スカイアリーナで、都内最大級のBBQビアガーデンを開催。真夏の東京スカイツリーを眺めながら音楽も楽しめる、ワンランク上のBBQパーティーを手ぶらで体験できます。お肉たっぷりのBBQセットやビール、見た目も可愛いアメリカンスティックチュロスなどをご用意。さらに会場では、ふわふわ遊具やスポーツゲームなど、キッズアトラクションも登場します。

●大昆虫展 in 東京スカイツリータウン
~夏休みの大研究!わくわく昆虫ラボ~

7月15日~ 9月3日:子どもたちが実際に「見て触れて知る」ことができる夏恒例のイベント。カブトムシと直接触れあえる「ふれあいの森」エリアには、8月からクワガタムシが仲間入りする予定です。

●キモい展2023

5月27日~7月9日:不思議な色や形をした、気持ち悪いイメージのある生き物「キモアニ」を展示。さまざまな視点で観察できます。

知られざる日光の食材をお店で、車内で広めたい

いよいよ運行を開始する「スペーシア X」。沿線の多彩な魅力を融合した車内が特徴ですが、とくに注目したいのは、日光の味覚をお楽しみいただける1号車のカフェカウンター。オリジナルドリンクなど日光ゆかりのメニューがそろうなか、3種のアペタイザーの開発を手掛けたのが「Girouette」。シェフ・福井慎之助さんにお話を聞きました。

「日光といえば湯波が有名ですが、ほかにもたくさんのおいしい食材があることはあまり知られていません。私は日光や県内の食材の魅力をこのお店、そして、スペーシア Xを通じて広めたいのです。私たち料理人は、素材の本来のおいしさを引き出す手助けをするのが仕事。おいしい!と思ってもらえたら、それは日光の食材の魅力なのです」

車内で提供される商品に使われる予定の「頂鱒」は、あっさりとした味わいながらうま味の濃さが特徴のご当地鱒。那須連峰を望む環境で育った「あさのポーク」の商品もお目見え予定で、お店ではローストなどで楽しめます。
「スペーシア X」は日光や栃木県の生産者や料理人、そして日光への旅人をつないでいきます。

  • 1.お店で食べられる「頂鱒」のおすすめは頂鱒とグレープフルーツのサラダ(左)。新鮮な鱒と季節の日光野菜をあわせたサラダ仕立ての看板メニューです。右は「あさのポーク」のロースト。低温調理されたもっちり食感が特徴で、脂身のおいしさも特筆もの
  • 2.日光野菜を手にした福井さん。本場フランスでも修業を積んだ気鋭のシェフです
  • 3.東武日光駅と日光東照宮をつなぐ表参道沿いにあります

東武日光線東武日光駅

Girouette

[ジルエット]

  • 0288-25-5001
  • 11:30~14:00(LO13:00)、18:00~22:00(フードLO20:00、ドリンクLO21:00)
  • 月・火曜
  • 栃木県日光市下鉢石町956
  • 東武日光線東武日光駅から徒歩13分

あわせてこちらもチェック!

東武鉄道特急 スペーシア X 2023 DEBUT

加須麦酒と塩あんびん

東武線沿線で造られているお酒とともに、その地域のご当地グルメを紹介するこの企画。今回は、埼玉県北部の加須に注目してみました。

ビール好きだった松澤さん夫妻が2021年7月に開いた「加須麦酒」は、住宅街にひっそりと立つ隠れたブルワリー兼タップルームです。初めて口にしたときに衝撃を受けたというアメリカのクラフトビールなどを参考に、ホップの華やかな香りや酵母が醸し出す芳醇な味わいが特徴の品々を生み出しています。その場で飲める上に、専用の瓶を購入して樽から直接詰めてもらえる持ち帰れるドラフトは週替わりで4種ほど、ボトルビールは数種類がそろっています。

そんなクラフトビールに合わせるのは、埼玉県北部で食べられている塩あんびん。見た目は大福のようですが甘さはなく、地元ではお酒に合わせることもあるとか。餅と小豆のやさしい味が、ビールの個性的な風味を邪魔せずに生かしてくれました。

1.加須麦酒を代表する一杯が、右のSaison。ベルギー由来の酵母が使われていて、フルーティーでスパイシーな香りが特徴です。左が塩あんびん。香ばしく焼いたり、砂糖醤油をつけて食べるのも一般的です 2.スタイリッシュなデザインのボトル

  • 東武伊勢崎線加須駅
  • 加須麦酒
  • [かぞばくしゅ]
  • 090-8309-4275
  • 金曜16:00~20:00(LO19:40)、土・日曜13:00~18:00(LO17:40)
  • 月~木曜
  • 埼玉県加須市騎西362-1
  • 東武伊勢崎線加須駅から朝日バス鴻巣駅東口行きで19分、騎西一丁目下車、徒歩5分

本場の基本を受け継いだ
王道の味を楽しみたい

PUNJABI 草加松原店
[パンジャビそうかまつばらてん]

どの街にもあるほど日本でも広まっているインド料理店ですが、インド北部出身のオーナーが始めた人気店がこちら。現地出身の料理人が、玉ねぎや生姜、スパイスを効かせた本場の味を日本に伝えています。他店ではカレーに小麦粉を加えてとろみをつけることも多いなか、小麦粉はいっさい使わず仕上げているのも特徴です。

カレーは単品でも注文できますが、カレーとナンまたはご飯を選び、サラダが付くカレーセットを選ぶのがこの店のスタイル。イチオシは、トマトとカシューナッツペースト、バターを効かせたマイルドな味わいのバターチキン。そこにインド定番のサモサやタンドリーチキンをプラスするのがおすすめです。自家製のインドチーズ「パニール」を使ったメニューも人気です。

2.3.バターチキン&プレーンナン 1200円(プレミアムカレーセット)2種あるカレーセットのうち、バターチキンが選べるのはプレミアムセット。ナンは全4種、ご飯は2種から選べます 4.サモサ 550円(2ピース)スパイスを効かせたジャガイモをインドのパイ生地に包んで揚げた定番のサイドメニュー。ボリュームがあるのでシェアするのがおすすめ 5.チーズキーマ ナンセット 1130円 パニールとキーマと野菜をナンでサンドしたオリジナルメニュー。こちらもボリューム満点です 6.ローズラッシー 450円 カレーのセットにプラス(+150円)できるドリンクのなかで、イチオシはバラが香るローズラッシー 7.タンドリーチキン 750円 店内の窯で香ばしく焼き上げた骨付きの本格派。スパイスが後を引く味わいながら、辛さはないので、小さな子どもでも食べられます 8.獨協大学前にあり、色鮮やかな店構え。店内もインド雑貨が飾られていて本場の雰囲気です 9.オーナーのインダルさん

  • 今号のお店
  • PUNJABI 草加松原店
  • [パンジャビそうかまつばらてん]
  • 048-943-1955
  • 11:30~15:00(LO14:30)、17:00~22:00(LO21:30)
  • 不定休
  • 埼玉県草加市花栗4-14-25
  • 東武スカイツリーライン獨協大学前〈草加松原〉駅から徒歩12分

インドをさくっとご紹介!

広大な大地に15億人近くの人々が暮らす大国。北部や南部で気候も料理も異なる多様性も魅力です。

  • profile

    古本麻由未

    [MAYUMI KOMOTO]

    広島県出身の女性カメラマン。撮影スタジオを退社後に独立。料理や旅、人物の撮影を中心に、かわいい♪を切り取るのが得意。

  • 古本麻由未

ユニークな踏切や森を抜け
住宅と自然が調和した街へ

古本さんと降り立ったのは鎌ケ谷駅。まず向かったのは、駅から東へ700mほどの新京成線沿いの「右京塚神社」。踏切のすぐ横に鳥居が立つ、全国的にもめずらしい風景がSNSで話題になっています。その途中では、レトロかわいい美容室「ボクと私」でサボテンの花に遭遇。突然の訪問でしたが、心やさしい女将が快く撮影させてくれましたよ。

「何かかわいい風景を!」と、とにかく歩く古本さん。大通りより細い路地を選んでいました。すると、森林浴が気持ちよさそうな「ふれあいの森公園」を発見。地元の人のみぞ知るような自然スポットを見つけることができました。

駅西側すぐの場所では、鎌ケ谷特産の「梨畑」を柵越しにパチリ。聞けば、授粉のためのミツバチの巣箱が気になったとのこと。細かく見ることも、街歩きスナップには大切なようです。「貝柄山公園」は、まっすぐに育った並木がお気に入りのようでした。
今回は隣の馬込沢駅へ足を延ばした私たち。途中に立ち寄るのにおすすめの、A~Cの3つのお店も見つけましたよ。

A

oimoya
[オイモヤ]

住宅街で2022年10月に開店した焼きいも屋さん。子どもでも気軽に食べられるようにと、1本が小ぶりで買いやすい甘~い焼きいもがテイクアウトできます。

  • 非公開
  • 13:00~15:00以降はなくなり次第終了
  • 日~水曜、金曜(各週で火曜も営業)、雨天日
  • 千葉県鎌ケ谷市丸山3-4-34
  • 東武アーバンパークライン鎌ケ谷駅から徒歩6分

B

森のカフェはやしみず
[もりのカフェはやしみず]

都会のオアシスのような囃子水公園を目の前に望むカフェ。野鳥を観察したり木々を眺めたり、木々に囲まれたテラス席は何時間も過ごせそうな気持よさでした。

  • 050-3696-8843
  • 11:00~17:00
  • 日~火曜(祝日の場合は営業)
  • 千葉県鎌ケ谷市道野辺本町2-17-6
  • 東武アーバンパークライン鎌ケ谷駅から徒歩7分

C

waco 環古
[わこ]

馬込沢駅前にあるおしゃれな雑貨のお店。きれいにリペアされた古い日本の道具に命を吹き込み、生活雑貨として”愛でながら使う”魅力を教えてもらえます。

  • 080-4331-7313
  • 12:00~18:00
  • 月~火曜、日曜不定休(SNSで事前に要確認)
  • 千葉県鎌ケ谷市馬込沢3-34
  • 東武アーバンパークライン馬込沢駅から徒歩4分

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