5.事故の発生状況

■鉄道運転事故

鉄道運転事故の件数
グラフ

2019年度に当社で発生した鉄道運転事故は、踏切障害事故が10件、鉄道人身障害事故が6件、合計16件でした。

なお、右のグラフは、最近5年間で発生した鉄道運転事故件数の推移です。

※ 鉄道運転事故・・・列車衝突事故、列車脱線事故、
列車火災事故、踏切障害事故、
道路障害事故、鉄道人身障害事故、
鉄道物損事故
(自殺と思われるものは、鉄道運転事故に含まれません。)
最近5年間の踏切障害事故の主な原因

踏切障害事故とは踏切道において、列車又は車両が道路を通行する人又は車両等と衝突・接触した事故のことです。当社で発生した最近5年間の踏切障害事故件数は39件で、その主な原因は踏切道内停車、直前横断など、以下のグラフのとおりとなっています。

グラフ
最近5年間の鉄道人身障害事故の主な原因

鉄道人身障害事故とは列車又は車両の運転により、人の死傷を生じた事故のことです。当社で発生した最近5年間の鉄道人身事故発生件数は49件で、その主な原因はホーム上での接触、ホームからの転落など、以下のグラフのとおりとなっています。

グラフ

■輸送障害

当社で発生した2019年度の輸送障害は合計91件で、その主な原因は第三者による事故(自殺と思われるもの、人の敷地内立入りなど)、設備の故障となっています。

※ 輸送障害 ・・・鉄道による輸送に障害を生じた事態で、鉄道運転事故以外のもの
グラフ
自然災害〜台風19号について〜
社長現地視察

2019年10月12日~13日に上陸した台風19号において、複数の箇所において線路支障が発生し、いくつかの区間で運転を見合わせるなど、多くの被害が発生しました。ご利用のお客様のために早期の運転再開を目指し、経営トップから従業員まで一丸となり復旧にあたり、10月24日に全線で運転を再開いたしました。また、運転見合わせ区間においては、お客様の輸送を確保するため、沿線バス会社の協力を得て、代行バスによる振替輸送を実施しました。

各種災害対応にあたっては、2015年の関東・東北豪雨での経験を活かすことで、早期の運転再開をすることができました。

■インシデント

2019年度はインシデントの発生はありませんでした。


※ インシデント・・・鉄道運転事故が発生するおそれがあると認められる事態、閉そく違反、信号違反等、信号冒進、本線逸走、工事違反、車両脱線、施設障害、車両障害、危険物漏えい

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