1.東武鉄道からご利用のお客様へ

■2020安全報告書の発行にあたって

平素は東武鉄道をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
東武鉄道では、「安全は東武グループすべての事業の根幹である」との信念のもと、「鉄道輸送の安全」を最も重要な使命として、「信頼される東武鉄道」を目指し、役員をはじめ従業員一人ひとりが安全性の向上に取り組んでおります。


当社では、毎年8月1日を「安全の日」と定め、全社をあげて「輸送の安全」の確保の重要性について理解を深め、安全を最優先する意識のさらなる高揚を図っております。また、安全に関する基本的な考え方として「安全方針・安全行動規範」を定め、安全管理体制の確立に努めてまいりました。今後も、継続的な見直しを図るとともに、安全文化の創造に向けた取組みを推進してまいります。


2019年度においては、安全重点施策である「安全文化の創造」「安全管理体制の充実」「安全性向上施策の推進」を中心に取り組み、気づきの感度を高め自ら考え、自ら行動することを従業員一人ひとりが実践した結果、安全目標である「重大事故・重大インシデントゼロ」の継続を達成いたしました。

本年度以降は、開催延期となった東京オリンピック・パラリンピックを見据え、お客様のさらなる安全性向上を図るため、ホームドア・車内防犯カメラの設置拡大や、地域関係機関と連携したテロ・自然災害等異常時対応訓練の実施等を引き続き推進してまいります。

また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、東武グループでは、鉄道、バス、電波搭事業等社会生活に欠かすことのできない公共事業を担っている事業者としての「社会的責任」を果たすべく、政府及び関係自治体と連携し、感染防止に対応してまいりました。引き続き、「鉄軌道事業における新型コロナウイルス感染症対策に関するガイドライン」等に基づき、持続的な対応を図ってまいります。


今後も安全対策に終わりはないことを常に念頭におき、安全目標である「重大事故・重大インシデントゼロ」の継続に向け安全性向上施策を着実に実行し、お客様に安心してご利用いただける鉄道会社を全社一丸となって目指してまいります。


本報告書は、鉄道事業法第19条の4に基づき、主に2019年度に実施した鉄道輸送の安全のための取組みを、皆様に広く紹介するために作成いたしました。


本報告書をご一読いただき、当社の「安全への取組み」について、忌憚のないご意見、ご感想をお聞かせくださいますようお願い申し上げます。

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