4.お客様の安全のために

■自然災害対策


【豪雨対策】
土構造物の改修
河川監視カメラの映像

当社沿線に設置した雨量計で降雨量を観測しており、降雨量により運転規制を実施するとともに、河川監視カメラを設置し、水位や増水の状況を確認しています。

また、対策が必要なか所については法面改修等の土構造物改修工事を実施しています。

【落石対策】

落石が懸念される場所の安全対策として、「落石止擁壁」、「落石防止網」、「落石防止柵」等を設置しています。

また、鬼怒川線の鬼怒川温泉駅〜新藤原駅間には、落石検知装置を設置しています。

 

※「落石検知装置」

線路沿いの崖等からの落石を検知すると、落石を知らせる表示装置が付近を走行中の列車と最寄りの駅に落石を知らせ、列車を緊急停止させる装置です。

【強風対策】
風速計

当社沿線に設置した風速計で風速を観測しており、風速が規制値を超えた場合には運転規制を実施します。

また、保守係員が日常の点検等において列車の走行に支障する恐れがある樹木を確認した時は、所有者にご協力をいただき伐採を行っています。

■地震対策

地震発生対応

「早期地震警報システム」により気象庁から緊急地震速報が発信され、当社沿線で大きな揺れが予想される場合には、自動的に音声メッセージで列車の乗務員に通報される仕組みとなっています。音声メッセージを受けた乗務員はすみやかに列車を安全な場所に停止させます。

また、当社沿線に設置した地震計で震度を把握し、震度4以上を観測すると運転規制を行うとともに、駅構内や各施設を点検し、安全確認をしています。

■大規模災害に対する備え

【災害発生を想定した確認・訓練】

毎年東日本大震災が発生した3月に、災害発生時の再確認として、お客様の避難誘導経路、避難誘導場所、連絡・召集体制、要注意箇所ならびに点検方法の確認等を実施するとともに、災害発生時の訓練として、現場画像共有システムを活用した本社と災害現場の状況画像の共有訓練、列車の一旦停止訓練などを実施しています。また、9月には九都県市合同防災訓練に参加し、自治体、警察、消防等、関係機関と連携を図り、大規模災害発生時の対応訓練を実施しています。

【計画運休の実施】

あらかじめ、鉄道運行上の規制値を超える大型の台風が接近する場合等には、事前に公表して計画的に列車の運行を取りやめる計画運休を実施する場合があります。実施にあたっては、原則として2日前までに計画運休実施の可能性について、前日までには計画運休実施について情報発信を行う等、社内で定めた計画運休タイムラインに則り対応する体制を整備しています。

【各駅への備蓄品の配備】

大規模災害時における帰宅困難者対策として、旅客用備蓄品(食料、飲料水、アルミブランケット、ブルーシート)を全駅(委託駅、無人駅等を除く)に配備しております。

■新型コロナウイルス感染予防対策 (2020年6月末時点)

【駅における対策】

お客様に安心してご利用いただけるよう、お客様と接する各駅窓口に飛沫防止用ビニールカーテンおよびウイルス除去剤を設置しているほか、多くのお客様にご利用いただく主要駅を中心に、お客さま用のアルコール消毒液を設置し感染予防に活用いただいております。

また、多くのお客様が触れる駅設備(自動券売機、エスカレーターベルト、手すり等)については、除菌洗剤を使用した清掃を実施しています。

【車内における対策】

多くのお客様が触れる車内設備(手すり、つり革等)については、除菌洗剤を使用した清掃を実施しているほか、長期的な抗菌効果のあるコーティングをつり革・座席等に実施しています。

また、特急車内や駅ホームにおける、特急券の確認や金銭授受の際には、フェイスシールドの着用やコイントレーを使用した感染予防対策を実施しております。

加えて、車内での感染予防のため、車両の空調・換気装置の使用や、係員の窓開けによる車内の換気を実施している他、ご利用のお客様に対しても、放送・ポスターにより車内の窓開けについてご協力をお願いしております。

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