4.お客様の安全のために

■各種訓練

異常時総合訓練

踏切において列車と車が衝突した事故を想定した異常時総合訓練を、森林公園検修区で実施しました。

脱線復旧訓練(森林公園検修区)
外国人のお客様の避難誘導訓練(森林公園検修区)
地震発生時の対応訓練

防災週間(8月30日~9月5日)期間中に九都県市合同防災訓練が実施されることに合わせ、大震災の発生を想定し、日光線栗橋駅での避難誘導訓練や対策本部設置訓練等を行いました。また2019年度は、川越駅、和光市駅、船橋駅等で帰宅困難者対応訓練が実施され、当社もこれに参加しました。

九都県市合同防災訓練(栗橋駅)
九都県市合同防災訓練(対策本部設置訓練)
帰宅困難者対応訓練(船橋駅)
安全推進ワーキングにおける訓練

事故発生時における連携・対応力向上のため、沿線各地区(浅草、館林、栃木、野田、東上)において、それぞれワーキンググループを構成し、地区ごとに様々な訓練を企画、実施し事故発生時における対応力の向上を図っています。

お客様の救急救護訓練(浅草地区)
SL大樹でのお客様の避難誘導訓練(栃木地区)

■社員教育

鉄道関係従事員の教育訓練は、輸送の安全を確保することを目的として社内の教育関係規程に基づき、必要な知識の習得、技能を備えた人材の育成を行っています。駅係員・乗務員・技術係員等全職種に関する教育を総合教育訓練センターにおいて実施することで、教育効果の向上を図っております。

訓練線での教育

総合教育訓練センターでは、鉄道係員のさらなる技能向上を図るため、総合訓練線を活用し、普段営業線では出来ない実地訓練を中心に、より実践的な教育を実施しています。

営業線対応訓練(訓練線ホームでの応急処置訓練)
訓練線ホーム上での異常時訓練
シミュレーター教育の実施
【乗務員(運転士・車掌)の教育訓練】

鉄道乗務員養成所では、机上教育と鉄道運転訓練シミュレーターを活用した乗務員の養成教育を実施しています。また、養成教育のほかにも、現役乗務員に対する教育訓練においてシミュレーターを活用しています。

車掌の養成教育
運転士の教育
【駅係員の教育訓練】

列車の到着から発車までの基本動作や安全確認方法、事故が発生した際の対処方法について、机上教育を行うとともに鉄道運転訓練シミュレーターを活用した訓練を実施しています。

また、自動券売機や自動改札機等の駅に関係する機器の取扱方法等についても、専用の訓練施設において実機を使用した訓練を実施することで、より実践的な教育を実施しています。

新入社員教育
車両保守模擬訓練

車両部門では、実際の車両機器を使用して保守作業の模擬訓練ができる「トレーニングルーム」を設置し、若手社員を対象として車両保守技術などをベテラン社員から実践的に学ぶことができる教育を実施しています。

トレーニングルームでの教育の様子
技能発表会の開催

車両部門では車両保守に関する技術力の向上を図ることを目的とし、「技能発表会」を実施しています。

また、線路保全部門では、技術の維持・向上を目的として「テクニカルコンテスト」を、電気保全部門では、中堅社員の技能レベルの向上を目的として「エキスパート研修会」を実施しています。

技能発表会(検修)
技能発表会(工場)
テクニカルコンテスト(線路保全部門)
エキスパート研修会(電気保全部門)
eラーニングによる教育

さらなる安全管理体制の充実に向けて運輸安全マネジメント制度を理解する目的で、役員・本社員・現業管理者を対象とした「安全マネジメントeラーニング」を実施しています。

指差確認喚呼効果体感ソフトを用いた教育

ヒューマンエラーを防止するための基本動作である「指差確認喚呼」の効果を体感することにより、指差確認喚呼の重要性と必要性を理解する教育を、現業社員に実施しています。

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