2026.11 No.929 掲載

記念日にちなんだ食材を使い
おなかも心も冬支度を

「立冬」は二十四節季にじゅうしせっきのひとつで、第19番目の節気。今年は11月7日にあたります。立冬は文字通り冬の気配が立ち始める頃。日差しが弱まり日照時間も日に日に短くなって、朝晩は冷え込む日が増えます。この季節は温かいものや、冬に備えて元気になる食べ物が欲しくなりますね。

立冬にちなんだ「食」に関する記念日も多く、例えば立冬前日の節分は、恵方巻きを食べる2月の節分と同じ「巻寿司の日」です。また、立冬はこたつで温かいお茶とともに、あられやせんべいを楽しもうという「あられ・おせんべいの日」、体が温まる飲み物の代表として「ココアの日」にも制定されています。さらに11月7日=「いいなべ」で「鍋の日」や「もつ鍋の日」などの鍋関連の日も。今回はこれらの記念日からヒントをいただいたメニューを紹介します。

立冬にちなんだ食材を使って

秋の味覚を体にやさしいメニューで堪能

干し柿とあられの和グラノーラバー

【材料・1本分】

干し柿…60g(中サイズ1個半)
水…大さじ1 と1/3
お好きなあられ…20g
ミックスナッツ…10g
★ココアパウダー…大さじ1
★山椒…お好みで

【作り方】

1.干し柿を1cm角にカット。

2. 1の2/3を耐熱ボウルに入れて水を加え、ふんわりとラップをかけて電子レンジ600Wで1分加熱したら、熱いうちにスプーンなどでつぶしペースト状になるまで混ぜる。

3. 2に1の残り1/3の干し柿、あられ、粗く刻んだミックスナッツを入れ、★を加えて全体がまとまるまでよくかき混ぜる。

あられとナッツの代わりに
柿ピーでもOK

4. クッキングシートを広げて3を好きな形に包み、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めたら出来上がり。

甘栗の肉巻き寿司

【材料・1本分】

豚ロース肉(薄切り)…150g
むき甘栗…30g
ご飯…200g
塩・コショウ…各少々
クコの実…数粒
★すし酢(液体)…小さじ1
★塩昆布…小さじ1
★黒ごま…小さじ1

【作り方】

1. ご飯に★ を入れて混ぜ込む。

2. ★をフライパンに入れ、沸騰したらスパゲティを半分に折って加え、麺がくっつかないように混ぜながら茹でる。

3. 1を肉の真ん中に薄く広げ、甘栗を中央に並べる。

肉の手前と奥には、
ご飯をのせない

4. 肉を手前から巻き込んで整形。

5. ラップの両端をひねって縛り(輪ゴムでも可)、耐熱皿にのせて電子レンジ600Wで2分、ひっくり返して2分加熱。

6. 肉に火が通ったらラップをしたまま粗熱を取り、冷めたらラップをはがしてカットし、クコの実を飾る。

蓮根のすり流し鍋

【材料・1 〜2人分】

豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用)…150g
蓮根…150g
水菜…1/2 袋
三つ葉…20g(1/3 袋)
塩…ひとつまみ
★水…400ml
★酒…大さじ1
塩麹…大さじ2
ごま油…大さじ1/2

【作り方】

1. 蓮根は半分のみを2mm幅の輪切りにし、水菜と三つ葉は5cm幅にカット。豚バラ肉は塩を振って5分ほど置いておく。

2. 小鍋に★と1で輪切りにした蓮根を入れ、沸騰したら豚肉をほぐすようにして加え、灰汁をすくって弱火にする。

3.残り半分の蓮根をすりおろしながら加える。

4. 水菜と三つ葉を入れ、ふたをして約3分(好みの固さに)煮る。

春菊やねぎ、
千切りの生姜を加えても◎

5.塩麹を溶かして味を調え、ごま油を回し入れたら完成。

延べ6000軒以上のお宅を訪問し、各家庭の生活に寄り添った身体に優しい料理を提案。著書『訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』のほか、メディア出演も多数。

text : 稲元孝子 photo : 古本麻由未 illustration : ラニー・イナモト