2025.3 No.909 掲載

生活に花を取り入れて
豊かな気持ちで春を楽しむ

卒業式や送別会など、春は花を贈ったり贈られたりすることが多くなる季節。そのため、花屋を利用する機会も増える時期です。しかし慣れない人が注文すると、つい店員さんにお任せしてしまいがち。そんなときは、1本だけでもいいので、贈る相手を思い浮かべて自分で花を選んでみましょう。きっと気持ちが込もった花束になるはずです。ちなみにこの時期にぴったりな花は、「門出」が花言葉のスイートピーです。

そして、もしお花をいただいたら、すぐに花瓶に移してあげましょう。家に花器がない場合は、水が入る容器なら何でもOK。キッチンにビールの空き缶やジャムの瓶が眠っていませんか?こまめに水を替えれば、花も長く咲いてくれます。花の種類が豊富な春だからこそ、暮らしに花を取り入れてはいかがでしょうか。

切り花を一日でも長く楽しむポイントは?

茎は斜めに切る

毎日の水替えのときに、茎の下をカット

花は茎の下の方から傷んでいきます。そのため、一日1回、水を替えるときに、茎の下の部分を少しずつ切ってあげましょう。このとき斜めにカットすると、水を吸い上げる面が多くなり長持ちします。

瓶でも缶でもOK

茎が短くなったら、小さな花器に移す

そもそも花瓶がないというおうちでも、ペットボトルや空き瓶、空き缶などはあるでしょう。花器は何でもよいのです。茎を切って短くなった花は、枯れた花や葉を取り除いて、小さな花器に移してあげましょう。

花びらの多い花は1本ずつ

ドライフラワーにして、さらに長持ち

花が枯れる前に、部屋の中で逆さに吊るして飾りましょう。日が当たると花の色が落ちやすいので、日陰がおすすめです。また、加湿器のある部屋は避けること。しっかり乾燥させれば、長期間楽しめます。

NOT FLOWERノットフラワー

東京スカイツリー®のお膝元の住宅街にある、古民家をリノベーションした花屋さん。ガーデニングが盛んなカナダのバンクーバーで修業したオーナーのみさきさんが、丁寧にお花選びのアドバイスもしてくれます。花は1本から購入できるのでお気軽に!

  • 東京都墨田区京島2-5-7
  • 13:00〜17:00
    ※最新の営業日や時間はインスタをチェック
  • 東武スカイツリーライン曳舟駅東口から徒歩8分
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text:稲元孝子 illustration:ラニー・イナモト