WORKS:仕事を知る

社員インタビュー

観光戦略

古河 健太

鉄道事業本部 営業統括部
日光・鬼怒川エリア営業推進部

2019年入社
経済学部 経済学科 卒

※所属は取材当時の内容です

仕事風景

日光・鬼怒川エリアに
携わる仲間として
地域との
懸け橋になりたい。

古河さんの仕事について教えてください

SL大樹を活用した、日光・鬼怒川エリアのさらなる活性化に取り組んでいます。たとえば、エリアへの誘客を目的とした、地元関係者や地域の観光資源を活用したイベントの計画・実施、SL大樹の走る沿線の景観整備を地域のみなさまと協働で実施しています。
その中でも、SL大樹を走らせるだけではなく、ご乗車のお客さまに日光・鬼怒川エリアでしか体験できない付加価値を感じて楽しんでもらえるよう、日々業務に励んでいます。

仕事の面白さを教えてください

日光・鬼怒川エリアにおける観光誘客の施策を行う部署はいくつかありますが、その中でも日光・鬼怒川エリア営業推進部は唯一現地事務所を構え、とにかく「どうやって来ていただくか」「来てくれた人にどう楽しんでいただくか」ということを考え、施策の検討・実施を行っています。面白いと思えるアイデアに常にアンテナを張り、どんなことがお客さまにとって楽しいか、そのアイデアの種をどのように実行できるか検討し、関係者を巻き込み、事業を推進していくことに面白みを感じています。一つの目標に向かい、熱い想いを持った方々と共に目標を達成することは、何物にも代えられないやりがいを味わうことができます。

仕事風景

印象に残っている仕事を教えてください

SL大樹と日光江戸村とのコラボレーションイベントです。日光江戸村のエンターテイメント性溢れるおもてなしを自分自身が理解し、関係者へ浸透させ、さらにお互いの得意分野を共有し、お客さまにどんな体験を提供すれば喜んでもらえるか一体となって取り組みました。検討に当たっては、主催部である私たちだけが考えるのではなく、どうすればアイデアが実施できるのか、関係各所と意見を出し合い、それを集約させた結果、お客さまも私たちも楽しめる最高のイベントになり、さらには協働する風土が定着するキッカケにもなりました。
何より一番嬉しかったのは、地元の子どもたちが自ら、忍者の仮装などをして集まってくれたことです。東武鉄道だけで完結するのではなく、地元の方々がお客さまを楽しませようと主体的に行動してくださったこと、それが今でも風土として根付いていることに、私たちが本当に目指していた姿だなと、その一助となれたことをとても嬉しく思っています。

仕事風景

キャリアを通じて得た大切にする姿勢は何ですか?

日光・鬼怒川エリアに実際に住み、地域活性化に取り組むにあたり、最初は見知らぬ地に住むことや地元との関係構築がうまくできるかなど、不安でいっぱいでした。そのような中で私が前向きになれたのは、ほかでもない地元の方々の取り組みを目の当たりにしたからです。
SL大樹の走る沿線である倉ケ崎エリアでは、地域の観光資源を活用し、SL大樹とともに何とかして地域を盛り上げようと奮闘していました。その中の取り組みのひとつとして、車窓から四季折々の花々が楽しめる花畑を造成したり、冬季のイルミネーションを行ったりしています。地元の方々も地域やお客さまのことを想い、奔走する姿を見て、「誰のために仕事をしているのか」という視点が定まっていったように思います。
日光・鬼怒川エリアでの仕事に携わるあたり、私が大切にしたいのは、実際にお客さまに接してみて、何を考えていて、何をしてほしくて、何をすれば東武鉄道が地域と実現できるのか、泥臭く地道に考え抜くことです。その結果として、来ていただいた方が「また来たい」と思っていただければこれほど嬉しいことはありません。

MY CAREER

MY CAREER

もともと「地域活性化」に興味があったのですか?

スカイツリーエリアが地元なので、エリアが育っていくのを身近に見ていましたし、東武鉄道も身近な存在でした。ただ、鉄道会社が取り組む地域活性化は、沿線地域の開発により、駅を中心にエリアの定住人口を増やしていくイメージでした。入社当初も、スカイツリーエリアをもっと活性化して、日本一のエリアにしたいと考えていました。
場所は違えど日光・鬼怒川エリアの活性化に携わるにあたり、現地に住み、地元関係者と触れ合い、地域のコミュニティーに入って一関係者として取り組むという、地域活性化のかたちの素晴らしさを実感しました。日光・鬼怒川エリアの経験は、今後の自分のキャリアにおいて大事な土台になったと心の底から思っています。

東武鉄道として、日光・鬼怒川エリアとどのような関わりを築いていきたいですか?

私たちが主体となりながらも地域と共創し、地元の声を形にする舵取り役になっていきたいと思っています。地元の方からの「こんなことやってみたら?」とか「あの店とコラボしてみたら?」といったアイデアを、社員一人ひとりが意気に感じ実現可能性を探ることで、より一層、東武鉄道が身近な存在になればいいなと思います。
多くの関係者が主体的に取り組むことで、自分が関わるエリアのことを本気で考え、地域を何とかしようと行動していく、そんな仲間の一つに東武鉄道やSL大樹がいることが理想です。
今後は、日光・鬼怒川エリアでの経験を活かして、地元である浅草・スカイツリーエリアでも、地域の方々が主役となるような取り組みを主導できる存在になりたいと思っています。

仕事風景

INTERVIEW

TOBU RAILWAY CO.,LTD. | POTENTIAL RECRUITING SITE