WORKS:仕事を知る

社員インタビュー

鉄道輸送サービス

粂 宏道

鉄道事業本部 施設部 建築土木課

2008年入社
理工学部 土木工学科 卒

※所属は取材当時の内容です

仕事風景

鉄道はお客さまが生活するうえで、
なくてはならない存在。
すべては、お客さまにより良いサービスを
提供するために。

粂さんの仕事について教えてください

東武鉄道は現在、関東1都4県にまたがり、全線で463.3kmにもおよぶ営業距離を誇っています。205ある駅には階段があり、改札口があり、ホームがありますが、その他にも駅と駅を結ぶ線路や橋梁、トンネルといったインフラも保有しており、施設の数は膨大。インフラ設備の維持管理はもちろんのこと、ホームドアの設置、踏切の安全対策、高架橋の耐震化、大雨被害を最小化するための対策など、さまざまな工事を計画・実施し、東武鉄道の安全を縁の下から支えることが私たちの仕事です。
鉄道工事の実施には、土木部門だけでなく駅、乗務員、車両、電気設備といったさまざまな部門の担当者が関わり合いを持ちます。プロジェクトの規模に応じて関係者も増え、それぞれが連携するためにハブとなって動き回ることも私の役割の一つです。 鉄道事業はサービス業でありながら、利用者が複数のサービスを比較して選択するわけではなく、その地域に住む利用者が生活するうえでなくてはならない存在です。だからこそ、安全で快適な運行は「当たり前」でなければなりません。

仕事をするうえで大切にしていることは?

鉄道工事には毎年数百億単位の投資がなされており、連立事業や複線化のような大掛かりなプロジェクトではまちの風景そのものを変えることができます。工事中は、時には「工事のために使いづらい」というご意見をいただくこともありますが、裏を返せばそれだけ日常的に使っていただけているということ。工事中ご不便をおかけする分、さらに便利にご利用いただけるようにすることを肝に銘じながら仕事と向き合っています。

仕事風景

これまでのキャリアについて教えてください

入社以降のキャリアを振り返ると、お客さまに対してより良いサービスを提供するためのアプローチを、模索してきた日々だったように感じます。入社直後に配属された資産管理部では、東武鉄道が保有する用地の管理をしていました。一見、鉄道利用者とは距離がある仕事にも思えますが、隣接地との境界を確認する時には、東武鉄道側の代表として立ち会います。沿線に暮らす人々がどんな人々なのか、学ぶことができた時期でした。
その後配属された、経営企画部では東武カードとPASMOを一体化させた「東京スカイツリー東武PASMO」の立ち上げや、野岩鉄道・会津鉄道の経営参画に携わりました。提供するサービスを巡って、その部署ごとに異なるアプローチがあることに気づけたことは大きな収穫であり、ジョブローテーションの魅力だと感じています。

MY CAREER

MY CAREER

印象に残っている仕事はありますか?

今の職場に配属される直前に、約5年間、同じ鉄道事業本部内にある改良工事部で5つの連続立体交差事業に携わりました。連続立体交差事業は、踏切の諸問題を根本的に解決するため、鉄道と複数の道路とを連続して立体交差化させる、非常にスケールの大きいプロジェクトです。測量や構造物の設計から、現場で打設するコンクリートの品質まで、大学時代に専攻した土木を生かせるだけでなく、何十人もの利害関係を持つ人々との交渉術を磨くことのできるセクションでした。

仕事風景

休日も仕事について考えますか?

休日には、パパとして子どもと過ごす時間をできるだけ多く持つようにしています。最近は電車好きな子どもを連れて、スタンプラリーに出かけています。実はこのスタンプラリーは、私にとっては他社の視察という意味も持っています。東武鉄道がまだチャレンジしたことのない工事や、工事中のお客さまへの配慮など、参考になる事例は近郊だけでも数多くあります。

充実した日々を送るために意識していることは?

人生にも仕事にも「やりたいこと」「できること」「やるべきこと」の3つがあり、この3つが合致した時に、成果が最大になると私は考えています。若いうちは「やりたいこと」が明確でなかったり、「できること」が少なかったりするものですが、それぞれの枠を少しずつでも大きくしていくことは可能です。寝る前や通勤時間中に本を読んだり、休日に出かけたり、子どもと遊んだりと、さまざまな事に興味を持って行動し、何を意識すればレベルアップできるか、考え続ける生き方を目指したいですね。

仕事風景

INTERVIEW

TOBU RAILWAY CO.,LTD. | POTENTIAL RECRUITING SITE