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次なる紫外線対策
サングラス探しに励む話
サングラス探しに励む話
私たちはもっと自分を大切にしていい。
「自分を大切にする」ためのちょっとした工夫をシェアします。
「肌老化の原因の8割は紫外線」と言われているのをご存じでしょうか。加齢よりも紫外線、なかなかの割合です。
私の紫外線対策のベースは、室内外にかかわらず、一年を通して顔の日焼け止めを欠かさないことです。梅雨が明けたら日傘の出番。でも今年は、紫外線量がピークになる前に準備しておきたいものがあります。それはサングラスです。
目から吸収する紫外線が、美容だけでなく、白内障など健康にも影響することは知っていました。でも、とにかく私は、帽子やサングラスといった顔まわりのアイテムが似合わないのです。骨格かパーツのバランスか、これまで幾度となく試しては玉砕してきました。
先日、友人の運転で車に乗っていた時のこと。フロントガラス越しの日差しが眩しく、サングラスの話題に。すっかり常套句となった“とにかく似合わない話”をおもしろおかしく話すと、普段穏やかな友人が、毅然とした口調で言いました。
「似合う似合わないは二の次。(目を)守らないと」。
……ハッとしました。頭でわかっていても、どこかファッション優先で、軽く捉えていた悠長さを即反省。本腰を入れてサングラスを探すことにしたのです。
あるおしゃれ上手な友人は、洋服は自分で選べてもメガネは難しい。だからそういったアイテムは全面的にプロ(お店の人)を頼ることにしたそう。提案されるものは、自分では到底選びそうもないデザインだけど、そこはプロ。新鮮、かつしっくりくるものを選んでくれることに感動したと話していました。また、別の友人は「サングラスはレンズ内に眉毛がおさまるデザインを選ぶといい」と教えてくれました。
それにしても「似合う似合わないは二の次」とは、刺さる言葉でした。とはいえ、できるだけ似合う方がやっぱり嬉しい。友人たちのアドバイスを胸に、サングラス探しに熱中する最近です。
文・絵 柿崎 こうこ


©︎ Asako Shimizu
かきざき・こうこ
イラストレーター。1970年生まれ。雑誌や書籍、広告など各メディアで活躍。保護猫の「まるお」♂と「しろちゃん」♀の3人暮らし。近著『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』。郷里の青森から上京して、はじめてのひとり暮らしは東武東上線の下赤塚駅が最寄り駅。
Instagram: @kakizaki_koko