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エアコンなしの寝室で
熱帯夜が快適になった話
熱帯夜が快適になった話
私たちはもっと自分を大切にしていい。
「自分を大切にする」ためのちょっとした工夫をシェアします。
築35年、賃貸3DKのわが家。実は、入居時からずっと困っていたことがありました。それはエアコンが一台しかないこと。エアコンがあるダイニングキッチンから離れた寝室も仕事部屋も、夏はサウナ状態。いちばん辛いのは就寝時、暑さで眠れず毎日寝不足でした。
それが昨年、みごとに解決しました!
救世主はサーキュレーターです。形状は扇風機と似ていますが、扇風機は風を浴びて体を涼ませるもの、サーキュレーターは空気を送り循環させるもの。この違いがヒントになって生まれた「冷気のバトンリレー」を紹介します。
まず、エアコンと扇風機を使うのはこれまでと同じで、サーキュレーターを一台購入しました。それぞれの役割分担は、エアコンは「冷気を作る」、サーキュレーターは「冷気を寝室がある方向へ送る」、扇風機は「冷気を受け取って寝室に流し込む」。
肝心なのは、配置と向きです。
・扇風機 寝室の前の廊下に置き、寝室に向ける。
・サーキュレーター エアコンの下に置いて扇風機の方向へ向ける。
これはわが家の間取りの場合です。
これだけで、うまく冷気が運ばれて、数段涼しくなった寝室で朝までぐっすり眠れたその日は本当に感動しました。あまりの変化にしばらくは半信半疑でしたが、ひと夏を快適に過ごして確信に変わりました。
間取りやエアコンの位置が変わっても、押さえるポイントは同じです。エアコンが効いた部屋から、届けたい場所へ向けてサーキュレーターを一直線に向けること、届けたい場所が一直線上にない場合は(わが家がそう)、扇風機を介して冷気を送る方向を調整します。
エアコンから吹きつける風が体を直撃することもなく、優しい涼しさが、エアコンで冷えやすい人にもおすすめです。同じように困っている方が、この夏、さわやかにぐっすり眠れますように!
文・絵 柿崎 こうこ


©︎ Asako Shimizu
かきざき・こうこ
イラストレーター。1970年生まれ。雑誌や書籍、広告など各メディアで活躍。保護猫の「まるお」♂と「しろちゃん」♀の3人暮らし。近著『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』。郷里の青森から上京して、はじめてのひとり暮らしは東武東上線の下赤塚駅が最寄り駅。
Instagram: @kakizaki_koko