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腸を整えて
高級美容液を手放した話
高級美容液を手放した話
私たちはもっと自分を大切にしていい。
「自分を大切にする」ためのちょっとした工夫をシェアします。
腸活目的で、発酵食品をいただく頻度を増やそうと、糠漬けを作るようになりかれこれ3年。かつては、お世話が至らず度々ぬか床をダメにしてきましたが、ようやく少しコツが掴めてきました。
毎日の食卓に糠漬けが上がるようになると、今度は麹甘酒が腸活の一環に加わりました。というのも、50代には思えないほど肌がピカピカの知人が〝米麹〟で腸活をしていると聞いたから。
米麹に含まれる食物繊維やオリゴ糖が善玉菌のエサになって、腸内環境が整い美肌にもつながるのだそう。
少し前に高級美容液の定期購入をはじめて、そのお値段になんとなくモヤモヤしていた矢先でした。スキンケアも大切だけど、いま一度、体の内側から肌を整えることに力を入れるべく麹甘酒を作りはじめた、というわけです。
ちなみに、ネットで出てくる甘酒情報はこんな感じです。甘酒には麹甘酒と酒粕甘酒があり、どちらも栄養価が高く、疲労回復や免疫力の向上、腸内環境を整え、美白美肌などの効能も。冬の飲み物の印象もありますが、俳句において〝甘酒〟は夏の季語、飲む点滴と言われ熱中症対策にもよい。云々。
作り方は至ってシンプルです。米麹(ごはんを加えることも)と麹菌が死滅しない60℃くらいのお湯で、8時間ほど発酵させるだけ。発酵に適した温度を保つため、炊飯器やヨーグルトメーカーを使うのが一般的なようですが、私は保温が効く水筒を代用しています。
自家製甘酒を豆乳で割って、米麹の粒々をスプーンで掬って食べるのがもっぱらのお気に入りです。糖質が高いため、適量を食後にいただくなど量とタイミングは要工夫。
作り慣れてきた最近は、生麹や乾燥麹、さまざま試したり、市販の甘酒の味比べも楽しんでいます。
そして先日ついに! 期待も込めて高級美容液の定期購入をやめてみました。
文・絵 柿崎 こうこ


©︎ Asako Shimizu
かきざき・こうこ
イラストレーター。1970年生まれ。雑誌や書籍、広告など各メディアで活躍。保護猫の「まるお」♂と「しろちゃん」♀の3人暮らし。近著『50歳からの私にちょうどいい美容と健康』。郷里の青森から上京して、はじめてのひとり暮らしは東武東上線の下赤塚駅が最寄り駅。
Instagram: @kakizaki_koko