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あなたのONE SCENE
ひばり
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03
クロストーク
辻直人さん
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こよみ、くらし。
節分
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それはさておき、コーヒーでも。
だから冬には熱々のココアが必要だ
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相老(あいおい)編
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東武沿線小説
てむちゃん on the way
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てみやげ、おもたせ、心づかい
レアチーズケーキや焼き菓子
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謎解き教室
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12
バックナンバー
プレゼントがあたる!
孫と手をつないで竹ノ塚駅に降りた、桜にはまだ早いある日の午後。かつて通っていた細い路地を散歩していた時、「ひばり」と書かれた看板が目に入った瞬間、胸の奥がふっと温かくなるのを感じました。
数十年も昔、10 円玉を握りしめて通った駄菓子屋と同じ店構え。放課後、駄菓子や粉ジュースを迷いながら選んだ、あの時間がよみがえります。店はほとんど変わらず、まるで時間が止まっているかのよう……。
「じいじ、これなあに?」と孫が手に取ったのは、私が昔から好きだった麩菓子でした。並んで座り、孫と一緒に頬張ったとき、不思議と胸が温かくなりました。
半世紀近くの月日を越え、あの頃の放課後が、静かに重なった気がしたのです。変わるものも多い中で、こうして変わらずにいてくれる場所があることに、心から感謝しています。
(60 代・麩菓子だいすきさん)
40年ほど前から続く駄菓子屋。多彩な駄菓子のほか、手作りのたこ焼きや焼きそばも販売しています。
- 03-3883-1274
- 東京都足立区六月1-36-11
- 10:00~18:00
- 月曜、第1・3火曜
- 竹ノ塚駅から徒歩15分
昭和レトロな雰囲気を漂わせる店構え
text & photo : Taku Tanji

