2025.1 No.907 掲載

鏡餅や残ったお餅を
簡単に美味しくアレンジ

お正月に新年の神様である年神様へお供えする鏡餅。1月11日はこのお餅を下げる「鏡開き」です。鏡餅には年神様の力が宿るといわれ、無病息災などを願いながらお餅をいただきます。ちなみに、お供え物に刃物を向けるのは縁起が悪いため、お餅は木槌などで叩きます。また、「割る」という言葉も縁起が悪いので、「開く」と表現しています。

さて、せっかくの鏡開きも、お正月からお雑煮などを食べ続け、もうお餅は飽きてしまった……という方も多いのでは。そこで今回はちょっと趣向を凝らし、アジアン風のアレンジレシピをご紹介。ここでは切り餅を使っていますが、もちろん開いた鏡餅を使ってもOK。鏡開きで年神様をお送りして、お正月気分も一新。フレッシュな気持ちで、新しい年の日常をスタートさせましょう。

text : 稲元孝子 photo : 古本麻由未