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お月様を愛でながら
風流な秋の食を楽しむ
今月6日は中秋(ちゅうしゅう)の名月(めいげつ)。毎年、秋分の日前後の約1か月間の中で、中秋の名月の日は変動します。この日に月を愛でる風習は、平安時代に中国から伝わり、それが貴族階級の間で広まったといわれています。
中秋の名月といえば月見団子。秋の収穫に感謝を込めて、お供え物をしたのが由来とされています。とくにこの時期は里芋の収穫期でもあるため、「芋名月(いもめいげつ)」とも呼ばれています。そのため、関西では餅をこしあんで包み、里芋に見立てた団子を供えることが多いようです。関東では丸くて白い団子が一般的なので、東西の月見団子の味を食べ比べてみるのも楽しいですね。
さて今回は、お月様をモチーフに、秋の野菜や果物などを使ったメニューをご紹介。名月を見上げながら味わってみてはいかがでしょう。
お月見やハロウィンにも♪
里芋・柿・かぼちゃを使ったメニューで秋を満喫!
スイートパンプキン大福

- 【材料・各2個分】
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かぼちゃ…80g
★クリームチーズ…18g
★レーズン…10g
★はちみつ…大さじ1/2
ライスペーパー…2 枚
片栗粉…小さじ2
【作り方】
1. かぼちゃは皮を除いて一口大にカットし、耐熱ボウルに入れてラップをして600Wで5分加熱。
2. 1を熱いうちにつぶして冷ましておく。
3. ★を合わせてよく混ぜておく。
4. ライスペーパーをサッと水で濡らして手のひらに広げ、2と3を半量ずつ順に重ね、ライスペーパーを折りたたみながら丸く包み込む。
ライスペーパーがやぶれたら、もう1枚かぶせればOK
5. 片栗粉を全体にまぶしたら完成。
柿と春菊の白あえ

- 【材料・2人分】
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柿…1個
春菊…1袋
絹豆腐…150g
★白ごまペースト…大さじ1
★醤油…小さじ1
★砂糖…小さじ1/2
★ナンプラー…小さじ1
★塩…少々
【作り方】
1. 絹豆腐はペーパータオルで包み重しをして、20分水切りしておく。
2. 春菊は熱湯で約30秒茹でたら、すぐに冷水で洗って水気を絞り、5cm幅にカット。柿は皮をむき、厚み5mmの拍子木(ひょうしぎ)切りにする。
3. ボウルに1の豆腐を入れてつぶしながら混ぜ、★を加えてさらによく混ぜ、塩で味を調える。
滑らかになるまでしっかり混ぜる
4. 柿と春菊を入れ、サッとあえて完成。
里芋おこわ

- 【材料・2人分】
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米…1合
もち米…1合
里芋(味付き調理済みのもの)…6個程度
鶏もも肉…50g
人参…30g 舞茸…30g
銀杏(下茹でしたもの)…8個程度
★醤油…大さじ2
★みりん…大さじ1
★砂糖…大さじ1
★塩…小さじ1
【作り方】
1. 米ともち米は洗って10分浸水した後、★とともに炊飯器に入れて軽くかき混ぜ、2合の目盛りまで水を注ぐ
2. 人参は千切り、舞茸は小房に裂き、下茹でした銀杏は殻と薄皮をむく。鶏もも肉は一口大にカット。
3. 2の具材を1にのせ、炊き込みモードで炊飯。
4. 炊き上がったら具材とご飯を混ぜ、あとから里芋をご飯の上にのせ、再びふたをして数分蒸らして完成。
盛り付けの際は里芋が崩れないように
延べ6000軒以上のお宅を訪問し、各家庭の生活に寄り添った身体に優しい料理を提案。著書『訪問調理師ごはんさんのどんどんおかわりする子ども大好きレシピ78』『訪問調理師ごはんさんの野菜大好きレシピ』のほか、メディア出演も多数。
text : 稲元孝子 photo : 古本麻由未 illustration : ラニー・イナモト