スペーシア X × 片山酒造
オリジナルボトルの日光路を車内で提供する片山酒造。
その代表であり、杜氏でもある片山智之さんに、「佐瀬式」にこだわる理由などを聞きました。
日本酒のおいしさを科学的にも分析し、さらなる味の向上をめざす片山さん
- 片山酒造
- 片山 智之さん
片山酒造(かたやましゅぞう)
「大手酒造メーカーにはできないことを」をコンセプトに、ていねいな酒造りに定評のある酒蔵。下今市駅から徒歩10分ほどの大谷川近くにあります。日本酒の元となるもろみを袋詰めしてゆっくりと搾る「佐瀬式」という、手間暇のかかる工程を取り入れているのがいちばんの特徴です。こうして生まれる酒粕は、お酒はもちろんのこと、特別な味わいと人気があります。
車内オリジナルパッケージの日光路の魅力とは?
日光路
日本酒造りはとても時間と手間のかかるもので、数多くの工程一つ一つに熱意を注がなければおいしいお酒は生まれません。とくに味を左右するのが、搾る際の圧力加減。そこで、多くの酒造が採用している機械で一気に搾る方法ではなく、「佐瀬式」を採用。人の手でもろみを袋詰めして重ね、ゆっくりと圧をかけて搾っていくのです。こうすることで、雑味のない味わいに仕上がります。
さらに、私たちは本来のおいしさを味わってもらいたいという思いから、直販にこだわってきました。一般的な流通ルートに乗せると、お客様の手元に届くまでどうしても時間がかかってしまうもの。直販なら出来立ての味を楽しんでいただけます。
車内で提供する日光路の純米吟醸は、県内産の酒米の夢ささらと日光の名水で仕込んだ自慢の銘柄。雑味がなく、高貴な香りを感じられると思います。
左は、ろ過も熱処理もしていない、不動のナンバーワン人気を誇る生原酒の素顔。右は、味わいと香りのバランスがいい日光路の純米吟醸。車内で提供される銘柄です
お酒を使った菓子や美容品も開発しています
原酒柏盛をたっぷりと含ませた、酒蔵ならではのスイーツ
生原酒の素顔と酒粕を配合した、オリジナルのフェイスパックも販売
スペーシア Xへの思い
とても豪華な車内だと聞いています。そんな車内で私たちのお酒を提供できて、光栄なことだと感じています。カフェカウンターでは、日光にちなんださまざまな商品が楽しめるとのこと。車内の各所にも、日光らしいデザインがちりばめられているようです。車内で移動しているだけで、旅した気分に浸れるのではないでしょうか。
日光の好きなポイントは?
国道121号沿いにあるお店は、季節ごとの草花で彩られます
日光のなかでも今市エリアは、田舎過ぎず、都会過ぎない環境がお気に入りのポイントです。
お店のご紹介
佐瀬式の機械を前に工程などを教えてくれた片山さん
初代の創業者は、酒どころとして知られる新潟県の柏崎から良質な水を求めて旅立ち、この地で納得のいく水に出合いました。このエピソードが物語るとおり、日光は良質な水に恵まれています。冷涼な気候でもあり、栃木県が開発した酒造りに適したお米や特別な酵母もあります。この恵まれた環境で、先代からの教えを忠実に守りながらていねいな酒造りを続けていきます。
片山酒造(かたやましゅぞう)
- TEL
- 0288-21-0039
- 営業時間
- 8:00~18:00
- 定休日
- お盆、年末年始
- 所在地
- 栃木県日光市瀬川146-2
- アクセス
- 東武日光線下今市駅から徒歩9分
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