シェフが料理を振る舞い
給仕係も乗務した“走る貴賓室”
日光線が開業した1929年10月に新造された車両で、当時の特急電車の最後部に連結して使用。車内には特別室に加え、随員室、料理室、ボーイ室も備えていました。スタッフとして給仕係、料理係も乗務するなど、現在のジョイフルトレインに近いプレミアムな車両で、旅行だけでなく、婚礼用の団体専用列車として用いられていました。
写真提供:東武博物館(岡準二氏 撮影)