新・駅前そぞろ歩記

和光市
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東武東上線の和光市駅がこの春、大きく変わります。駅南口に直結した複合商業施設「エキア プレミエ 和光」が3月26日にグランドオープンします。昨年12月に先行オープンした駅ナカエリア6店舗に加え、1~3階は選び抜かれた19店舗で構成され、ちょっと上質で心地よい普段使いのモノやコトに出会えるテナントが揃います。そして4~7階には「和光市東武ホテル」が誕生(6月11日開業)。上質で洗練された和光市の玄関口です。

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便利な都市環境と武蔵野の面影を残す自然環境

エキア プレミエ 和光の誕生で駅前の印象が大きく変わり、便利な都市環境が整備された和光市ですが、武蔵野の面影を残した豊かな自然環境も大切にされています。また野菜や果物、花弁などの栽培も盛んで、農業体験をするための市民農園も見られます。

この季節に味わいたいのはイチゴ。6軒の農家で栽培する8種類のイチゴが和光ブランドに認定されており、和光市駅北口のすぐ近くにはイチゴ摘みの観光農園「オハナ」が1月上旬から5月まで開園中。新鮮な5種類のイチゴの味比べができます。

かつての和光市は白子(しらこ)村、新倉(にいくら)村という農村でしたが、その時代の面影をいまに伝えるのが新倉ふるさと民家園。古民家・旧富岡家住宅を移築・復元して一般公開しています。茅葺寄棟造(かやぶきよせむねづく)りの主屋は約300年前の創建と推定され、埼玉県内最古の部類に入る民家です。また建物を見学するだけではなく四季折々の催しも開かれており、3月は雛飾りや桃の節句祝いなどが行われます。

白子川に架かる白子橋には、童謡「靴が鳴る」の歌詞が刻まれています。「雀の学校」や「叱られて」「みどりのそよ風」などで知られ、この地に暮らした童謡詩人・清水かつらを記念するものです。

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返還された基地の跡地は広大な公園ゾーンに

和光市駅南口側に回り、旧川越街道を辿ります。白子熊野神社はかつての白子村の氏神様として栄えた神社。境内にはツツジを植栽した大きな富士塚があり、開花時期の4月下旬には武州白子つつじまつりが開かれます。

東京外環自動車道に沿っては、理化学研究所をはじめ司法研究所、税務大学校など国立機関の研究所や教育施設が多く集まっています。この地区は昭和20年に米軍に接収されたキャンプ朝霞基地跡で、返還後にこれらの施設や自衛隊官舎などが建設されたのです。

この地区にはまた、和光市民の大きな憩いの空間が広がっています。武蔵野の雑木林の面影を残す多種多様な樹林と、四季の草花が遊歩道を彩る県立和光樹林公園。ここもキャンプ跡地を整備したもの。広大な敷地を囲む道路の桜並木がいっせいに開花すると、ピンクの回廊となります。この公園で3月中旬から始まるのが「手ぶらでバーベキュー」サービス。園内にはBBQ場があり、食材・飲料の提供から必要な機材と備品の貸し出しまで行っています(要予約)。

和光樹林公園と桜並木の道路を挟んで隣接するのは、練馬区立大泉さくら運動公園。その名の通りサクラの名所で、予約なしで自由にバーベキューができる広場もあります。

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