地名になった「おもちゃのまち」のワクワクが止まらないおもちゃミュージアムを訪ねる

ユニークな地名「おもちゃのまち」壬生町

おもちゃのまち・壬生町は、栃木県の県央南部に位置する人口4万人の町です。関東平野の北部に当たるほぼ平坦な地形で、海抜は50〜100mあります。町内には東武宇都宮線の4つの駅があるとともに、北関東自動車道壬生インターチェンジが整備され、東北自動車道との連結によって広域的に交通の利便性が良い町となっています。

壬生町には、恵まれた自然のもと原始・古代から多くの人々が暮らしており、その遺跡が残されています。戦国時代になると壬生氏によって壬生城が築かれ、壬生城の城下町、日光街道の宿場町として、また黒川を利用した河川交通の要衝として栄えました。

そして戦後。壬生町にはおもちゃ工場を誘致した工業団地が誕生。最初はおもちゃの工業団地で働く人や地元の人たちが「おもちゃのまち」と呼んでいただけでしたが、東武宇都宮線「おもちゃのまち駅」が作られたこともあり、1977年に正式な地名として「おもちゃのまち」が生まれました。まさに壬生町は、日本のおもちゃが生まれる街のです。

子供から大人まで楽しめる「おもちゃのまちバンダイミュージアム」

子供のみならず大人までも楽しめるおもちゃの博物館が「おもちゃのまちバンダイミュージアム」です。館内は「日本のおもちゃ」「世界のおもちゃ」「エジソン」「ホビー(ガンダム)」の4つのテーマミュージアムと、室内外で遊べる「プレイエリア」で構成されており、年代問わずみんなが楽しめる博物館となっています。

エジソンの貴重な発明品コレクションから、ここでしか見れないガンダムコレクション、ロンドンおもちゃ模型博物館から引き継いだアンティークのおもちゃまで、約3.5万点あるバンダイコレクションから厳選されたおもちゃが展示されています。ミュージアムに入ってすぐにある高さ5.6mの実物大ガンダムの胸像には、今もなお多くのファンが訪れています。

また「プレイエリア」では実際に子供たちが触って遊べるようになっていて、「見て、遊んで、学べる」おもちゃの博物館となっています。一日中、懐かしく貴重なおもちゃの世界に浸れる、そんな博物館です。

おもちゃのまちバンダイミュージアム

URL https://www.bandai-museum.jp

思いっきり遊べる「壬生町おもちゃ博物館」

「壬生町おもちゃ博物館」は、館内は子供たちが楽しく遊べるコーナーがたくさんある「遊べる」博物館として人気を集めています。

中世のお城をイメージさせる外観そのままに、博物館の中は「きんぐとくぃーん」とたくさんのおもちゃたちが一緒に暮らしている設定になっています。1階「きっずらんど」はお城のお庭をイメージして作られており、数々の遊具が備え付けられた大型遊具があります。子供に人気のボールプールもあり、体を使って楽しく遊べるゾーンです。

2階「きっずたうん」は街並みをイメージしており、テーマ分けされた部屋がいくつもあります。壁面ショーケースには懐かしの貴重なおもちゃが約9,000点も展示されていて、おもちゃへの知識、理解を深めることができます。

3階「そらのひろば」は街の空をイメージしていて、小さい子供向けの飛行船遊具で遊べます。またここは展望スペースになっていて、晴れて空気が澄んでいる日には、雄大な日光連山を見渡すことができます。

そして別館には電車好きにはたまらない「鉄道模型の部屋」があります。NゲージのジオラマとHOゲージのジオラマがあり、どちらも細部まで丁寧に作られており、電車に興味があるなしに関わらず見とれてしまう見事な鉄道模型です。

大人も子供も一緒になっておもちゃの知識を深め、おもちゃと触れ合える「壬生町おもちゃ博物館」。おもちゃのまちならではの魅力的な博物館です。

壬生町おもちゃ博物館

URL http://www.mibutoymuseum.com

見て・学んで・遊べるおもちゃのまちへ

「おもちゃのまち」というユニークな地名を持つ栃木県壬生町。その「おもちゃのまち」にある2つのおもちゃミュージアムは、大人から子供まで楽しめ、また見て、学んで、遊べる博物館になっています。

ぜひ、懐かしいおもちゃに触れ、大人も童心にかえってワクワクする気持ちを思い出してみませんか?

※2019年11月現在の情報です