鉄道輸送サービス

TRANSPORTATION SERVICES

関東の私鉄で
最大の規模を誇る
東武鉄道の基幹事業

東武鉄道の基幹事業である鉄道事業。鉄道路線網は、東京、千葉、埼玉、栃木、群馬の1都4県にわたり、営業距離は463.3kmと関東の私鉄では最大の規模を誇っています。日々の通勤や通学、あるいは観光の足としての使命を全うすべく、輸送サービスの利便性向上を絶えず追求しています。

主な取り組み

自動運転(GoA3)

輸送計画

東武鉄道では、鉄道の未来を変える挑戦を進めています。ドライバレス運転の実現に向けて、添乗員付き自動運転(GoA3)の本格検証を2028年以降に予定。前方の障害物を検知するシステムや自動列車運転装置の開発など、最先端技術の研究・検証を重ね、2027年からは自動運転に対応した車両(1000系)の導入も開始します。
自動運転への挑戦は、少子高齢化や人手不足といった社会課題を解決していくための取り組みでもあります。最先端技術を組み合わせることで、より安定した運行と効率的な輸送を実現していきます。

自動運転対応車両1000系
自動運転対応車両1000系

相互直通運転

輸送計画

東武鉄道では、他社路線との相互直通運転を積極的に進め、広域的な鉄道ネットワークを構築しています。東京メトロ日比谷線や半蔵門線、有楽町線、副都心線などと接続することで、乗り換えの手間を減らし、都心と郊外をシームレスにつなぐ利便性の高い移動を実現しています。
これにより、通勤・通学はもちろん、観光やビジネスにおける移動の自由度が大きく向上しました。鉄道会社の枠を超えた連携によって、より広いエリアを一体的に結び、人の流れを生み出しています。利便性の向上と沿線価値の最大化を両立する取り組みとして、今後も相互直通運転の取り組みを拡大していきます。

新型特急N100系 
スペーシア X

車両

N100系スペーシア Xは、浅草と日光・鬼怒川エリアを結ぶ新たなフラッグシップ特急として誕生しました。沿線地域に受け継がれてきた伝統工芸や文化をデザインに取り入れ、車両そのものが地域の魅力を発信する存在に。その高いデザイン性が評価され、国際的なプロダクトデザイン賞である「Red Dot Design Award」をはじめとした7つの賞を受賞しています。

車両内には個室やラウンジ、ソファ席など6種類の座席を備え、利用シーンに応じた多様な過ごし方を提供。さらに、コックピットラウンジに設けられたカフェカウンターでは、沿線の魅力を五感で楽しめる商品を展開しています。環境面では、従来車両と比べてCO2排出量を最大40%削減するなど、サステナビリティにも配慮しています。

車上データ有効活用システム「Remote」

DX推進

「Remote」は、走行中の列車からリアルタイムでデータを取得・分析し、鉄道運行の高度化に活用するシステムです。車両の位置情報や車内温度、運転速度、消費電力、機器の状態などを常時把握することで、安全性や効率性の向上を実現しています。
異常発生時には関係部署間で瞬時に情報が共有されるため、迅速な対応を行えます。そして、曜日や時間帯、号車ごとの乗車率を分析することで、混雑の平準化やダイヤの最適化も可能に。従来は経験や勘に依存していた判断を、データに基づくものへと進化させています。

AI活用・DX化

DX推進

AIやデータ分析技術を活用したDXを推進し、安全性向上や施設管理の高度化に取り組んでいます。例えば踏切では、カメラ映像をAIで解析し、踏切内の滞留を検知するシステムを設置。人や自転車などが取り残されることによる事故の未然防止を図ります。
また、列車に搭載したモニタリング装置により、線路や電車線の状態を常時把握する「施設状態監視システム」の導入なども推進中です。検知・監視データを活用することで、設備の状態をより正確に把握し、効率的な保守管理と安全性の向上を実現します。これらの取り組みにより、鉄道インフラのさらなる高度化と安定運行を支えていきます。

高架化工事の推進

地域活性化

鉄道の安全性と利便性を高め、まちの未来をつくるのが高架化工事です。東武鉄道では、分断された周辺市街地を安全・安心・スムーズに行き来できる環境を実現するとともに、高架下空間の活用による都市の活性化や発展に寄与することを目的に、現在、沿線3か所で鉄道の立体化を進めています。
とうきょうスカイツリー駅付近では、踏切の廃止とあわせてエリア全体の高架化を進めており、交通の円滑化と安全性を向上させています。さらに、春日部駅付近や大山駅付近でも同様の取り組みが進行しており、こうした高架化工事を通じても人々の暮らしを支え、都市の活性化や発展に貢献していきます。

TABETEレスキュー

社会課題

社会課題である食品ロスの削減に向けて、「TABETEレスキュー」の取り組みを推進しています。これは、東松山市周辺の農産物直売所で売れ残った野菜や果物を買い取り、東武東上線の列車で池袋駅まで輸送し、池袋駅構内で再販売する仕組みです。これまで廃棄されていた農産物を都市部の消費者へ届けることで、食品ロス削減と生産者の収益向上の両立を実現しています。
「TABETEレスキュー」の運営は産官学が連携して行っており、学生が販売に携わるなど、地域と人をつなぐ試みとしても機能しています。また、販売しきれなかった農産物は子ども食堂へ提供されるなど、資源を無駄なく活用する循環型の仕組みも構築。鉄道の輸送ネットワークを活かし、社会課題の解決に貢献しています。

社会にもたらす影響

安全で安定した
鉄道サービスを通じて、
人々の日常と社会基盤を支える

地域と人をつなぎ、
新たな価値とにぎわいを
沿線に生み出す

環境負荷を低減し、
持続可能な社会の実現に貢献する