1. ホーム
  2. 東武沿線おでかけ情報
  3. 新着おすすめ情報
  4. 東武鉄道沿線秋のお出かけ特集
東武鉄道沿線秋のお出かけ特集

知ったら思わず教えたくなる!
読んだら思わず出かけたくなる!

秋のお出かけが
グッと楽しくなる豆知識を紹介します。

1

どうして「紅葉狩り
(もみじがり)」って
いうの?

秋といえば、「紅葉狩り」の季節。赤や黄色に色づいた木々の葉は美しく、思わず見入ってしまいますよね。さて、そんな紅葉した木々を観賞するという意味の「紅葉狩り」ですが、なぜ「紅葉」を「狩る」というのかご存知ですか? 由来には諸説ありますが、その中の一つをご紹介。平安時代には定着していたといわれる「紅葉狩り」。同時代、貴族の中で「歩く」という行為は品がないとみなされおり、そのため貴族は牛車で移動していました。しかし、紅葉の鑑賞スポットの多くは山の中で、牛車で進むのは困難……。そこで、実際には歩いて山に出かけていたのですが、「歩く」という行為ではなく、「狩り」に見立てて体裁を保っていたという一説があります。

2

葉っぱが赤く
「紅葉(こうよう)」する
不思議

秋になると、イロハモミジをはじめ、さまざまな落葉樹の葉が鮮やかな赤色に変わり「紅葉」します。毎年、当たり前のように見ている現象ですが、緑色だった葉が赤色になるって思えば不思議ですよね。そもそも、葉が緑色に見えるのは、葉の光合成を行う葉緑体という器官に含まれるクロロフィルという緑色の色素があるからです。秋になると、落葉樹は冬を越すために葉を落とすのですが、その前に葉から養分として使えるものを回収しようとします。この過程で葉緑体のクロロフィルが分解される一方で、アントシアンという赤い色素が新しく合成されます。これが赤く紅葉して見える正体です。

3

イチョウは
「生きた化石」だった

晩秋は、街路樹などで黄金色に色づくイチョウも見ものです。実は、イチョウは世界で最古の現生樹種の一つということをご存知ですか? 地球上で植物が繁茂したのがジュラ紀(約2億130万年前~約1億4550万年前)で、イチョウも白亜紀中頃(約9000万年前)まで世界中でごく普通に見られた植物だったそう。中生代末には恐竜とともにその大半が絶滅したのですが、イチョウだけは新生代まで生き残り、現在に至っています。世界各地で化石が発見されていて、現在のイチョウと同じ姿であることから「生きた化石」ともいわれます。

4

世界で違う!? 月模様

夜空に浮かぶ美しい月を眺め楽しむ「お月見(十五夜)」は秋の風物詩の一つ。月は、地球に対して常に同じ地表面を見せているため、どこから見上げても同じ表面が見えています。ということは、月模様も同じように見えるはず、と思うかもしれませんが、世界の月模様はさまざま。日本では、「ウサギが餅つきをしている様子」と捉える人が多い中、例えば、中国では「薬草を挽くウサギ」、東欧では「髪の長い女性の横顔」、カナダでは「バケツを運ぼうとしている少女」、南米では「ロバ」など各国・地域で全然違います。神話をはじめ国や地域による文化が捉え方の違いの背景にあるといわれています。

5

夏より美しい、秋の夕暮れ

清少納言の随筆「枕草子」に「秋は夕暮れ(が良い)」とあるように、秋は夕焼けが一層美しい季節とされています。夏の空には水蒸気が多く、光や遠くの景色を妨げてしまうのですが、秋になると空気がカラッと乾燥し、水蒸気が少なくなることで空がクリアできれいに見えるようになります。そのため、素晴らしい夕焼けを見ることができるのです。

6

鈴虫の鳴き声は
電話で聞こえない?

リーンリーン――秋の夜に響き渡る美しい鈴虫の鳴き声。この鈴虫の鳴き声ですが、なんと電話を通しては聞こえないんです。一般的な電話は、人の声の高さに合わせて約300~3,400ヘルツの音声周波数に設定されてつくられています。これに対して、鈴虫の鳴き声は人の声より高い周波数で約4,500ヘルツあるため、その鳴き声を電話では捉えきれないのです。また、コウロギやキリギリスの鳴き声も同じく高周波のため、電話を通して聞くことができません。

7

秋の味覚の王様
マツタケは世界で不人気?

マツタケやシイタケ、シメジ、マイタケ、ナメコなど秋に旬を迎えるきのこは多数あります。日本人の多くが好み、食卓に欠かせない食材になっている一方で、海外では、ぬめぬめしたなめこのようなきのこはあまり好かれていなよう。また、日本では秋の味覚の王様とされるマツタケも、海外の人からすると、その独特な香りが「革靴にこもった臭気」などと例えられ、悪臭に感じられるそうで人気が低いといわれています。同じ食材でも日本と海外で感じ方が違っておもしろいですね。

8

栗は栄養たっぷりの
スーパーフード

そのままで食べるのはもちろん、栗ご飯や甘露煮、栗きんとんなどにアレンジしても絶品の「栗」。その美味しさもさることながら、ビタミンB1やビタミンC、食物繊維、カリウムなどが含まれていて栄養たっぷりのスーパーフードでもあります。さまざまな健康に期待できる一方で、栗は糖質やカロリーが多く100g(約3、4個)あたり約150kcal前後あり、食べ過ぎには注意が必要です。一般的に1日の間食の摂取推奨カロリーは200kcalが目安。適量を守って、楽しく旬を味わいましょう。

9

秋の七草は“見て”楽しむ

七草といえば、春の七草「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」をイメージする人が多いのでは? この七草を使った七草粥は新春の風物詩でお馴染みです。実は、秋にも七草があり、その目的は鑑賞を通して、季節を感じて慈しむことにあります。秋の七草は、「ススキ(オバナ)」「ハギ」「クズ」「ナデシコ」「オミナエシ」「フジバカマ」「アサガオ」の7種類で、「万葉集」に収録された歌人・山上憶良の2首の和歌が由来とされています。7種類の美しい草花を詠んだ心なごむ和歌で、これらが広く愛されたことで秋の七草が広まったとされています。