賃貸事業
当社では、関東初の本格的な駅ビルとして1931年に誕生した浅草駅ビルをはじめ、百貨店・スーパーマーケット・駅ビル等の商業施設、オフィス、マンション、ホテル・スポーツクラブ等のレジャー施設、倉庫等の業務施設など、多様な用途の建物を建設し、賃貸事業を展開しています。
近年では、市場の環境変化、テナントニーズの変化に対応するため、保有資産の活用や新規用地取得による建物建設、稼働率の低下した既存物件の建替え、大規模修繕等を通じて、賃貸事業の維持、強化を図っています。
引き続き、賃貸事業を通じてお客様の利便性を高め、環境にも配慮した安心・安全で付加価値の高いサービスを提供することにより、暮らしやすい街づくりを実現していきます。
建物賃貸事業
主要賃貸物件
物件名 | 延床面積 (㎡) |
主な用途 | 所在地 |
---|---|---|---|
東京曳舟病院 | 9,683 | 病院 | 東京都墨田区 |
東武アネックスビル | 9,193 | 店舗・事務所 | 東京都豊島区 |
東武豊洲ビルB棟 | 5,078 | 電気通信機器施設 | 東京都江東区 |
東武銀座第1ビル | 4,053 | 店舗・事務所 | 東京都中央区 |
竹ノ塚東口駅前ビル | 4,039 | アミューズメント施設 | 東京都足立区 |
蓮田駅前ビル | 12,968 | スーパーマーケット | 埼玉県蓮田市 |
北越谷東口ビル | 4,853 | フィットネスクラブ、店舗 | 埼玉県越谷市 |
宮代倉庫 | 7,884 | 倉庫・事務所 | 埼玉県南埼玉郡宮代町 |
宮代建物 | 3,443 | セレモニーホール | 埼玉県南埼玉郡宮代町 |
柏駅ビル | 47,619 | 百貨店 | 千葉県柏市 |
宇都宮東武ビル | 54,736 | 百貨店 | 栃木県宇都宮市 |
西参道茶屋 | 157 | 店舗 | 栃木県日光市 |
東武横浜第3ビル | 10,651 | 店舗・事務所 | 神奈川県横浜市 |
厚木配送センターA棟 | 4,959 | 倉庫・事務所 | 神奈川県厚木市 |
東武仙台第1ビル | 7,617 | 店舗・事務所 | 宮城県仙台市 |
仙台ロジスティクスセンター | 17,408 | 倉庫 | 宮城県仙台市 |
賃貸事業の中でも駅ビジネスでは、圧倒的な集客力を持つ「駅」を最大の経営資源と位置付け、これまでの移動手段としての側面を保ちつつ、日常的な生活サービスの提供場所として、駅及び駅周辺の立地を有効活用し、収益の拡大を図るとともに、沿線価値を向上させ、魅力ある空間づくりを目指しています。主として、当社直営のショッピングセンターを運営する駅ビル事業、駅舎内を中心とした駅ナカ店舗事業、駅構内のさまざまなスペースを活用して商品を販売する構内営業事業等に分類されます。
駅ビル事業
当社直営の地域密着型ショッピングセンターとして、沿線の主要駅において「エキミセ」、「ヴァリエ」などの名称で展開しており、地域の情報発信基地としてお客様に親しまれています。2023年度には草加駅直結の商業施設「草加ヴァリエ」のうち食品の専門店が集積する「VARIE1」を、2024年4月には新越谷駅直結の商業施設「新越谷ヴァリエ」のうちファッション店舗が中心の2階、3階の一部エリアをリニューアルオープンしました。今後、駅ビル事業においては、ファッション・日用雑貨から菓子・惣菜・生鮮食品にいたるまで、バラエティに富んだショップを展開、さらに沿線初出店や新業態のショップを誘致し、トレンドやお客様のニーズに応えてまいります。
主要直営ショッピングセンター
駅ナカ店舗事業
多くの人が行き交う「駅」を魅力的で便利な場所にするため、お客様のニーズに対応した店舗の新設及び既存店舗を活用したショップの入れ替えを行っています。
特に新設店舗については、単に駅の遊休スペースに建設するのではなく、駅設備や店舗の配置換え及び駅の構造見直しを図ることにより、まちに開かれた駅空間を目指し、効果的に駅空間を活用できるよう計画しています。
また、ショップの選定にあたっては、駅それぞれのエリア特性、ニーズやトレンドに合った店舗の導入を基本とし、沿線初出店となるショップを積極的に誘致するなど、賑わいと目新しさのある駅空間の創出に努めています。
現在、計17駅の駅ナカ施設を「EQUiA(エキア)」ブランドとして展開しています。今後も「モットタノシイエキヘ」をキャッチフレーズに積極的にブランド化を推進していきます。
構内営業事業
自動販売機、銀行ATM、証明写真機、催事営業など、駅構内のスペースを効率的に活用するのが構内営業事業です。特に催事営業は、専用のブースや什器を使用し、出店の要件を簡素化させ、1週間から2週間といった短期間で営業を行うため、収益性の高い事業であるとともに、クリスマスやバレンタインデーなど時節に合わせたショップを誘致することができるため、ご利用のお客様からもご好評いただいています。また、新たにネットショッピングの普及に対応する宅配ロッカーや、テレワークニーズに対応するスマートワークブース等の設置も行っています。
電子マネー事業
2007年3月18日より、「PASMO電子マネー決済サービス」を開始し、お客様へのサービスと利便性の向上を図っています。
2013年3月23日からは、PASMO他交通系ICカードの全国相互利用サービスが開始となり、これにより全国の各交通系ICカード加盟店で、電子マネーによるショッピングが可能となりました。
また、「東京スカイツリータウン®」「ヴァリエ」「エキア」等の商業施設や飲料自販機等の他に、コインロッカーにもご利用いただけます。今後も、サービス対象箇所の拡大を進めていきます。