観光事業の取り組み

 新型コロナウイルス感染症による影響から急速に回復している観光市場において、旺盛な観光需要を最大限に取り込むべく、これまで培ったインバウンドプロモーションのノウハウを活かしたグループ横断的な取り組みを推進しています。また、DXによる観光客の利便性促進を図るとともに、グループ内外の企業や沿線自治体と連携した新規事業創出や持続可能な観光地域づくりにも取り組んでいます。

1.海外事務所やレップを活用した情報受発信

アジア営業支社(台北事務所、上海連絡事務所)を開設し現地旅行会社・メディアへの情報発信及び現地観光関連団体等との連携強化を図っているほか、海外の主要都市において情報受発信の窓口となるレップ(代理店)を設置しています。現地情報を的確に収集・分析するとともにグループ事業エリアへの誘客に向け、沿線地域やグループ施設に関する観光情報を発信しています。

台北事務所による旅行博出展

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2.オンラインによる情報発信

英語、中国語、韓国語、タイ語、フランス語によるSNSを開設し、情報発信を行っているほか、外国人インフルエンサーの招聘や海外現地に向けたライブ配信等を通して、沿線の魅力発信に取り組んでいます。

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3.DX 対応と高付加価値化

インバウンド向け企画乗車券(NIKKO PASS)や特急券のデジタル化を進めているほか、海外大手旅行代理店と連携した販売促進キャンペーンを行うことでインバウンド需要の取り込みを図っています。
また、グループ観光商材の高付加価値化を目指し、ザ・リッツ・カールトン日光をフックにした中禅寺湖貸し切りクルーズなどの商品造成を行うとともに、東京スカイツリー®の貸し切り営業によるイベント需要の取り込みなど、収益性の向上に取り組んでいます。

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4.持続可能な観光地域づくり

重要観光拠点である「浅草・東京スカイツリータウン」「日光・鬼怒川」「池袋・川越」等のエリアの強化に加え、地域の魅力の掘り起こしやエリアブランディング、観光事業に関する体制整備などを関係事業者と共に実施することで、当社と地域が共に発展できる体制の構築を進めています。

沿線地域と連携した「日光たかとくキャンプステーション」

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5.オープンイノベーションによる新たな観光需要の創出

東武グループの持つ観光アセットや沿線観光資源を最大限活用すべく、スタートアップをはじめとする様々な企業との協業を促進させるプログラム「TOBU Open Innovation Program」を実施することで、新たな観光需要の創出に取り組んでいます。

外部協業促進事業「TOBU Open Innovation Program」