思わず錯覚!? ミニチュアサイズで世界一周を味わえる東武ワールドスクウェアの魅力
世界の名所・名建築が一堂に会するミニチュアパーク
東武ワールドスクウェアは、栃木県日光市鬼怒川温泉に1993年にオープンした屋外テーマパークです。ユネスコ世界遺産に登録された45件をはじめ、世界21か国、102点の有名建造物が、実物の25分の1の縮尺で再現されています。
敷地は広さ約8万7500m2。園内は現代日本ゾーン、アメリカゾーン、エジプトゾーン、アジアゾーン、日本ゾーン、ヨーロッパゾーンの6エリアに分かれており、本物さながらの精巧なミニチュアは見ごたえ充分です。
6つのゾーンそれぞれに見どころがいっぱい
世界の地域ごとに6つにわかれたゾーンのうち2つは日本にまつわるもので、「日本ゾーン」と「現代日本ゾーン」に分かれています。現代日本ゾーンには、東京スカイツリータウン、東京駅、東京ドームなどが展示されていますが、とくに迫力があるのが東京スカイツリー®。25分の1の大きさとはいえ、高さはなんと約26m。園内で一番の高さを誇ります。日本ゾーンでは金閣寺や姫路城、春日大社などのミニチュアがあります。
アメリカゾーンでは、アメリカ国民のシンボル、自由の女神が見ものです。またパナマ運河のミニチュアでは、水位の違う海を船がどのように行きかうのか、その運河の仕組みをプレイカードで再現することができます。
エジプトゾーンの魅力は、5000年前に栄えた古代エジプトの建造物。巨大なピラミッドなど迫力満点の建造物が並びます。ピラミッドの前にはラクダの像があり、またがって記念写真を撮ることも可能です。
ヨーロッパゾーンでは、ローマのパルテノン神殿やスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアが再現されています。サグラダ・ファミリアでは設計者のアントニ・ガウディが愛した動植物の彫刻まで正確に再現されているので、ぜひ間近でその彫刻美を堪能してください。
アジアゾーンにあるのは、インドのタージマハルや中国の故宮など。特に故宮の展示では映画『ラストエンペラー』の壮大なシーンが再現されており、見ごたえ充分です。
季節ごとの色彩を楽しもう
園内では、季節ごとに様々な花々を楽しむこともできます。春に楽しめるのは梅や桜ですが、ミニチュアのテーマパークらしく、ここで見られるのは盆栽の梅や桜。遊び心も感じながら春の訪れを感じることができます。
ゴールデンウィークの時期に楽しめるのはシャクナゲの花。170種1200本が咲き誇る「シャクナゲパーク」があり、赤やピンクや白い花が爽やか季節を彩ります。
秋の紅葉も、やはり見逃せない景色の一つです。もみじやイチョウなどの盆栽が園内を彩ります。中でも熊本城の脇にそびえる樹齢80年のイチョウの木は必見。見頃は11月です。
そして冬は、世界中の名所の夜景が楽しめる冬季限定の一大イルミネーションイベントが開催されます。期間中は営業時間が延長され、昼間とは違った幻想的な世界旅行が楽しめます。雪が降れば、ピラミッドやスフィンクスが雪に覆われるなど本物では絶対に見ることができないここだけの景色を見ることもできます。
不思議な世界一周へといざなう玉手箱
東武ワールドスクウェアの展示物が高い再現性を実現しているのは、すべて設計者や権利者の許可を受けて作られているため。ギリシャのパルテノン神殿では本物の大理石の粉末を素材に混ぜるなどして、質感的にも実物に近い仕上がりとなっています。
展示物の周辺には、身長約7cmの人形たちが「見物」しています。写真を撮る時には、その人形と同じ目線で撮影するのも面白いかもしれません。より本物にそっくりな写真を撮影することができるはずです。
「東武ワールドスクウェア駅」が目の前でアクセスも抜群の世界建築博物館は、訪れる人を不思議な世界一周へといざなう玉手箱。日光への歴史旅や鬼怒川への温泉旅に合わせて世界へ足を伸ばす、そんなワールドワイドな旅をぜひ体験してください。
※2019年10月現在の情報です