関東を代表するフルーツ王国・佐野のフルーツラインで季節の果物に舌鼓

いちごに梨に桃。佐野の特産であるおいしいフルーツ

栃木県佐野市は関東を代表するフルーツの街として有名です。豊かな自然のもと、いちご、梨、桃などの栽培が盛んで、いちご狩りや、フルーツライン沿いの梨、桃直売所には多くの人々が訪れ、季節の旬の果物を楽しみます。

佐野市のいちごは有機質を主体とした土作りや減農薬栽培に力を入れ、出荷時にはパックに生産者の顔写真シールを貼付。こうすることによって生産者の安心・安全への意識を高めています。また佐野市のいちごの鮮度や味の良さは市場でも評判で、平成23年には「佐野ブランド」として認められました。

梨も同じく平成23年に「佐野ブランド」に認証。8月上旬から幸水・豊水・にっこりとさまざまな品種の梨が食べごろを迎えます。甘さとみずみずしさ、シャリっとした食感が特徴の幸水。たっぷりの果汁と濃厚な甘さの中に、程良い酸味が合わさり人気の豊水。とっても大きく甘みも高いことで人気上昇中のにっこり。それぞれの個性があり、お好みの梨を食べられます。

桃も、6月上旬から直売所に並び出し、その時期で一番おいしい品種が次々と出てきます。その時期その時期の旬のおいしいフルーツを味わえることも、佐野市を訪れたくなる理由の1つです。

梨狩りもできる「佐野フルーツライン」

佐野市南西部にある「佐野フルーツライン」は梨や桃を栽培する果樹園が20軒ほど並ぶ道です。6月下旬から11月中旬頃まで、その時期に食べごろの梨や桃を直売しています。梨狩りを実施している果樹園もあり、自然と触れ合いながら、大きくて新鮮な梨をもぎ取ることもできます。

また佐野市は関東地区では珍しい桃の産地であり、非常に高い人気を誇っています。桃のシーズンは6月末からお盆の頃まで。桃に関しては柔らかい桃が良いか、固めの桃が良いか好みが分かれるので、お店の人と相談してみましょう。

「佐野フルーツライン」の梨での注目は、栃木のオリジナル品種「にっこり」です。販売時期は10月中旬から11月下旬頃まで。大玉で甘みも強く日持ちもするので、年末年始の贈答用として利用する方も多く、贈答用のケース売りもしています。

また同じく贈答用として人気なのは「あきづき」です。酸味が少なく、程よい甘さで食べやすく、水分が多くみずみずしい梨です。販売期間は9月中旬から9月下旬頃までと短いですが、お彼岸用の贈答品として最適です。

季節ごとに食べ頃のフルーツが違いますので、時期を変えて何度も足を運んでみてはいかがでしょうか。

果物だけじゃない!佐野市の観光スポット

「佐野フルーツライン」で季節の果物をたっぷり味わった後は、佐野市観光も楽しみたいものです。そこで、佐野市でチェックしておきたい観光スポットをいくつかご紹介します。

まず、パワースポットに興味のある方にピッタリの観光スポットが「佐野厄除け大師」です。こちらのお寺は関東の三大師の一つとして有名で、初詣の名所となっています。お守りは何十種類も取り揃えており、自分の願いに合ったお守りを探すことができます。

いちご狩りを楽しみたい人には「佐野観光農園アグリタウン」があります。栃木で有名な「とちおとめ」や「スカイベリー」が食べられるいちご狩りは、シーズン中、県内外から毎年6万人もの人が訪れるほどの人気ぶりです。他にも時期によって、ブルーベリー狩りや桃狩りも楽しめます。

佐野観光に疲れて一息つきたくなったら「道の駅どまんなか たぬま」で一休みできます。佐野市田沼地区が日本列島のちょうど真ん中に位置することから、このユニークな名前がつけられました。こちらの道の駅では、無料で利用できる足湯があり、佐野観光の疲れを癒すことができます。

佐野厄除け大師

URL http://www.sanoyakuyokedaishi.or.jp

佐野観光農園アグリタウン

URL https://itigogari.com

道の駅どまんなか たぬま

URL https://domannaka.co.jp

何度訪れても新たなおいしい発見がある「佐野フルーツライン」

季節ごとの美味しい旬の果物が楽しめる「佐野フルーツライン」。時期が違うと食べ頃の果物も違うので、何度訪れても毎回新たなおいしい発見があるはずです。

梨や桃を購入し味わうだけでなく、実際に梨狩りもできるので、旬の果物に触れ、そのおいしさを再発見してみましょう。

佐野フルーツライン

URL http://sano-kankokk.jp/guide/4495/

※2019年11月現在の情報です