春日部から船橋へ。東武アーバンパークライン途中下車の旅

車窓に広がるのどかな風景を楽しみながら、自由気ままに駅めぐり

埼玉県さいたま市の大宮駅から千葉県船橋市の船橋駅を結ぶ「東武アーバンパークライン」。全線での急行列車の導入や浅草から大宮・野田市方面まで一本で行ける「アーバンパークライナー」の運行が開始されるようになると、利便性の高い路線として注目が高まっています。

そんなアーバンパークライン沿いには、緑あふれる公園やちょっと珍しい博物館など魅力的なスポットがたくさんあります。憩いと新しい発見があるアーバンパークライン沿線を思う存分遊びつくしてみましょう。

途中下車の旅<1>「自然とともだち」がコンセプト・清水公園

豊かな自然が広がる公園が多いアーバンパークライン沿線の中でも特に人気なのが、野田市にある「清水公園」です。東京ドーム6個分の広大な敷地に地形を生かした遊び場が充実しています。

国内最大級のアスレチックにチャレンジできる「フィールドアスレチック」や、たくさんの噴水が行く手を遮る巨大な噴水迷路「アクアベンチャー」などのアクティビティが特に人気。スリル満点でお子さんはもちろん、大人も童心に帰ってついついはしゃいでしまいそうです。
※「アクアベンチャー」では水に濡れる場合がありますので、挑戦する際は着替えやタオルの持参をおススメします。

アクティビティでめいっぱい遊でお腹が空いたら、公園奥の森林部分にあるバーベキュー場へ。食材の持ち込みはもちろん、手ぶらでもバーベキューができます(要予約)。隣接しているマス釣り場では、釣った魚をその場で焼いて食べることもできます。器材やテントを持ち込めるDayキャンプ・エリアや宿泊ができるオートキャンプ場もありますので、アウトドア上級者の方もきっと満足できるはずです。

「清水公園駅」からは徒歩10分とアクセスがよく、気軽に自然を満喫できるのが魅力の清水公園。休日には家族や友人を誘って思いっきり遊んでみてはいかがでしょうか?

途中下車の旅<2>野田・キッコーマンもの知りしょうゆ館

日本の食文化を支えてきたしょう油。普段当たり前のように料理に使っている調味料ですが、どうやって作られてきたのか・いつから日本人はしょう油を使っているのかなど、これほど身近でありながら、実は意外と知らないことが多いものです。

しょう油の大手メーカー「キッコーマン」の野田工場にある「キッコーマンもの知りしょうゆ館」では、そんなしょう油の歴史や製法がよくわかります。製造工場やもろみ熟成の見学はもちろん、展示コーナーではしょう油の色・味・香りの違いを体験できます。

しょう油づくりについて学んだあとは、「わくわくしょうゆ体験コーナー【まめカフェ】」でここでしか食べられないオリジナルメニューを満喫したり、「キッコーマンもの知りしょうゆ館売店【むらさき屋】」でお土産を買うこともできます。

また、宮内庁に納めるしょう油を専門に醸造する「御用蔵」と呼ばれる施設も見学できます。館内では、伝統的なしょうゆ醸造技術の紹介や、作業工程で使っていた装置や器具の展示をしています。ここで作られたしょうゆは売店で購入できますので、普段使っているしょう油との違いを感じてみるのもいいかもしれません。

市内には野田としょう油の歴史や江戸時代のしょう油醸造工程が学べる「野田市郷土博物館」もあります。しょう油のことはもちろん、野田市の文化や歴史にも触れることができる施設です。
※「キッコーマンもの知りしょうゆ館」や「御用邸」は施設の改修のため2020年秋まで休館中です

キッコーマンもの知りしょうゆ館

URL https://www.kikkoman.co.jp/enjoys/factory/noda/index.html

ショッピングもグルメも楽しめる船橋駅周辺も魅力!

大宮駅や途中の乗り継ぎ駅での他線とのアクセスがよく、気軽に乗り換えられるのも便利なアーバンパークラインですが、終点の船橋駅周辺も見どころたっぷり! 買い物をするなら、豊富な品ぞろえのショップや、全国各地の物産展をはじめとしたいろいろなイベントが毎週開催されている「東武百貨店船橋店」がおススメです。駅周辺にはご当地グルメや船橋で話題のメニューが味わえるレストラン、思わず写真を撮りたくなるようなオシャレなスイーツが味わえるカフェもたくさんあります。

2020年3月には列車の増発や最終列車の繰り下げ、そして待望の全線での急行列車が走り始めるアーバンパークライン。天気のいい週末、ぜひあなたもアーバンパークラインの途中下車の旅へ出かけてみませんか?

※2019年11月現在の情報です