全国初の国営公園、武蔵丘陵森林公園の魅力とは

なんと東京ドーム65個分。全長17kmのサイクリングコースもある広大な公園

武蔵丘陵森林公園は明治100年を記念して日本で初めて誕生した国営公園で、1974年にオープンしました。「森林公園」と呼ばれ広く知られています。

武蔵丘陵森林公園の面積は約304万m2で、なんと東京ドーム約65個分。南北4km、東西1kmと広いため公園内を移動するバスが運行され、全長17kmのサイクリングコースも整備されています。

沼や池など自然の景観を活かした公園内には、四季の花々が楽しめる植物園以外にアスレチック施設や日本一大きなエアートランポリンなど、小さなお子さんが楽しめる施設もあり、天気のいい週末には多くの家族連れで賑わっています。

入口は南口・西口・中央口・北口の4ヶ所。園内が広いので、行きたいスポットを事前にチェックし、その近くの入口から入るといいでしょう。南口の近くには戦国時代の築城とみられる山田城跡や古鎌倉街道も残されており、歴史の足跡を感じることもできます。

森林公園で楽しむ四季

一年を通して楽しめる武蔵丘陵森林公園。公園内には花畑が3か所あり、春にはネモフィラやアイスランドポピー、ルピナス、夏にはヒマワリやコリウス、秋には羽毛ゲイトウなどが楽しめます。
また、野草コースではカタクリやシライトソウなどの山野草が、植物園エリアではハーブガーデンやボーダー花壇でさまざまな園芸植物が四季折々に開花します。

都市緑化植物園のカエデ園も見逃せない場所の一つ。約20種・約500本のカエデが植えられており、秋には赤や黄色に色づきます。紅葉の時期にはライトアップされ、昼間とは違った景色を見ることができます。

カップルに人気。イルミネーション

秋から年末にかけてライトアップ&イルミネーションが開催されます。ハロウィンをテーマにした「森のハロウィンナイト」、カエデ園のライトアップがメインの「紅葉見ナイト」 、クリスマスをイメージした「スターライトイルミネーション」と続き、夜の森がカラフルな光に包まれます。森林公園の森にすむ妖精『モーリー』たちの物語をもとにしたラリーもあり、ファミリーでも楽しむことができます。
撮影:丹地敏明

一回きりではもったいない。季節ごとに豊かな表情を見せる森林公園へぜひ

一日では回りきれないほどの広さを誇る国営武蔵丘陵森林公園。見どころや魅力的なイベントもいっぱいで、何度もリピートしたくなるスポットです。家族連れ、カップルなど、いろいろなシーンにマッチするアトラクションやシチュエーションが用意されてるのも魅力。季節ごとに豊かな表情を見せる森林公園へ、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

国営武蔵丘陵森林公園

URL https://www.shinrinkoen.jp/

※2022年5月現在の情報です