週末は家族で近場旅! 朝霞~和光エリアの子供向け人気スポットガイド

抜群のアクセス。朝霞・和光エリアのスポットへひとっ飛び

埼玉県の南部に位置する朝霞市と和光市。東武東上線を利用すれば都心へ20分ほどで着くアクセスの良さから、東京のベッドタウンとして発展してきました。

朝霞市は、江戸時代に川越街道の宿場町「膝折宿(ひざおりじゅく)」があった地域。鷹狩りに行く大名や名刹・平林寺(へいりんじ)へ参拝に行く人々で栄えました。現在も武蔵野の自然が多く残り、住環境の良い街として知られています。8月には花火大会などが行われる「彩夏祭(さいかさい)」、10月にはアート作品の展示が行われる「朝霞アートマルシェ」などのイベントがあります。

和光市は東武東上線、東京メトロ副都心線・有楽町線の3路線が乗り入れる便利な街。一方では、湧き水が流れる場所があったり、いちご狩りが楽しめたり、移築された古民家があったりと、レジャーや散策のスポットにあふれています。

そんな朝霞市や和光市には、週末にお子さんと出かけるのにぴったりのスポットがいくつかあります。その中から、2つのスポットをご紹介します。

「りっくんランド」で楽しみながら自衛隊を知る

東京都と埼玉県にまたがる広大な敷地を持つ「陸上自衛隊朝霞駐屯地」。その敷地に隣接する「陸上自衛隊広報センター」は、「りっくんランド」の愛称で親しまれる施設です。知っているようで知らない、自衛隊の活動に関する展示が行われています。災害時の救助、平和維持などの活動の様子がわかる展示や、普段目にする機会がなかなかない戦車やヘリコプター、パラシュートなどを見ることができます。

展示館内では、3Dシアターや射撃シミュレータ、ヘリコプターのフライトシミュレータといった体験型のアトラクションがあります。装具の装着や服装体験ができるスペースもあり、つかの間の自衛官気分も味わえます。

さらに、抽選で戦車やヘリコプターに試乗できるイベントや、朝霞駐屯地の中を歩くツアー、音楽隊によるコンサートなど、さまざまな催しも開催されています。イベント時に自衛隊の豚汁やカレーが味わえる日もあります。

楽しみながら自衛隊のことを深く理解できる。「りっくんランド」はそんな施設です。

陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)

URL https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/prcenter/index.html

身近なアウトドア体験は「朝霞の森」で

東武東上線「朝霞駅」から歩いて15分ほどのところにある基地跡地暫定利用広場「朝霞の森」。2012年11月に米軍基地跡地の一部を開放した、武蔵野の自然がたっぷりと感じられる広場で、広さはおよそ3haもあります。名前は市民からの公募によって決められ、運営も市民参加型という珍しいスタイルで行われています。

園内は多くのアクティビティに対応できるようエリアが分かれており、最近の公園では禁止されていることが多いバットやボールを使った遊びができるエリアが設けられているなど、禁止事項がとても少ないのが特徴です。敷地内にはバーベキューができるスペースもあり、休日には多くの家族が空の下での食事を満喫しています。

また、朝霞の森では定期的に、地域団体がプレーリーダーとなって、木登り、穴掘り、火遊び、工作などを子どもたちに教えてくれる「プレーパーク」も開催されています。「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにした催しで、事前申し込みなどは必要なく、参加費は無料で、午前10時~午後4時の開催時間中は自由に出入りができます。

プレーパークは主に小学生を対象にした企画ですが、未就園児や未就学児を対象にした「トカイナカ」という活動もあり、泥んこ遊びや探検ごっこ、たき火など魅力たっぷりのイベントが行われています。

ぜひ、お子さんと一緒に身近なアウトドア体験に出かけてみてください。

基地跡地暫定利用広場「朝霞の森」

URL https://www.city.asaka.lg.jp/soshiki/52/asakanomori-kaien.html

朝霞・和光で非日常の体験をする

交通の便がとてもいい朝霞・和光エリア。都心からならあっという間に着いてしまう場所ではありますが、田舎に出かけるだけが旅ではありません。一度訪ねれば、「来月もまた来よう!」と思えるような魅力的なスポットが、朝霞や和光にはあります。

あなたも、次のお休みのお出かけプランにぜひ、「りっくんランド」や「朝霞の森」を加えてみてはいかがでしょうか。

※2019年12月現在の情報です