庶民文化と時代の最先端が溶け合う東京屈指の一大観光エリア「浅草エリア」

"変わらない"と"新しい"が同居する町・浅草

(浅草寺)

国内外から訪れる観光客で連日大盛況の東京下町・浅草。訪れる人々は年々増加し、年間観光客数5000万人以上を数える、東京のみならず日本を代表する観光地です。

浅草は江戸時代より繫華街として栄えていて、浅草寺・雷門から始まる「仲見世通り」や日本で最初にできた遊園地「浅草花やしき」、落語や漫才、手品などの芸が楽しめる都内最大の寄席「浅草演芸ホール」などが現在でも変わらない下町の雰囲気を感じさせてくれます。

近年では、隅田川を挟んだ対岸にある「東京スカイツリー®」と合わせて訪れる人も多数。また、全国各地の地産セレクトグルメや伝統を活かしたモノづくり商品を扱う「まるごとにっぽん」、台東区を訪れる人々に役立つ情報・サービスを提供する「浅草文化観光センター」などの新しい名所も人気となっています。

訪ねるたびに新たな発見がある浅草。ついつい足を運びたくなるような"引力"を感じる街です。

伝統と革新を重んじる浅草観光のスタート地点

(浅草寺)

浅草に来たら必ず「浅草寺」に足を運ぶ、という方も多いと思います。 632年創建の浅草寺は都内最古の寺として下町の人々の信仰を集めてきました。東京を代表する祭りである三社祭やほおずき市、羽子板市など年中行事も盛んで、正月の参拝客数は常に全国トップ10に入っています。

浅草の玄関「雷門」前は、記念撮影をする観光客が常に溢れかえっています。雷門をくぐると見えてくる「仲見世通り」は江戸時代から続く日本で最も古い商店街の一つです。江戸から明治への移り変わりや関東大震災、東京大空襲を乗り越え、現在の姿となったのは1992年11月。1994年には電線の地中化が実現し、電柱が景観を邪魔しないスッキリとした街並みになりました。現在は全長約250メートルの参道に約90の土産屋や甘味店が立ち並び、参拝客は日本の伝統工芸や民芸品、職人の技が光るお菓子に目を奪われながら先へと進みます。

仲見世通りの奥にある「宝蔵門」を抜けると、本尊の聖観音像が安置された「本堂」の雄大な姿が目に飛び込んできます。本尊は"絶対の秘仏"であり拝観はできませんが、毎年12月13日になると本尊の代わりとなる『御前立本尊』が開帳されます。この日は観音さまをひと目見ようと多くの参拝客が押し寄せ、浅草の観音信仰の熱気が感じられます。
夜には色鮮やかなLEDライトで灯された幻想的な本堂や雷門が夜空に浮かび上がり、昼とはまた違った浅草寺の表情を見ることができます。

定番の和菓子から流行りのスイーツまで...。浅草は土産の宝庫

(浅草寺)

浅草を代表する数々のお土産は、誰もが一度は口にしたことがあるような有名なものばかり。お土産を渡す際には浅草の話題で盛り上がること間違いありません。

雷門のすぐ脇にある「常盤堂 雷おこし本舗 雷門本店」では、定番の雷おこしを買い求めることができます。砂糖と水あめを使った伝統的なおこしの他、キャラメルやココナッツといった一風変わった味のおこしも取り扱っています。

甘いものが苦手な方には「亀屋」のお煎餅がおすすめです。うるち米からしょう油にいたるまで吟味された高級食材を使用しており、熟練の職人が一枚一枚手で焼いています。亀の甲羅のような六角形の亀せんべいも「亀屋」ならではです。

和菓子よりも洋菓子派という方なら「浅草シルクプリン」が喜ばれるでしょう。産地にこだわった新鮮な素材とスプーンからとろけ落ちてしまいそうな滑らかさが自慢のプリンは、今や浅草の新名物。各種メディアでも取り上げられる人気店です。

これらのお土産は小分けで買ったりイートインもできますので、お土産としてはもちろん現地で味わうのも大きな楽しみの一つとなるはずです。

常盤堂 雷おこし本舗 雷門本店

住所 東京都台東区浅草3丁目6番1号
電話 03-3876-5656
URL https://tokiwado.tokyo/

亀屋

住所 東京都台東区浅草1-37-1
電話 03-3844-7915
URL http://www.asakusa-nakamise.jp/store/pop.php?sid=74

浅草シルクプリン

住所 東京都台東区浅草1-4-11
電話 03-5828-1677
URL https://silkpurin.com/

何回でも感じる驚きと喜び。浅草観光は1度だけじゃもったいない

日本の伝統とこだわりがつまった浅草。訪れれば訪れるほど新しい持ち味が見つかります。まだ訪れたことのない方はもちろん、リピーターの方もまだ気づいていない浅草の一面を知ることができるはずです。

駅からのアクセスもよく、気軽に足を運べるのも魅力の一つ。ご家族やご友人、パートナー......どんな人を誘っても楽しめる観光スポットです。

浅草への旅は便利なフリーきっぷ、周遊きっぷがオススメです。お求めはご旅行当日に浅草~北千住、曳舟~亀戸間の各駅などで購入OK。浅草周辺には他にも魅力あふれるスポットがたくさんあります。お得なきっぷを手に、ぜひ下町情緒を心ゆくまで味わってください。

※2019年9月現在の情報です